カテゴリ:翻訳のこと( 3 )

土曜日は1日出かけていました。
日本人もイギリス人も含めて、イギリスで日本語関係の通訳者・翻訳者として活動している方たちの団体の会合兼勉強会だったのです。
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普段は朝から出かけることはほとんどありませんが、この日は通勤時間と同じくらいに家を出ました。
寒い朝でしたが、土曜日だったので電車もバスも混んでおらず、快適。
まだ人が少ない街にいるというだけで、なんだかちょっと得した気分ですよね。
気持ち良い1日のスタートになりました。

この会には2年ぐらい前に入会しました。
通訳の方はそうでもないと思いますが、翻訳の仕事をフリーランスでしていると、人に会わずに家にこもっていることが本当に多いのです。
仕事のやり方も自己流、あるいは試行錯誤になるので、めまぐるしく状況の変わるインターネット時代に取り残されないかと不安になりやすいもの。
でもこの会に入ってからは、普段からメーリングリストで情報交換や質問もできるようになったし、会員の方に年に何度かお会いして直接お話しすることで交流も深まってきたし、本当に助かっています。

イギリスでの活動が長い日本人の方や、日本語ペラペラのイギリス人の方など、みなさん、お互い支え合おう、共に学ぼうという姿勢で、知識や経験を惜しみなく話してくださいます。
とても和やかな雰囲気なので、まだまだ新参者の私にも「あれ? この前ご挨拶しましたよね?」と声をかけてくださる方もいらして嬉しい。
普段は同僚もなく一人なので、貴重な経験をうかがったり、ちょっとした話を聞いてもらえたり、相談できたりするのは、本当に心強いのです。

この日は、経験豊富なゲストの方のお話を聞いたり、みんなで話し合いながら訳してみたり、会のこれからについて話し合ったりして、朝から夕方まで建物から一歩も出ずに充実した1日でした。

先輩やお仲間と話ができるのはとても心強いことですが、みなさんの活躍が良い刺激になるのことも、またとてもありがたいこと。
この日は特に通訳の方たちの頭の回転の速さ、お話のうまさに感心しっぱなしでした。
家であまり話さずにいることが多いせいか、昔はおしゃべりだった私も、今ではなんだか言葉がつっかえてしまって出てこないのです。英語だけじゃなく日本語でさえも!
やはり日々の訓練、努力は大切だと実感したので、私もみなさんを見習ってもっと勉強しなくては!

みなさんにいろいろ教えていただいたお返しに、私も何かできないかと思ったのですが、この日、私が貢献できたのは、大ブレイクしたピコ太郎のPPAPをご存じない方のために全編フリ付きで披露したこと(はい、軽く歌いましたよ・笑)、そして彼をプロデュースしている設定の古坂大魔王が実はピコ太郎本人で、PPAPの後に続編も出し、武道館ライブも決まったという情報をお伝えできたことでしょうか。
「よく知ってるねぇ。本当にイギリス住んでるの?」と言っていただけたのは、ある意味褒め言葉ととっておきましょう!笑
おもしろいこと、大好きなんです。

でも次は翻訳のことで貢献できるようにガンバリます!
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会場の最寄り駅だった地下鉄トットナムコートロード駅。
この周辺は新しい地下鉄エリザベスラインに向けて数年前からずっと工事をしているのですが、駅の改札から外側はすっかり新しくなっていました。

会合の後は、新年会と称して和食のお店に行ったのですが、それはまた話が変わるので、次回にしますね。
まるで日本の居酒屋さんにいるみたいに感じられて、不思議な感覚だったんですよ。


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by londonsmile | 2017-01-24 19:08 | 翻訳のこと | Trackback | Comments(4)
翻訳のお手伝いをした本が11月30日に刊行されました。
私はお手伝いをしただけですが、訳していてもその世界にひきこまれていくような面白い本だったので、ぜひご紹介させてください。
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タイトルは『アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書』。
アメリカの数々の大学で20年以上にわたってスピーチの授業に使われている教科書を、狩野みき先生が日本向けに編集して監訳されました。

まず、私たち日本人にとっては、大学生の時からスピーチの授業を受けているという時点でちょっと驚きですよね。
一般に欧米の人たち、特にエリートの人たちは、人前でいとも簡単に堂々と話している印象がありますが、それは学生時代からのこういう勉強にも支えられていたんですね。
それに若いうちから自分の言いたいことを上手に伝えようと意識することで、社会人になっても仕事上のプレゼンだけでなく、プライベートでもコミュニケーション上手になっていくのではないでしょうか。
ただ何となく話しているのと、わかってもらおうと意識して話すのとでは、やはり結果も違ってきますよね。

