カテゴリ:アイルランド2014( 22 )

ロンドンデリーの町と世界遺産のジャイアンツ・コーズウェイを見た後は、北アイルランドで一番大きな街ベルファストにやってきました。

その日のホテルの予約が確定していなくて、到着してから慌てて他を探すというインディーさんにしては珍しいアクシデントがあったのですが、すぐにホテルが見つかったので問題なしということで。
ちなみに、ベルファストは英国になるので、携帯も普通の国内料金でかけられて安心でした(笑)。

午後に到着して1泊しただけという短い滞在でしたが、ぐるぐるとあちこち歩き回ってみましたよ。

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街の中心ともいえる市庁舎の前は、観光客や地元の人でにぎわっていました。
ベルファストは思っていたより小さな街でしたが、ビクトリア時代のこの市庁舎をはじめとして、英国風な古い建物がたくさん残るきれいな街でした。

私たちはあまり時間がなくて行かなかったのですが、市庁舎は内部も見学できて、じゃがいも飢饉や、沈没事故で有名な豪華客船タイタニック号のステンドグラスが美しいそうです。

タイタニック号の進水地でもあるベルファストには、タイタニック・ベルファストというタイタニックの博物館が2年前にオープンしています。
わが家は2人ともタイタニックの映画さえ見ていないので(私は船が沈むとわかっている映画なんて怖くて見られないのです・笑)博物館にも行かず、ただただ街をふらふらと歩き回りました。
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ところどころで見かけた落書きアートがかわいかったです。
おみやげ屋さんもちらほらあったものの、北アイルランド最大の街にしては人通りが少なめで、ちょっと寂しい気もしました。

実は私たちがベルファストを去ってからほんの数日後に、市内でアイルランド独立関連のデモがあり、けが人も出たようです。
そしてインディーは、私と別行動している間に、北と南の人が激しい言葉で言い争っているのも目撃したそう。
緑の美しい穏やかな街なのに、やはり独立問題は進行形なんだなーと感じた出来事でした。

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さて、よく歩き回ったので、そろそろ晩ご飯にしましょう。
この日、ふと目にとまったのは、ちょっとユニークな雰囲気のお店でした。
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Harlem Cafeは、デコレーションはクラシックなアンティーク風、テーブル周りはモダンという、新しいものと古いものがバランスよくマッチしたボヘミアーンなスタイルでした。
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メニューが豊富で、イギリス料理から地中海、中東風、ちょっとアジア風から選べました。
ご飯もなかなか美味しく、お店の人がとても気さくで、何よりもアートっぽい雰囲気をたっぷり味わえるすてきな空間でした。
どうも私はこういうお店が好きみたいです。

次回は北アイルランドを出て、いよいよアイルランドの首都、ダブリンに向かいます。
久しぶりに博物館に入ったので、そのお話もちょっとしたいと思っています。


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by londonsmile | 2014-10-14 00:33 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)
長引いているアイルランド旅行記も、都市部を残すのみとなりました。
あとちょっとだけおつきあいくださいね♪

今日は北アイルランドに入り、ロンドンデリーという町のお話です。
がその前に、そもそもどうして「北アイルランド」って言うんでしょう?
実は北アイルランドと呼ばれる地方は、国としてはロンドンと同じ英国なんです。


アイルランドはもともと独立した国でしたが、19世紀に英国に合併され、支配されていました。
その後、1920年代に独立したものの、北部の6州には英国から入植したプロテスタントの英国人が多かったので、そのまま英国に留まったのでした。
(アイルランドではカトリック教徒が多いのです)
でもその後、南北統一を目指す動きが常にあり、内戦や争いが絶えませんでした。
私がロンドンで学校に行っていた20年前には、ロンドンでもIRA(アイルランド共和軍)が地下鉄に爆弾を仕掛けるという事件が多く、通学途中に急に電車が動かなくなることがしょっちゅうあったんですよ。
(こういう話をするとおばあさんのような気分になります・笑)
特に北アイルランドでは争いの数も、犠牲者も多かったそうです。

実は今回の旅行の計画中、インディーは、争いの跡が多くて悲しい気持ちになるから北アイランドには行きたくないと言っていたんです。
外国人の私としては、それも含めて経験してみたかったので、少しでいいからと、北アイランドも日程に組み込んでもらいました。
ほんとに少しで、1泊だけでしたが(笑)!

ロンドンデリーの町は私が思っていたよりずっと小さくて、ちょっと拍子抜けしました。
「ロンドンデリーの歌」という歌が大好きで、ずっとロンドンデリーに行ってみたいと思っていたので、妄想が膨らみ過ぎたのかもしれません(笑)。

最初の写真は、ロンドンデリーのシンボルである城壁から見たギルドホール(現在は市役所)。
旧市街地とぐるっと囲む城壁は17世紀に作られたそうです。
こうしてみると、ロンドンデリーはやはりしっとりした情緒ある町で、長年憧れていた私としては嬉しかったです。

町並みも美しい♪
ロンドンデリーは16世紀にプロテスタントとして入植してきた英国人が作った町なんだそうです。
言われてみれば、建物も英国的要素が強いかも。
そして、もともと英国人が多いから、なかなかアイルランド統一に至らないんですね。
複雑だなあ。
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この坂道を上ったところがザ・ダイアモンドという広場で、城壁のおへそ部分になっていました。

お天気のせいもあってどことなく寂しい雰囲気だったのですが、あちこちに鮮やかな色が♪
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毛糸で編んだものが飾り付けてあったのでした。
町のあちこちで見られたので、なにかお祭りとかキャンペーンをしていたのかもしれません。
ロンドンでも木を飾り付けることはありますが、毛糸というのはアイルランドで初めて見ました。
(アイルランド旅行の最初の方のブラーニー城でも見たのでした。その時のことはこちら!)
この毛糸が古い建物の間でカラフルなアクセントになっていて、気分が明るくなりました。
アイルランドは雨が多いと聞いているけど、毛糸が濡れちゃっても気にしないのね、きっと(笑)。

ところで車で北アイルランドに入っても、すぐに景色が変わるわけではありません。
最初に国が変わったんだなあと気づいたのは、道路の表示がキロからマイルに変わったのを見た時でした。
EUの影響が強く、通貨もユーロを使っているアイルランドでは、距離はキロメートルで表示されていますが、なにかと頑固な英国は、EUのメンバーでありながら今でもマイル表示。
通貨ももちろん独自のポンドだしね。

もうひとつ国が変わったと気づくのは、掲げられている旗。
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(この写真ではたまたまイスラエルの国旗も一緒に写ってますが、これはちょっと例外デス)
ロンドンで国旗を見ることはあまりないのですが、北アイルランドでは英国連邦全体のユニオンジャックの旗や、北アイルランドの旗が掲げられているのを本当によく見ました。

あともうひとつは、人が話す言葉かな。
北アイルランドの人は話すのがすごく早く感じられ、アイルランド南部の英語とはイントネーションも違っていて、慣れるのに時間がかかりました。
国が違うとはいえ、同じ島にありながら訛りまで急に変わるなんて、やっぱり文化が育つには「人」が大きく関わっているんですね。

観光案内所をのぞいてみたら、争いのあった場所巡りのツアーが多く、あまり気が乗らなかったので、目についたかわいいお店で甘い物で休憩。
時間もちょうとイレブンジズ(午前のおやつ)の時間ですもんね!
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このティールーム、とてもかわいかったのですが、全体的にガランとしていてちょっと不思議な感じだったんです(笑)。
というのも、もともとはオーダーメイドのケーキを作ることがメインのお店だったようで、ティールームは付け足しだったみたいです。
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ウェディングケーキとか、お誕生日のケーキとかでしょうか。
私たちがいる間にも大きな3段のケーキを受け取りに来た人がいました。
人の生活が見えるのって、なんだか嬉しいな。
北も南も関係なく、結婚式やお誕生日はみんなお祝いするんですもんね。

ロンドンデリーを後にして、世界遺産のジャイアンツ・コーズウェイへ。
既に投稿しているので詳しくは触れませんが、火山活動でできた有名な玄武岩の石柱のほかにも自然がたっぷりで見どころ満載でした。
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チケット売り場から玄武岩の群れがある場所までは結構な道のり。
バスも出ていますが、ここをゆっくり歩くことで、ジャイアンツ・コーズウェイの規模の大きさをじっくり感じることができて良かったです。

自然の偉大さを感じられる本当にオススメの世界遺産。
チケット売り場にはよくできた模型や映像付きで説明されていました。
珍しい石の上や小高い丘の上を実際に歩くことができるので、しっかりした靴を履いていくとたっぷり楽しめます!
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ベルファーストも一緒に書いちゃおうと思ったのですが、すでに長くなったので、また次回に。
こうしてどんどん旅行記は長くなるのでした!
気長に、細く長くおつきあいいただけると嬉しいです♪


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by londonsmile | 2014-10-12 20:51 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)
今回はお待ちかね、アイルランドで何を食べたか、というお話です。

といっても、旅の時間を優先していたので、すてきなレストランを予約していたわけではなく、お腹が空いた時や、感じの良いお店を見かけた時にご飯にしていたという行き当たりばったりな食生活。
英国にもよくあるものをパブで食べたちもしていたので、毎回どこで何を食べたか、というよりも、どんなアイルランドらしいものを食べたか、あるいは飲んだか、というお話をしたいと思います。
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これはアイルランド料理の牛肉ギネス煮込み(Beef and Guinness)。
ギネスの味は特にしませんでしたが、飛込みで入ったなんていうことのないお店でもお肉が柔らかく煮えていて美味しかったです♪
他にはラムを使ったその名もアイリッシュシチューもアイルランド名物なのですが、最近ちょっとラムが苦手になってきているので断念しました。
煮込み料理なので、見た目はこのシチューにちょっと似ていたような(笑)。

そしてこうした煮込み料理によく付いてくるのが、ソーダブレッドというこれまた名物のパンです。
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これは発酵不要のパンで、食感がやや荒め。でもその素朴な味わいがよいのです。
B&Bやホテルでも自家製を作っているところが多く、切り分ける前は上の写真のような感じ。
左下はB&Bの朝ご飯に出てきたトーストなんですが、今回お世話になったB&Bはどこも、左側のソーダブレッドと普通のトーストがこうして両方で出てきました。

そしてB&Bに泊っていた間は、朝ご飯の比率が高かったので、やっぱり印象深かったです。
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フルブレックファーストは英国(文化が似ているアイルランド含む)の名物料理みたいに言われていますが、今の時代は家庭でこのご飯を毎日しっかり食べている人は少なく、だいたいはシリアルとかトースト、食べても卵とかベーコンぐらいで軽く済ませているんじゃないかと思います。
なので、こういうしっかり朝ご飯を食べるのは主に旅行の時のお楽しみ。
旅館に泊まった時に朝からしっかりご飯とお味噌汁とお魚まで食べちゃったりするのと似ている感覚だと思います。

アイリッシュブレックファーストとイングリッシュブレックファースト、違いはなにかというと、その答えは「あまりない」(笑)。
ただ場所によっては、写真右下のポテトケーキのようなもの(たぶんつぶしたポテトと小麦粉などを混ぜて焼いていると思われる)や、ブラックプディングという血のソーセージ(写真右下のまあるくスライスされたもの2つ)も登場率が高かったようです。

ちなみにブラックプディング、たいていな黒っぽいものが多かったのですが、この写真の時は2種類ありました。
味が微妙に違うものの、どう違うのか、など詳しいことはわかず・・・。
血のソーセージって怖い!と思うかもしれませんが、レバーみたいな感じで、言葉で感じるよりはずっと普通に美味しいものだと思います。
個人的にはそんなにたくさんは要らないなーとは思いますが!

そしてアイルランドといえばポテトが名産。
(この辺りからちょっと写真がアップ気味になります。なんだか直らないの。お許しくださいマセ)

普通のジャケットポテトも、美味しく感じられました。
ちなみに英国でもアイルランドでも、オーブンで焼くベイクドポテトのことを「ジャケットポテト(Jacket Potato)」と言って、軽食によく食べられています。

パブのご飯によく付いてくるチップス(太めのフライドポテト)は、小麦粉を混ぜて加工しているものずいぶんあるのですが、アイルランドではポテト100%のものを使っている率が高く感じました(わが家の個人的経験&感想)。

旅行中は、海辺にもずいぶん行ったので、海の幸も堪能♪
これはゴールウェイ(Galway)の近くのSalt Hillという海辺の町にあったThe Fishermanというレストランで食べたロブスター♪





ガラス張りでモダンな感じのお店で、外国人にもすごく入りやすい雰囲気でしたよ。
お魚が盛大にディスプレイされていてゴージャス、店員さんもとても気さくでした。

ちなみにゴルウェイの2泊目ではイタリアンのお店でシーフードのリゾットにしましたが、アサリもたっぷり入って美味しかったです。

こちらはドニゴール(Gonegal)のレストラン、Old Castle Bar & Restaurant
ここでは2人分でオーダーするシーフード・プラッター(シーフード盛り合わせ)を。

単なる焼いたお魚だけじゃなく、お魚とポテトのコロッケとか、カニ、スモークサーモンなんかも入っていて、見た目もお腹も大満足。
前菜抜きにして大正解でした(笑)!

このレストラン、町一番の観光スポット、ドニゴール城のすぐ脇にあるので、ご飯を食べながら暮れていくお城を眺めることができました。
わが家には珍しくロマンチック(笑)。

そしてアイルランドと言えば、忘れてならないのがのギネス!
スタウトという種類の黒ビールです。




以前にギネスは他の土地で飲むと味が変わってしまう(Guiness doesn't travel)とアイルランドの知り合いに聞いたことがあり、アイルランドでギネスを飲むのを楽しみにしていました。
そこで今回は、ほぼ毎食事にギネスをオーダーして味を確認し、その味を覚えているうちにロンドンに戻ってから何度か飲んで研究を重ねてみましたよ(このエネルギー、何か別のことに使えないのか?笑)。

まずアイランドで飲んだ生のギネスは、泡が細かくてベルベットのよう。
グラスに口を付けると、まるであちらの方から唇にすっと寄ってきてくれるように感じ、なんだかお酒と心が通じたような気持ちで飲み始めることができます。
味自体は、実はギネスをしばらく飲んでいなかったので、滞在中にはコクがあって美味しいということしか観察できませんでした(笑)。
でもその味をしっかり覚えてロンドンに戻り、比べてみると、ロンドンで飲むものは全体に水っぽいなあと思えたんです。
味も、泡の感触も。

ちなみにアイルランドで缶入りのギネスを買ってきたので、それも試してみましたが、泡の感じ、味ともに、ロンドンの生ギネスよりアイルランドの缶ビールの勝ち!
缶や瓶のギネスが一番多く生産されているのはアフリカの国、という話も聞いたことがあるので、水や生産地の気候が変わると味にも影響があるのかなあとも思います。
あと、アイルランド産でも、移動しているうちに味が変わっちゃうとかね。

とにかく私の結論は、「本物のギネスはアイルランドにあり!」
って、本当によく言われていることで、目新しくありませんが、これは実感として本当にそう思います。


ちなみにギネスはミネラルたっぷりで栄養価が高いそうで、出産後にはギネスを飲むようにお医者さんや助産婦さんも勧めるそうだし、少し前までは献血をした後にはギネスを飲ませてくれたそうです。
上の写真は昔のギネスの広告ですが、特に真中は「ギネスを飲めば力持ち(Gueinss for Strength)」なんて書いてあるでしょ。

コクがあるので、ゴクゴク飲むというよりチビチビと味わう感じ。
日本のビールと違う味わいをぜひ試してみてくださいね!

アイルランドにはギネスにちなんだ食べ物やお土産物も多く、これはギネス味の手づくりチョコレート。


見た目だけじゃわからないですよね。
そして食べてみても、あんまりわかりませんでした(笑)!
美味しいんだけど、ギネスの味は私には感じられず・・・。
でもギネス研究の良い記念になりました♪

そして今回、ギネスと同じくらい今回ハマった飲み物が アイリッシュコーヒーでした。
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これはコーヒーに砂糖、生クリーム、アイルランドのウィスキーを入れたもの。
あったかくて、甘くて、でもウイスキーが効いているからか、どこかさっぱりしていて、食後の飲み物として最高です!
私はほとんどデザートは食べずに、アイリッシュコーヒーを飲んでいました。
強いんじゃないの?と思うでしょ。
結構効いていい気分になれますよ♪ヒック!

というアイルランドでのわが家の食生活でした。
ダブリンでご飯を食べたお店は、食べ物自体よりもお店の印象が深かったので、また街と一緒にご紹介しますね!


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by londonsmile | 2014-10-06 02:42 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)
前回はアイルランドの田舎で泊ったB&Bのお話をしたのですが、そこにすてきなコメントをいただきました。

コメントをくださったT子さんは、イギリス旅行をされる時には一泊目だけ宿を予約して、あとはレンタカーで田舎巡りをしながら、その日に泊まる宿はその日に決めるという旅をされていたそうです。
(私が今回旅行したのはアイルランドですが、どちらの国も似たようなシステムです)
このお話をうかがって思い出したこと、思ったことがあったので、ご飯編の前に、B&Bのつけたし編のお話をさせてくださいね。
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(今回一番気に入ったO'Leary Farmの食堂。
朝日が射し込む様子が美しかったです)

その日の宿はその日に決めるという旅、ヨーロッパではよくあるやり方で、今もそうしている人は多いのです。
私自身は経験がないのですが、日本ではあるのかな?
自転車で北海道を旅行していた学生の時にも、民宿やユースホステルのようなものは一応予約してあったような気がします。
でも友達に任せっぱなしだったので、あんまり記憶になく・・・。

今回のアイルランド旅行でも、インディーは車で自由に走り回って、その日の宿を適当に決めたかったようなんですが、夏休みの時期で、どのくらい空き室があるのかわからなかったので、やめることにしたんです。
蓋を開けてみたら、あちこちのB&Bに空き室があったんですけどね(笑)!
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(またまたO'Leary Farm。ここは入り口です。
B&Bでは、滞在客とオーナー家族とは、入り口も部屋も分けてあることが多く、お互い気を遣わないようになっています)

T子さんは、午後3時ぐらいになるとB&Bを探し始めて、お部屋を見せてもらって決めたそう。
その場で宿を決めることの良さは、なんといっても実際にお部屋を見られることですよね!
日本人としては、お部屋を見て気に入らなかったらどうしよう?と考えてしまいがちだけど、こちらの人は気にしないようなので、そこはどしどし見せてもらっちゃっていいみたいです。
これは、こちらの友達にも確認済み。
フランスで同じように旅した時も、実際に部屋を見せてもらってあれこれ決めたそうで、とても楽しかったという話を聞いたことがあります。

ここまで書いて気づきましたが、テント暮らしが大好きなインディーは「宿では眠れればいい」と思っている傾向があるので、どんなところでもオッケーと言ってしまいそうな気も。
プラス、あまりノーと言いたくない人なので、わが家ではやっぱり、この方法、ちょっと要注意かもしれません(笑)。

ちなみに、大抵のB&Bの入り口のところには、満室(No Vacancies)とか、空き室あり(Vacancies)という表示がしてあるので、わかりやすいことが多いです。
料金を外に表示してあるところもありますよ。

ご経験豊富なT子さんでも、暗くなっても良い宿に出会えず、結局あまり気に入らない所に泊まったこともあるそうです。
でも今思い返してみると、そういう宿の方が不思議と思い出に残っているんだとか。
それも旅の愉しみなんですよね。T子さん、旅の達人!

そんなT子さん、ネットで宿を予約するようになった今は、ちょっと味気ない気がしているそうです。
自身は、手紙の時代にはロンドンの安宿としてのB&Bにしか泊ったことがなく、その時は観光案内所などで紹介してもらっていたのですが、手紙を書いていた時代のことは覚えています。
手紙なんていうと今や大昔みたいですが、留学していたのはほんの20年前のこと。
さすがに船じゃなくて、飛行機はありましたよ(笑)。

インターネットは本当に便利で、ロンドンの街中にいながら、日本にいる妹と携帯電話でなんと無料で電話で話せるようになりましたし、SNSを使って、日本どころか世界中にいる友達が今日何をしたか、写真付きで知ることができます。
日本のことだけじゃなく、世界中からの情報を家にいながら、いえ外出先のスマホでも、いつでも知ることができます。

でも、すべてが早くて便利になったと同時に、減ってしまったものもありそうです。
例えば手紙を書いて返事を待つワクワクあるいはドキドキの時間、目の前にいる景色をゆっくり眺めて、目の前にいる人とじっくり話す時間。

B&Bをその場で決める旅には、なんとなくそんな時間が残っているような気がしました。
ホリデーの時ぐらい、のんびりしてもいいですよね。
(個人的には、私は年中のんびりしているんですが、それはおいといて!笑)
やっぱり次はその日の宿を探しながらの旅、やってみようかな。

T子さん、貴重なご経験のお話を聞かせてくださって、どうもありがとうございました。
いろいろなことを感じ、考えることができました。
またいろいろ教えてくださいね!
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(O'Leary Farmはバスルームが広かった!6畳ぐらいは軽くあったと思います。
スペースが広いのも田舎のよいところ。特にアイルランドはお家が全体に大きいと思います)


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by londonsmile | 2014-10-02 18:50 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)
またまた休憩したところで、アイルランド旅行紀を続けます♪
もう少しおつきあいくださいね!

これまでは、
アイルランドにフェリーで渡り
クリスタルの町を通って、
ブラーニー城でサプライズをしかけられ、
観光の町キラーニーに到着して、
ケリー国立公園で自然を堪能した後、
さらにゴールウェイまで駆け抜け
憧れのアラン島に行き
巡礼地とドニゴールの町を訪ねたんでしたね。

(だんだん「寿限無」みたいになってきましたな!笑)

今回のアイルランド旅行では、実はB&Bに泊ることが多かったのです。
B&BはBed & Breakfast(ベッド・アンド・ブレックファースト)の略で、文字通り朝食込みの宿のこと。
ロンドンや大きな街ではホテルに比べて簡易な安宿という印象ですが、地方に行くとホリデー客用のB&Bも多く、温かい家族経営のすてきな宿も多いんです。
日本で言うと民宿のような感じかなーと思いましたが、もっと踏み込んで、親戚のおばさんのお家に泊めてもらっている感じと言いたい(笑)!
B&Bは、ランドレティーと呼ばれる女主人あるいは奥さんが切り盛りしていることが多いのです。

今回泊ったB&Bはどこも温かい家族経営風で、オーナーさんの親切に触れることが多く、楽しい経験だったので、今日はまとめてご紹介してみようと思います。
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アイルランドで私たちが利用したB&Bは3カ所。
最初はフェリーでアイルランドに着いてすぐのロスレアの町にあるO'Leary Farm(リンク、日本語訳になっています。たぶん機械翻訳で、笑えます!笑)。
ここにはフェリーで到着した日と、フェリーでイギリスに帰る前日の2回お世話になりました。
ファームという名前のとおり農場も経営していて、ご主人が長靴姿でトラクターに乗っている姿もみかけましたよ。
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明るく気持ちのよい入り口のすぐ後ろがサンルームになっていて、誰でもお部屋から出て来てくつろぐことができます。

このB&Bの良さは、なんといっても素朴なところ。
ほんとに親戚のおばさんのように気さくな奥さん、到着して部屋に案内してくれた後、サンルームでお茶を出してくれました。
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お部屋以外のリビングや廊下にも、クラシックだけど高価過ぎない家庭的な家具や飾りが配置されていて心地いいのです。
アンティークというより、おばあちゃんのお家にずっとあったようなもの、という感じかな。
こんな家具があったらいいなー、あんな風に飾ることができるんだ、なんて、自宅で使えるアイディアもいっぱい。
とても参考になりました。
あと、どんなお茶を使っているかな、なんていう地元情報も何気なく得られるのがいいですよね。
人のお家にお邪魔しても、あんまりジロジロ見られませんもんね(笑)。
もちろんベッドや水回りは気持ちよくととのえられていました。

インディーいわく、「B&Bでは泊ること大して重要じゃなくて、料金は朝ご飯に払っているようなもの」なのだそう。
B&Bの朝ご飯はたいていイングリッシュ、あ、違った、ここではアイリッシュブレックファーストということが多いのですが、ここではなんとメニューがあって、席についてから注文をとってくれました。

最初に泊った時はアイルランド最初の朝ということもあって、もちろんアイリッシュブレックファーストを注文。
次に泊った時は、フェリーの出発に合わせてご好意で早い時間に準備してくれたのでトーストだけにして、結局他のメニューは試せませんでした。残念!
でもパンケーキとか、ポリッジ(オーツ麦のお粥のようなもの)など、ヘルシーなものもたくさんあって美味しそうでしたよ♪
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B&Bの朝ご飯も、たいていのホテルと同じ。
ただ、ホテルだと前から作ってあったものを温めて出すこともありますが、B&Bの場合はたいてい規模が小さいので、その場で作ってくれることが多いようです。
フルーツやシリアルなどは自分で好きなものをとって、調理するものや紅茶/コーヒー、トーストはキッチンから運ばれてきます。

以前に、お客さん全員が一つのテーブルについて、一緒に会話しながら朝ご飯を食べるB&Bに泊ったことがありましたが、大抵は個別のテーブルになっています。
知らない人と一緒のテーブルで食べるのも、旅の話が弾んだりして、それはそれで楽しいですけどね!

さらにこのB&Bは自然たっぷりの海辺の環境で、窓からの景色も、お散歩の眺めも最高でした!
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お家のすぐ外がこんな感じなんです。

ちなみに右上の白黒の牛ちゃん、この地方独特の牛で、愛称はオレオというんだそう(正式名称、忘れました・・・)。
ココアとクリームの白黒クッキーのオレオからきているそうです(笑)。
夕方には、この牛達が道の両側にたくさん集まってきて、道を挟んでモーモーと鳴き合っていて、町育ちの私はちょっと怖かったです(笑)。
もちろん野生ではなくて、農場で飼っている牛です。

さらにB&Bからほんの少し歩くと、きれいな海辺もありました。
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ここにはカニもいるんですねー。

あれ?下の真中の写真はなんだ!?
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おおっ!アシカ!あれ?アザラシ?それともオットセイ?
(英語だとsealなんですが、とにかく頭しか見えてないので、どれが正しいのかよくわかりません)
砂浜のすぐそばまでやって来て、遊ぶようにプカプカ浮いてみたり、私たちをじっと眺めてみたり、
一度潜って隠れてから、また突然現れたり。
私たちをからかっているような様子が本当にかわいくて、時間も忘れてじーっと見入ってしまいました。

このB&Bには旅の最初と最後に泊ったので、オーナーご夫婦も私たちのことを覚えていてくれたし、景色・環境も良かったし、何より温かいながらもほどよい距離感を保ってくれるおもてなしぶりが心地よく、このB&Bには特に思い入れがたっぷりです。
フェリーでロスレアからアイルランド入りする時にはとってもオススメ!

ゴールウェイ(Galway)で泊ったB&Bは、市内から離れたソルトヒル(Salt Hill)というビーチの近くにありました。
(残念ながらB&Bの名前がわからなくなっちゃったんです!)
ゴールウェイ市内を見る時間は少ししかありませんでしたが(笑)、このビーチでたっぷり時間をとれたので、とてものんびりすることができて良かったです。
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海の写真は、窓から見えた景色そのものではありませんが、2階の私たちの部屋からは海もしっかり見えましたよ。

ここに2泊したうち、中日にはアラン島ツアーに参加することになっていたので、決められた朝ご飯より早く出ることになるから朝ご飯はいりません、と話すと、お手伝いのお姉さんは大慌てで「だめよ、そんなの。朝ご飯は食べていってよ。トーストと、簡単なものならできるから!」と言ってくれました。
この慌てた様子が素朴でえかったなあ。

朝になると、ちゃんとトーストが出て来て、卵ならお料理できるけど?とも聞いてくれて、とても親切。
オーナーの奥さんは、ツアーに参加するために向かう市内へのバスの乗り場も、ドアから身を乗り出して教えてくれました。

B&Bでは、朝ご飯しか付かないので、夕食はどこか外に行くことになりますが、ここはビーチの近くだったのでホテルやレストランが割と近くにあって便利でした。
ここでは海の幸を堪能したのですが、そのことは次回、まとめて「アイルランドご飯編」でお話ししますね(引っ張ります!笑)♪

ドニゴール(Donegal)で1泊だけお世話になったのはWas Dun Lodgeという宿。
ドニゴール自体とても小さな町ですが、そこからさらに車で20分ほど山の方に入るので、本当に風光明媚な場所にありました。
お部屋の窓からの景色だって、ほら!
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お部屋から景色を眺められるように椅子が置いてあるのもすてきでしょ。
どことなく山小屋風な建物がホリデー気分を盛り上げてくれて、清潔かつ温かい内装も奥さんのお人柄そのもののようでした。
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左下の写真にご注目!
トイレットペーパーなんですが、かわいいでしょう?
こういう細かいことにも気を配る奥さん、かわいらしい人だなあと思いました。

とてもきれいな建物なので、ここ新しいの?と聞いたら、もう13年もやっているんですって!
新築みたいにピカピカねぇ!と言ったら、奥さんは「よくそう言われるわ〜」と穏やかに笑っていましたが、お掃除とお手入れにはかなり気合いが入っていると思います(笑)。

どのB&Bに共通するのも、とても家庭的で気楽に滞在できること。
こういう仕事を始める人は、たいてい人好きで親切。
おしゃべりは好きだけど、ちゃんとお客さんのプライバシーを配慮してくれることが多いのです。

どこの国でも地方ほど人が親切なので、特に田舎に行った時にはB&Bの宿泊は本当にオススメ!
オーナーさんと話すと、ちょっとした地元情報を教えてくれたりして、旅の幅も広がりますよ。
外国人だし、地方のB&Bに泊るなんてーと、ためらいがあるかもしれませんが、日本人だからこそ、温かく迎えてくれる気がします。

超自己流ですが、心地よいB&Bを選ぶ時のコツは、
*ウェブサイトの感じがいいこと(好みの家具などが置いてあるかどうかは、ウェブサイトの感じが好きかどうかでなんとなくわかる気がします・笑)、
*予約や問い合わせをした時のメールの対応の良さ(いくら家庭的といっても、こういう対応はそれなりにちゃんとしてた方がいいですよね)、
*同じ地域の他のB&Bと比べて料金が低過ぎないこと(安過ぎるところは手をかけていない可能性も高いので)、
じゃないかなと思っています。
あとはサイトの写真が好き、とか、景色がよさそう、とか、自分の直感を信じてみてくださいね!

B&Bでは、その地方の暮らしを楽しくのぞくことができます。
ぜひ旅行の選択肢に入れてみてくださいね♪

次回はお待ちかね、アイルランドのご飯編です!
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by londonsmile | 2014-09-30 19:11 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(6)
アイルランド旅行記、今日はゴールウェイを出発して巡礼地に寄り、さらにゴツゴツした山を見ながらドニゴールまでを北に向かって走りましょう。
また戻ってこようと思えたかわいい町も通り抜けましたよ!

巡礼地というのは偶然見つけたのですが、カトリックでない私でも心が洗われた気持ちになった穏やかな場所でした。
ちなみに、アイルランドではカトリック教徒が多いのです。

まずは朝、ゴールウェイ(Galway)の町を出て幹線道路N17を走っていると、「民俗博物館(folk museum)」の標識があちこちに出始めました。
弾丸ドライブ旅行とはいえ、今回はまだ博物館に全然行っていなかったし、昔の人の暮らしを見るのは好きなので、行ってみようということに。
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あれれ?標識に沿って来てみると、なんだか大きな教会のようです。
駐車場は聖者や十字架の置物、聖水なんかを扱うお店でいっぱいだし、敷地内は清らかな空気が満ちて、とても平和な感じ。
どことなく京都の大きなお寺のようなオーラもあり、どう考えても、宗教的な施設としか思えません。

敷地内のカフェで聞いてみると、カフェの隣りにある展示がその「民族博物館」とのこと。
カトリックの宗教的な内容と一緒に、昔の人の生活の様子を紹介しているようでした。
信者ではないので、こういうの展示を見るのは気がひけたのですが、せっかくここまで来たし、と見始めたら、これがとても興味深かったんです!
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右上の写真の道具、なにやら怪しく見えますが、これは距離を測るための道具だそう。
ヨーロッパでは良くあるものらしくて、インディーは当たり前のように知っていましたが、私には妙にインパクトがあって新鮮でした。

展示を見てわかったのですが、このノックという町、1879年に聖母マリアが出現したとして巡礼地になった場所でした。
「出現」というのは今回初めて知りましたが、この町の場合は、1879年に聖母マリアが聖ヨゼフと洗者聖ヨハネを伴って空に姿を現わしたのを15人の村人が目撃したんだそう。
その噂を聞きつけて訪れた重病人が奇跡的に回復した例も数多く見られて、バチカンにも聖地と公認され、ローマ法王もご訪問。
とても小さな町なのに、今では近くに空港もでき、年間150万人が訪れる巡礼地だということです。

「出現」の少し前、1845年から4年ほどの間、ヨーロッパ全体がジャガイモの疫病に襲われ、ジャガイモが主食になっていたアイルランドは大打撃を受けました。
「ジャガイモ飢饉」とか「大飢饉」というものですね。
多くのアイルランド人が英国や、当時ゴールドラッシュだったアメリカ、カナダ、オーストラリアなどに移住するきっかけにもなったとか。

大飢饉後も状態はすぐに良くならなかったようで、「出現」の直前にも農家が一揆のようなものを企てる動きがあったそうです。
そんな時に現れたマリアさまが、どれだけの当時の人の心に希望を与えたかは容易に想像がつきますよね。
厳しい自然の中での農家の暮らしの展示を見ながら、いろいろなことを考えました。

アイルランドの歴史を少し学び、巡礼地の澄んだ空気で心が洗われた気がしたところで、再びドライブを続けましょう。
お、変わった形の山が見えてきましたよ!
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こんなユニークな形の山が多い地域です。

近くのスライゴ(Sligo)という大きめの町に寄ってみると、なんだかかわいい所。
緑の山に囲まれた地形といい、少し観光地っぽく華やいでいる様子といい、英国の湖水地方に少し似ていて、ホテルやパブの建物もきれいなものが多いのです。

写真も撮りたいし、この町をぜひ歩いてみたかったのですが、良い場所の駐車場がなかなか見つかりません。
思いがけず民族博物館にじっくり時間をかけてしまったので、インディーは時間のことも気にしているし、うーん、ここは町を車で走り抜けただけでガマンしよう!
でも次にアイルランドに来たら、絶対に絶対に来てみたい町です。

たった1枚だけ、車内から撮れたブレてない写真。
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スライゴにはイエーツに因んだ名前が多かったのです。
というのも、ここはノーベル文学賞も受賞しているアイルランドの詩人、劇作家のイエーツが青年時代を過ごした町なんだそう。
(名前の表記、イエーツとイェイツ、両方あるのですが、どっちが正しいんでしょうね?)

来年は彼の生誕150年祭だそうで、すでにノボリみたいなものが立っていました。
盛り上がりそうですね!

再訪を心に誓ってスライゴの町を離れて少しすると、「滝」の標識。
滝大好きなインディーさんは、躊躇せずにそちらに進んでいきました。
町を見る時間はなくても、滝を見る時間はあるんだ(笑)!
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でもこれが大正解で、ずんずん進んでいった先にはとても清々しい緑の一角があって、勢いよく流れるグレンカー滝(Glencar Waterfall)を見ることができました。
滝を見たの、久しぶり♪

実は滝までの道のりは思った以上に遠かったので、ゴツゴツした山々(ベンブルベン(Ben Bullben)やダートリー・マウンテン(Dirtry Mountains))や静かなグレンカー湖を見ながら、くねくねした細い山道をずいぶんドライブすることになりました。
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そしてこんな山の中にも家がたくさんあったんです。
こんなゴツゴツした山をすぐそばに見上げながら暮らすってどんな感じでしょうね。

アイルランドのお家って全体に大きいと思うのです。
もしかしてカトリックで子だくさん、大家族ということも関係しているかもしれませんが(私の勝手なイメージ・笑)、やっぱり土地に余裕がないとできないことなので、とても羨ましいと思いました。

山の中で気になったのが、この景色。
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どことなく、『ムーミン』に出て来る「おさびし山」に似てませんか?
面白い山の登場で、ここではしばし子供の頃の思い出にもふけってみました(笑)。

ふたたび幹線道路N15に戻って、今度はアンティークショップの看板を見つけて、またまた寄り道。
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一緒に工芸品のお店や地元の施設やティールームが入っていましたよ。
アンティークショップの隣りに歯医者さんがあるって不思議ですが、これも地方ならではのおもしろさかもしれません。

そうこうしているうちに、車は今日の終着点、ドニゴール(Donegal)の町へ。
ここも小さい町ですが、なんとなく品があって、良い感じです。

まずは一番の観光名所、ドニゴール城(Donegal Castle)に行ってみましょう。
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今の建物は17世紀に再建されたものだそう。
小さいながらも雰囲気があり、大広間は立派に再現されていて、昔の貴族の暮らしをまたまた妄想(笑)。

町をぶらぶら歩くと、アンティークショップもありましたよ。
あまり観光地化していなくて、私の勝手な印象では「昔ながらのやり方で真面目に生活している」という感じでした(ホントに勝手!笑)。
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アンティークショップのおばさんは、言葉が思い切りイングランド北部訛り(笑)。
他のお客さんと話していたのですが、ここに来た時、こういう町にはアンティークショップが似合うと思って始めたんだそうです。

私がすごく好きだったのは、写真左真中のお店。
なんていうことのないおみやげ&雑貨屋さんなのですが、少し時代遅れの模様ながらきれいに敷かれているふかふかのカーペットの感じといい、妙にスペースがあってエレガントな店内といい、売る気があるんだかないんだか、手持ち無沙汰な感じの店員さんといい(笑)、私が30年前に初めて見た古き良きイングランドの香りがプンプンして懐かしかったのです。
(もちろんここはアイルランドですが、19世紀には英国の一部になっていたことだし)

写真左下のMageeというお店も、同じような雰囲気ですてきでした。
ここで扱っていたドニゴール・ツイードは、例えば鉛筆を突き刺して穴を開けても、また元通りになるほど丈夫で有名、と後で聞きました。
そんなに有名なものだと知っていたら、なにか買ってみればよかったかなあ(ミーハー・笑)。
明るい色が入っているものも多く、見た目もきれいでしたよ。

小さな町とはいえ、ドニゴールももっとゆっくり歩いてみたかった町でした。
でもこの日の夜は町から少し山に入ったところに宿をとっていたので、お店が閉まり始める前に早めに退散。

これを読んでくださっている方の中には、いつもどんなところに泊ってたの?何を食べてたの?とお思いの方もいらっしゃるでしょうか。
ふふふ、今回の旅行では街中のホテルではなく、少し離れた場所の小さな宿泊施設を主に利用していました。
インディーが人混みが苦手というだけの理由ではあったのですが、これがなかなかおもしろかったので、次回は宿泊のお話をしますね!
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(この日の夜に泊った宿のお部屋からは、こーんな眺めが!)


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by londonsmile | 2014-09-12 18:42 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)
またまた休憩したところで、アイルランド旅行紀を続けます♪
もう少しおつきあいくださいね!

これまでは、
アイルランドにフェリーで渡り
クリスタルの町を通って、
ブラーニー城でサプライズをしかけられ、
観光の町キラーニーに到着して、
ケリー国立公園で自然を堪能した後、
さらにゴールウェイまで駆け抜けたのでした。

今日はずっと行ってみたかったところ、アラン島に行った時の話をさせてください。
アラン島といえば、編み込みがたっぷり入ったアランセーターで有名ですよね。
この編み込みの感じが大好きで、しかも自然が厳しいところ、とか、遠いところ、というイメージがあったので、自分が行かれるはずのないところのようにずっと思っていました。
そこに行かれるなんて!もう朝からワクワクでした♪
ちょっと長くなっちゃいましたが、読んでいただけたら嬉しいです。
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アラン島へは、首都ダブリンからもツアーが出ているようですが、ゴールウェイからの方が断然近いのです。
私たちは市内から少し離れたビーチ付近に泊っていたので、まずは市内まで地元のバスで移動しました。
アイルランドのあちこちで見かけた路線バスのマーク。素朴でかわいいですよね。

アラン島に渡るフェリーにはもちろん個人で乗ることもできますが、今回は旅行中ずっと運転しているインディーさんが休憩するためにも、1日ツアーに参加しました。
私たちが参加したのは、アラン島に住んでいるガイドさんが市内からバスで船の乗り場に連れて行ってくれて、島に着いた後もマイクロバスで島を案内してくれるというもので、このツアーです。
親切で人なつこいアラン島出身の運転手兼ガイドさん、案内にもとても慣れていて、楽しいツアーでしたよ。

ちなみにアラン島とひと口に言いますが、島は3つあって、本来は3つをあわせてアラン諸島というのだそうです。
今回私たちが行ったのは、観光客も多い一番大きなイニシュモア島でした。

まずはフェリーで海を渡ります。45分ほどの大西洋の旅♪
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こんなにお天気が良い日なのに波がわりと高く、ばっしゃんばっしゃんと窓に激しく水しぶきがかかって冒険気分が盛り上がりました(笑)。
この海は普段から荒れているんだそうです。
でも、こんな激しい船旅でも編み物をしている女性も見つけて、テンションが上がりましたよっ♪

前にテレビか何かで、アラン島は周りの波も高くて船を島に着けるのも大変、と見た気がしたのですが、なんのなんの、船はきれいに整備された港にとっても静かに簡単に到着しました。
私が前に見たのは他の2つの島のうちのどちらかだったのかなあ。
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ガイドさんの説明では、EUの出資で3年前に新しい港ができたんだそう。
また島の天候は風が強くて、いつも曇っているか雨が降っていると聞いていたのに、この日は風もなく、地元のガイドさんもびっくりするような良いお天気!
晴れたのは嬉しいんだけれど、「厳しい環境」というイメージと全然違っていたのがちょっと拍子抜けではありました(笑)。

フェリーといっても車は渡れないので(車ごと渡るフェリーは別にあるかもしれません)、島に着いた後の移動は地元の車、自転車、観光用馬車、あるいは徒歩になります。
私たちの参加したツアーでは、島に着いた後、ガイドさんと一緒にバスでまわるか、自分たちで自転車でまわるか、選ぶことができました。
バスで行けばもちろん効率はいいのですが、サイクリングも楽しそうですよね。
今回は山男インディーさんもラクをして、私たちはバスでまわりました。
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左側真中の写真は島に一軒だけある銀行で、週に3回、決まった時間だけ営業するそうです。
教えてもらうまで気づきませんでしたが、アラン島ではかなりの離島生活をしているようです。
そういえば、お土産屋さん以外のお店はあまりたくさんなさそうでした。

ケルトの影響を強く受けている文化も独特だそうで、アイルランド語(ゲール語)は今ではアイルランド全体の20%しか話せないというのに、この島の公用語はアイルランド語。
学校でも授業がアイルランド語で行われていて、英語は勉強の科目として習うんだそうです。
そういえば標識も全部読めない文字でした(笑)。
もちろん、みんな英語を上手に話しますけどね!

さらに島のあちこちに石垣がめぐらされているのがアイルランドでは珍しいこの島の特徴だそうで、ガイドさんもかなり強調して話していました。
アラン諸島は石灰質の岩盤だけでできていて、風も強いので、畠を石垣で囲むんだそう。
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ただ実はこの石垣、イングランド北部でもよく似たものを見るので、北の出身のインディーは「ふふん」と笑っていましたが(汗)。
でもアイルランドではあまりないんだってば!
確かにアイルランドの本島では石垣は見なかった気がします。

人口は3つの島を合わせても千何百人と少ないので、みんながお互いを良く知り合っているようです。
ガイドさんの案内も「あの家の奥さんはアメリカ人で、島の男と結婚して子供を5人も産んで、人口増加に貢献してくれたんだよ」とか、「あそこ、ボクのママが住んでいるんだ、ママ、見える〜?」なんて手を振ってみたりして、素朴でいい感じでした。

おもしろかったのは、「アラン島はセーターで有名ですが、今では羊はちょっとしかいないんです。羊はこの石垣を越えて逃げて行っちゃうからね〜」というガイドさんの説明。
理由はともかく、世界的に編み物で有名な島に羊がほとんどいないというのはおもしろいですね!

島のことや、簡単なアイルランド語での挨拶なんかを教わっているうち、港以外では島でほぼ唯一と思われる観光地に到着。
お土産屋さんとティールームが何軒かずつあるだけですが、他が本当に何もないので、とても賑やかな印象(笑)。

ここにバスをとめて、ランチと観光の時間になり、希望者はダン・エンガス(Dun Aengus)という世界遺産に歩いて行くことができました。
ダン・エンガスは海辺の切り立った断崖絶壁の上にある石の砦で、紀元前に古代ケルト人が築いたと言われているそう。
なにやらロマンティック。是非行ってみなくちゃ。
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お土産屋さんから歩いて20分ぐらい、と言われたけど、うわー、かなり高いところにありました。
この一番上まで行くのです。
がんばって登るぞー!

上り坂ではありますが、足元はそこそこに整備されているし、急ではありません。
年配の方も、スーツ姿のおじさんも登っていたので、だいたいの人は大丈夫。
ただし靴だけはしっかりしたものを履いて行きましょう。

さあ、着いたよー!
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この断崖絶壁、海からそびえたっているようですよね。
そして、海から崖の上まではすごい高さなのに、柵もないのです!
日本では考えられないことですが、ここに柵をしちゃったら雰囲気が全く変わっちゃうし、このまま残せるのは素晴らしいことですね。
だって観光客は、このそびえたった感じを観に来ているんですもの。
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こんなきわどい場所で写真を撮っている人や、崖っぷちギリギリに立って記念撮影している人もたくさんいたくらいなので(笑)!

あんなにお天気が良かったのに、断崖についた時には怪しい曇り空。
これがまた古代ケルトの時代を想像させて、良い雰囲気でした。
この島は普段はこういうお天気らしいので、やっぱりこの場所には灰色の怪しいお天気が似合うんでしょうね。

すばらしい眺めを堪能した後は、おみやげ屋さんに戻って軽食とお買い物♪
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もちろんセーターも売っていたのですが、編み模様、色、形などいろいろあって、もう迷っちゃって決められません!
そこでとりあえず地元のおばさんが編んだという手編みの帽子をゲットしました。
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大手の会社のものではないのでタグは付いていませんが、ある意味「アラン島ブランド」(笑)。
この時、店番をしていたおばさんのご近所さんが編んだという地元感が気に入っています。
早く冬が来ないかな〜。
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ダン・エンガスに行く道で、アイルランドの笛を吹いておこづかいをもらっていた女の子2人。
この頃はきっと夏休みだったんだと思いますが、そうよね、島の中ではそんなにすることないもんね。
灰色の暗い空の下で聞く高い細い音色はロマンチックで、またまた古代を想像させてくれました。

この後もバスは島のみどころをあちこち回ってくれました。
どこものどかで、人も少なく、本当にのんびりしています。
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古い教会跡、かわいい藁葺きのコテージ、先ほどの断崖とうってかわって穏やかな白砂のビーチ、アシカのいる浜辺などなど、素朴ながら島の歴史と豊かな自然をたっぷり感じさせてくれるものばかり。
ラッキーなことに野生のアシカちゃんも見ることができました♪
お天気もまた良くなってきて、海の美しさが一段と映え、島の美しさを堪能しました。

島を見て回った後は、帰りの船に乗るまで自由時間。
港近くの村でおみやげを見たり、海辺を散歩したり、パブで一杯飲んだりしてのんびり過ごします。
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ここにはアランセーターの大きなお店があって、これでもかー!という種類のセーターや小物を売っているのですが、もうあり過ぎて、本当に選べません!
セーターの模様は家によって違ってくるそうで、素人の私が見ても違いがわからないようなたくさんの種類があるんです。

わが家のインディーさん、日ごろ「イギリス人とは・・・」とよく語っていますが、実は母方のおじいさんはアイルランド人で、彼はアイルランドとのクォーター(笑)。
なので、お母さんの旧姓の柄のセーターがあったらそれにしようかとも思ったのですが、残念ながら、それは見つからず・・・。
たっぷり編み込みの入ったセーターが私の体型に意外と合わなかったというのもあり、結局おみやげをちょこっとと、自分用には手袋を買うに留まりました。
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残念だけど、また今度来るからいいもん!と思うことにして(笑)。

上のコラージュ写真にも載せましたが、アラン島でも編み手が不足しているそうで、セーターのお店では編み手を募集していました。
この島は、思った以上に観光化していましたが、お土産屋さんはとてもあっさり。
全然押し付けたりしないし、値段も特別に高いわけではない。
例えば昔ながらの毛糸の紡ぎ方を展示するとか、実際に編んでいるところを見せるとかして売り込んでもいいのになーとアランセーターファンとしては思うのですが、島の人は欲がないのかな。
それはそれで素朴で良いことで、その点は変わって欲しくないけれど、もっと観光客を呼ぶ方法はないのかしらんと余計なお世話で考え続けてしまいました。

ちなみに糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」では、震災後の気仙沼復興事業のひとつとして、同じ漁師さんの町なので、気仙沼でフィッシャーマンセーターを編むという気仙沼ニッティングを展開していますよね。
ほぼ日新聞には、その関係で2012年に糸井重里さんがアラン島を訪問された時の記事と、ハンドニットデザイナーの三國万里子さんほか関係者の方達の記事(前編後編)が掲載されているので、ご興味のある方、ぜひご覧ください!
上の記事には、きちんとした取材とともに、プロの写真家の方が撮ったきれいな写真(セーターのお店の中の様子や、昔の様子、個人の編み手の方のお話などなど)がたくさん載っていますよ!

アランセーターをもっともっと広めましょう。
気仙沼ニッティングもね♪

ずっと憧れていたアラン島を訪れることができて、地元の人も驚くようなお天気にも恵まれて、本当に幸せな1日でした。
私が持っていた印象とは違っていたことには驚きつつ、イメージ通りの素朴さだったことには嬉しくなり、思うところの多かった1日。
つい興奮して長くなった記事、最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。

ありがとう、アラン島。
また会おうね!
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(追記:このイニシュモア島にはB&B(民宿のようなもの)もあったので、一日観光だけでなく、滞在することもできますよ〜!)


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by londonsmile | 2014-09-08 04:23 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)
アイルランド一周の旅、今日はキラーニーを出発して、ゴールウェイの町までのドライブです。

まっすぐ行くと、2時間たらずで到着する距離ですが、途中かわいらしい村アデールや、アイルランド第三の町リムリック、それに偶然見つけたアンティークショップなどに寄り道していたら、なんだかんだでゴールウェイに到着したのは夕方遅く。
ゴールウェイでは町の中心から少し離れたビーチに2泊滞在したので、ちょっとしたリゾート気分も味わえましたよ。

薄曇りながら気温もまずまず上がって快適なドライブ、今日もご一緒にどうぞ♪
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キラーニーを出発して、N21道路を北上していると、リムリックの町の直前で、茅葺き屋根のかわいい建物の群れを発見!
慌てて車を停めて、探索しました♪
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このアデール(Adare)の村は中世からの歴史があり、「アイルランドで一番かわいい村」とも言われているそうです。
村を紹介するこんなサイトもありましたよ。

この茅葺き屋根の建物は、今では手芸・工芸品を売るお店や、お土産屋さん、ティールーム、レストランなどになっていて、観光客、特にアメリカ人が写真やビデオを撮りまくっていました。
ロンドンに比較的近いコッツウォルズでも、こんなにたくさん茅葺きの家が連なっているところは少ないと思うので、古い建物好きな私はウキウキ。
この村の存在は特に知らなかったので、ちょっとしたボーナスをもらった気分でした(笑)。
幹線道路沿いなので、車で行けば絶対に見逃すことはないと思います。

そして今度はリムリック(Limerick)の町を目指します。
ちなみにわが家の車にはカーナビが付いていないので、私は助手席にいても眠れず、人間ナビとして運転手より緊張して地図とにらめっこしております。
カーナビ嫌いなインディーさん、私が地図好きでよかったね(笑)!
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リムリックは大きな町で、この周辺は昔からアイルランドでも豊かな地方と言われて栄え、またジョージア朝の建物がたくさん残っている町としても知られているそうです。
ジョージア朝というのは18世紀から19世紀初めの英国風の建物ですが、ちょうどその頃アイルランドは英国の植民地状態だったので、その名残りで英国風の建物が今も残っているというわけです。
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あらら、こうして見ると、本当に緑がよく使われていますね!
アイルランドではドアを鮮やかな色に塗っている家が多くて、きれいなドアを集めた絵ハガキもたくさんありました。
そしてこの郵便ポスト、このコラージュ写真には入り切らなかったのですが、下の方にエドワード7世の時代(1901ー1910年。この王様はビクトリア女王の息子ですね♪)の印がありました。
作られた時は英国風に赤かったと思われるポストを緑色に塗って、今も使っているんですね。

写真左上、建物の横に大きく描かれた絵は、何かのキャンペーンなのか、他の町でも何度か見ました。
最初は修道女かなと思いましたが、どうやらフードを被ったイマドキの若者。
とても「アイルランド人らしい顔」に見えるのですが、本当のところはどうなんでしょう?

写真左下、「アイルランド祖先調査センター」(日本語にするとヘンですねぇ)というのは、他の国に移住したアイルランド人達の子孫がアイルランドでの祖先を捜すお手伝いをしてくれたりするのでしょうか。
面白いですねー。日本にはなさそうな場所です。

リムリックには全体に個人商店が多く、道幅が広くて買い物しやすそうな町でした。
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町のマーケットがあると聞いて古い地域に行ってみましたが、こちらは少し道も狭く古い様子。
でもマーケットが開かれるのは週末だけでした。残念!
私たちは時間がありませんでしたが、お城(St. John's Castle)、大聖堂(St. Mary's Cathedral)、博物館(Limerick Museum)などもあるようです。

この町でお昼を軽く食べることにしたので、最初にお店の前を車で通った時からすてきだなと目をつけていたカフェに行ってみました。
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ハンバーガーのパンを使ったサンドイッチ、その場で作ってくれて、めちゃくちゃ美味しかった!
他の人が食べているものもどれも美味しそうだったので、せっかくならもっとちゃんとしたものを食べれば良かったねーとインディーと言い合いました(笑)。
リムリックにいらしたら、おすすめのカフェです!
The Sage Cafe

リムリックを離れた後は高速道路に乗り、さらに北上。
高速を降りた辺りで、道端に小さなアンティークショップを見つけ、車を停めてみましたが、本当に小さくて中にまでは入りませんでした。
でもふと道の反対側を見ると、別のアンティークという看板があったので、そちら側に歩いて行ってみると、ジャックラッセルテリアが入り口で私たちを待っていてくれました。
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人間の妹の他に、犬の妹のジャックラッセルテリア、うーちゃんが実家にいるワタクシ。
これは良い兆候と喜んだのですが・・・このとてもすてきお店、お値段がびっくりするほど高い!
きれいに整理された店内といい、お店の人の素っ気なさといい、「自分が好きで集めたものだから自分で持っていたくて、売る気はないお店」とみました(笑)。
それでも良い目の保養だったし、お店やお店の人を楽しく観察できたし、なにより人なつこいジャックラッセルと遊べたのでよしとします!

思いがけず寄り道が長引き、目的地のゴールウェイ(Galway)に着いたのは夕方。
ホテルにチェックインしてから町に出てみたら、もうお店は閉まりかかる時間でした。
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中世の時代からあるこの町には、古い建物跡や中世らしい町並みが残っています。
町の中心も昔風に道が狭くて、とても趣きがありました。

観光客も多く、パブもお土産屋さんも多くて、町は大賑わい。
でも実はわが家の宿泊は、車で10分ほど離れたビーチ、ソルトヒル(Salthill)にありました。
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気がついてみると建物の写真がなかったのですが、海沿いに遊歩道があって、滞在型ホテル風な建物がたくさん立ち並んでいるリゾートの雰囲気だったんですよ。
観光客らしき人が浜辺や遊歩道をゆっくり歩いていたり、アイスクリームのお店があちこちにあったりして、海辺の気分♪

この海はゴールウェイ湾になるのですが、アイルランドを離れた人が故郷を想って歌う「ゴールウェイ湾(Galway Bay)」という歌があって、アイルランド、イギリス、アメリカを中心に良く知られた歌だと今回の旅行で知りました。
古い録音ですが、このジョーゼフ・ロック(Josef Locke)という歌手が歌ったものがインディーさん一番のおすすめバージョンだそうです(笑)。


この歌に美しく歌われているゴールウェイ湾の海、とても静かで美しかったです。
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でも、ちょっと気になったのが、遊歩道を歩く人達。
のんびりお散歩している観光客もいるのですが、ジョギングするような服装で明らかに運動として真剣に歩いている人がとても多いんです!
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ねっ!
連れ立って歩いている人も多いので、聞くともなしに話を聞いていると、どうやら地元の人もいるよう。
アイルランドでは、ジョギングしている人は少なかったものの、確かに道をウォーキングしている人がとても多かったんです。
それにしてもここは多過ぎない(笑)?
なんだか一人でニヤニヤしてしまいました。

私たちがゴールウェイにいる間、ロンドンで知り合ったお友達がちょうどアイルランド人のだんなさまのご実家に戻ってきていたのですが、私たちはなにせ弾丸ツアーだったので残念ながら会う余裕がありませんでした。
弾丸ツアー、楽しくもあり、ちょっと恨めしくもあり(笑)。
と思いながらも、翌日は予約してあった1日観光ツアーに出かけたのでした。
ずっと行ってみたいところだったので、本当に大感激でした!

暗くなりかけた空に虹。
明日も良い天気になるかなー。
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by londonsmile | 2014-08-31 06:27 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(6)
さて少し休憩したところで、アイルランド旅行紀を続けましょう♪

これまでは、アイルランドにフェリーで渡りクリスタルの町を通って、ブラーニー城でサプライズをしかけられ、観光の町キラーニーに到着したところまでお話ししましたね。

(ここで追記のお知らせ:
ブラーニー城に行ったのはお友達のMちゃんが行ったと聞いたから、と書いたのですが、実はMちゃんはアイルランドに行ったことがないことが判明(汗)。
インディーは勘違いしていたようで、その記事にも追記で訂正しておきました。
Mちゃん、みなさん、お騒がせしました!)

今日はキラーニーを起点に出かけたケリー国立公園のドライブの模様です。
山あり、渓谷あり、海あり、崩れた古城あり、山間のカワイイ町あり、スコーンありの盛りだくさんな1日でしたよ!
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ケリー国立公園の山のイメージはこんな感じ。
実際には、これはキラーニーの町からわりとすぐのところにあるダンロー渓谷(Gap of Danloe)の近くで撮った写真です。
馬車は基本的には観光用なのだと思いますが、この辺りの農家は全体にのんびりしていて、馬車で移動しててもおかしくなさそうなのどかな雰囲気でした。
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こちらがダンロー渓谷の入り口。
ここから先は徒歩か馬車でしか入ることができません。

残念ながら弾丸ツアーの私たち、ここでゆっくり馬車に乗るのはあきらめました。
昔ながらの馬車でアイルランドの豊かな自然の中をゆっくり眺めるのはさぞかし気持ちがいいだろうなあと想像するのは、みなさんと全く同じ!

この渓谷入り口には、ケイト・キアニーのコテージ(Kate Kearney's Cottage)というかわいい小屋があって、19世紀の大飢饉の頃に旅人に手厚くもてなしたケイトという美しい女性が住んでいたそう。
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今はバー、おみやげ屋さんになっていて、日曜日のランチにはご飯も食べられるそうです。
ほんとにかわいらしい小屋で、しかもそんな歴史を聞くと、なんだか想像をかきたてられました♪

後ろ髪ひかれながら(笑)ダンロー渓谷を後にして、美しい山々を見ながら車は進みます。
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ところどころに湖のようなものもあって、季節がらお花もきれいに咲いていて、本当に目の保養になります。
空気もきれい♪

上段真中の写真は、今は廃線となった列車用の橋。
支えの部分は石だし、最初は蒸気機関車用に作られたんでしょうかねー。
これも想像が膨らみます!

N70という国道を走っているだけでも何カ所かに絶景ポイントがあるのですが、ここもそのひとつ。
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山と渓流とお花のバランスがすてきだったなあ。
主にアメリカ人を乗せた観光バスがちょくちょく止まるので、アクセサリーを売る出店が出ていたり、ロバに触らせてくれるお兄さんが立っていたりして、プチ観光地化しているというのも他であまり見ないおもしろい特徴でした。
なんでロバなんだろう(笑)?のどかな田舎らしい雰囲気を感じるためかな?

ケリー国立公園は海にも面しているんですよ。
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なかなか険しい地形でしたが、断崖絶壁のすぐ脇に砂浜があったりするのもおもしろく、見ごたえがありました。
私たちが見た海は主にディングル湾に面していて、ほとんどの写真で向こう側に見えているのはディングル半島(Dingle Peninsula)(こちらも風光明媚で有名だそう)。
青くかすんだ向こう岸の様子を見て、大好きなスコットランドのスカイ島を思い出しましたが、こちらの方が南にあって少し暖かくて緑が多いせいか、スカイ島より温もりを感じました。
人の気配があるからかな。
曇り空なのに青緑色に透き通って見えた海の水も本当に美しかったです。

かなり西の端の方まできた辺りで、お城の標識を見つけたので、寄ってみることにしました。
舗装されていない道をガタゴト走りますよ〜。
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着いたところはバリーカーベリー城(Ballycarbery Castle)。
ちなみにアイルランドの地名にはBallyナントカっていう名前が多いのですが、ballyはアイルランド語で集落とか道という意味があるそうです。
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16世紀に建てられたというお城も、今はすっかり苔むして静かにたたずむだけ。
お城は海に面しているので風が強く感じられましたが、お城の内部までくまなく探検した後、風の中、持ってきたサンドイッチを海に向かって果敢に食べていたフランスからのご一行が印象的でした。

アイリッシュ・ブレックファーストの朝ご飯をたっぷり食べたとはいえ、2時を過ぎてさすがに小腹がすいた私たち。
お城からキアーニーに向かって少し戻ったところにあるCahersiveenというかわいい町で休憩することにしました。
(この町の名前、読めなくてネットで調べたら、「カハーサイヴィーン」だそうです(ゲール語での綴りはCathair Saidhbhin)。難しい!)
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この町、国立公園を巡る人達の拠点にもなっているようで、宿泊施設やパブ、レストランがずいぶんありました。
町全体も山間の村風でかわいらしい♪
英国で建物をここまで鮮やかな色に塗っているのは、私は見たことがありません。
アイルランドは建物の色が全体にカラフルなんです。

私たちが立ち寄った時は、レストランはランチとディナーの間の休憩時間で、ティールームはどこもいっぱいでした。
たまたま感じのよさそうなお店から一組でてくるのを見かけたので、すかさず入店(笑)。
思った以上にかわいらしいお店でした。
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チーズ味の甘くないスコーンと紅茶、とても美味しかったので、忙しく働いているお姉さんにそれを伝えると、あれ?言葉がイギリス風。
聞くと、数年前にボーイフレンドと一緒にこの地を訪ねて2人とも一目惚れ。
そのまま移住したんだそうです。
今はだんなさまになった彼は器用な人で、天井から吊り下がっているティーポットの電灯も、ロンドンで見たら50ポンドもしたのに驚いて自分で作ったのよーなんていう話も教えてくれました。

ChoColettes
Main Street, Cahersiveen, Co. Kerry

その後、そろそろキアーニーに向かいつつ、国道N70からそれて少し山道を走っていると、バグパイプの音がして、人が集まっていたので、迷わず停車!
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この日は第一次世界大戦の開戦記念日だったので、その式典のようでした。
ヨーロッパでは今年、第一次世界大戦開戦100周年ということで、いろいろな記念式典が開かれているのですが、日本とは全然違うこの感覚に、やはりここはヨーロッパなんだなあと感じます。
ちなみにバグパイプはスコットランドだけでなく、アイルランドでも伝統の楽器なんだそうですよ!

と、またまた長くなりましたが、今回見て回ったのは国立公園内のケリー周遊路(Ring of Kerry)という地域のほんの一部なんです。
本当は馬車に乗って西部劇みたいに渓谷を見て回りたかったし、島の最西端にも行ってみたかった!
山間のかわいい町の小さな宿にも泊ってみたかった!
でもそれは次回のお楽しみにとっておくことにして、この日はキラーニーの町に戻り、また次の朝は北に向けて出発したのでした。
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by londonsmile | 2014-08-28 01:29 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)
サプライズで命がけの冒険(笑)をした後は、さらに西に移動して、その日はキラーニー(Killarney)という町に泊りました。
ここはケリー(Kerry)というこの州の中で一番の観光名所。
カラフルな建物のホテルやパブやレストランが建ち並ぶかわいらしい町でした。
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この町は、アイルランドではダブリンに次いでホテルや宿泊施設が多いんだそう。
でも町の中心自体はそれほど大きくないので、観光用のホテルやレストランはかなり集中して建っており、その上きれいな色に塗られた建物が多いので、ちょっとディズニーランドを思い出しました(笑)。
ここもアメリカ人観光客が多かったしね!
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そうそう、町には観光用の馬車や汽車形のバス(っていうのかな?)があって、おみやげ屋さんも多くて、ますますディズニーランド感が(笑)。

そしてこの町では、夕方からあちこちでライブの音楽も流れています。
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こういう風にパブやレストランで、ライブ演奏しているんです。

なんの音楽かというと、もちろんアイルランドの音楽。
アイルランド音楽ってどんなの?と思う方のため、YouTubeからビデオのリンクを貼ってみますね。

イメージとしては、アメリカのカントリー&ウェスタンに似ている感じです(アイルランドからはたくさんアメリカに移民しているので、本当にカントリー&ウェスタンの起源のひとつとして考えられているようです)。
まさにこのビデオにあるように、こういう音楽をパブでお酒を飲んだり、ご飯を食べたりしながら聞けるのです。

そして実際の町の様子は、こんな感じ。
夏なので、外でのライブもあったりして楽しかったですよ!
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インディーが賑やかなことが苦手なので、私たちは音楽を演奏しているお店には入りませんでしたが、ドアや窓からもれてくる楽しい、あるいは哀愁ある音楽に耳を傾けるだけでも楽しめましたよ。

代わりに私たちが入ったのは、静かなパブ。
ご飯を食べたり、食後に一杯飲んだりしましたが、どこも健康的かつ良い雰囲気でした。
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観光客が行くようなパブもいいのですが、地元の人が集まる場所も興味津々。
小さな地元のお店の前を通りかかった時にパチリと撮ったこの写真、シブいおじさん達が静かに世間話などしながら飲んでいるようでした。
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観光主体の町で、こういう日常を垣間みるのもおもしろいですね。

キラーニーには、ちょっとしたアウトレットもあったりして、お買い物も楽しめます。
近くに山があるのでトレッキング用品のお店も充実しており、私は荷物に入れそびれた帽子を買いました(笑)。

ちょっと観光地化し過ぎな感じがしなくもないけれど、かわいらしくて楽しい町、キラーニー。
どうしてここにそんなにホテルやレストランがたくさんあるかというと、近くにあるアイルランド有数の人気観光ルート、リング・オブ・ケリー(ケリー周遊路)の拠点になっているからなんです。

山、森、湖、古城、かわいい村など、風光明媚なリング・オブ・ケリーについては、また次回♪
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(キラーニーの町からも山々が見えています!)


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by londonsmile | 2014-08-21 21:11 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活ももう直ぐ11年。20歳の時に好きになったイギリスは今も好きです。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


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