この本では、スピーチの構成から話の内容、言葉の選び方、説得の仕方、資料の使い方、声の出し方まで、具体的なスピーチの例やテクニックを交えながら、どうしたら言いたいことがより伝わるかを詳しく説いています。
仕事のプレゼンだけでなく、人を紹介する時の話し方や授賞式でのスピーチなど、さまざまな場面で人前で話すコツにも触れていて、日常生活へのヒントもたくさんありました。

具体的なスピーチの例では、(原書では特に)アメリカの歴史や文化、社会問題に関わる内容が題材にたっぷり使われていて、スピーチの勉強をしながら学生の視野を広げる内容になっているのが教科書として素晴らしいと思いました。
個人的にはアメリカについて学ぶことが多くて楽しかったです。

もう一つ個人的なお話をすると、この本は私にたくさんの記憶を蘇らせてくれました。
私はアメリカ式の大学教育を受けたので、実はスピーチの授業を受けたのです。
おそらく違う教科書を使った(と思う)のですが、この本を読んでいて、そうそう、そういえばこんなことやった気がするなあ、とおぼろげな記憶が戻ってきました。
当時、英語の授業についていくのが精一杯だった私には、詳しい内容は頭に入らなかったようで、今思うと、それはとても残念。

それだけでも懐かしいのに、授業のことをなんとなく思い出すうちに、アメリカの影響を大きく受けていた学生時代の自分のことが次々と思い出されて、過去の自分が今の自分を支えてくれているような気がしました。
のんきな学生時代だったけれども、あの時があって今があるんだなあ、なんて。笑

お仕事なのに、こんなに楽しませてもらって申し訳ないと思うくらい面白かったこの本。
私にとって心に深く残る1冊になりそうです。

お店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
アマゾンのKindle版も出ているので、海外の方でも今すぐ手に入ります♪


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by londonsmile | 2016-12-02 18:34 | 翻訳のこと | Trackback | Comments(2)
ロンドンに越してきてからも翻訳の仕事をしていますが、日本でしていた仕事の延長で、これまではビジネス関係が多かったのです。
でも、もともと本を読むのが好きで、本の関係で翻訳ができたらいいなーと思っていたところ、最近は少しずつ出版関係のお仕事もさせていただけるようになりました。
これからは本の宣伝も兼ねて(笑)、掲載許可をいただいたものはブログにも載せていきたいと思います。

記念すべき最初の本はこちら!

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先月刊行になったばかりの『英訳&手ぬぐい付き 日本の寿司:A Visual Guide to SUSHI Menues: With Tranditional Japanese TENUGUI Towel (Bilingual English and Japanese Edition)』(日本文芸社)。

お寿司について、そしてネタになる魚について、日本語と英語の両方で詳しく説明した本です。
お魚の説明は、生息地や名前の由来、江戸前の寿司ネタにする時の調理方法から名前の漢字の意味、由来まで、本当に幅広く、お寿司好きの私も初めて知る情報が満載でした。
お寿司の本なんていう楽しいお仕事をいただいただけでもありがたいのに、遠くからやってきた魚を職人さんが丁寧に調理してくれて初めて食べられることが改めてわかり、これからはお寿司をますます愛しく思ってしまいそうです。

この本、外国人の方へのプレゼントに喜ばれるんじゃないかと思うんです。
最近はお寿司、世界の広い範囲で人気ですしね!
日本語と英語が併記されているので、外国人の方と一緒に見ていただいても話がしやすいし、日本語ができない人でも、本をお寿司屋さんに持って行って本から注文することもできそうです。

また付録で付いている手ぬぐいも、背景にさりげなく魚の名前がたくさん盛り込まれた柄だったりして、なかなかかわいゆいのです。
手ぬぐいの使い方も図入りで説明がついていますよ。

実際に翻訳されたのはDaniel Jacob Gonzálezさんで、素晴らしい英訳のお手伝いをさせていただきました。
日本人の私としてはやはり英訳には苦労するので、こういう現場で英訳を見せていだけて、とても勉強になりました。

本屋さんにも並んでいると思いますが、確実に手に入れたい方はアマゾンhonto、楽天ブックスなどで扱っているようです。
よかったらご覧になってみてくださいね。

(上のリンクで、この本のページが開くようにリンクを貼ったつもりですが、楽天だけなぜか貼れません・汗
あとでまた試してみて、貼れたら、この部分は削除しますね)


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by londonsmile | 2016-07-10 07:42 | 翻訳のこと | Trackback | Comments(0)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活ももう直ぐ11年。20歳の時に好きになったイギリスは今も好きです。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile