カテゴリ:私の中の日本人( 62 )

先日、落語を聴きに行ってきました。
もちろんロンドンで、です。

そして高座で座布団に座ったのは日本人ではありませんでした。
でも、落語なんです。笑

日本なのに日本じゃない、日本人じゃないのに日本人みたい、という不思議でおもしろい感覚だったので、お話ししてみますね。

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実は私、落語好きなのです。
東京の国立劇場の近くに勤めていた時には、毎月開かれる会に通っていたほどでした。
あの人情厚い、そしておもしろおかしい江戸時代の庶民の世界が大好きです。

今月、ウエストエンド(ロンドンの劇場街)デビューを果たしたのは、カナダ出身の桂三輝(サンシャイン)さん(彼のサイトはこちらをどうぞ)。
2008年に日本の桂文枝師匠に弟子入りして落語の修業をされ、今は日本内外で活躍されているそうです。

この日は日本人のお友達に誘ってもらって、日本人ではに人も含めての女子グループでわいわい賑やかに劇場に向かいました。

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この日の会場は地下鉄レスター・スクエア駅が最寄りで、チャイナタウンのすぐ横にあるLeicester Theatre(リンクはこちら)。
こんなところに劇場があるとは知りませんでした。

ワクワクしながら待っていると三輝さんがアコーディオンを持って登場。
『幸せなら手を叩こう』を日本語の「丁寧語」バージョンで歌いながら笑わせてくれました。

それから座布団に座り、ご自分の経歴を話してくれたり、古典ネタをやってくれたり(この日は『寿限無』や『まんじゅうこわい』のさわりでした)。

その合間に、日本語や日本文化の特徴を英語や西洋文化と比べながら、おもしろおかしく話してくれました。

例えば、日本語の敬語辞典に載っている言葉は、尊敬の度合いが下がってくるほど「ごめん、すまん」のように短くなってくる、中には「ありがとう」と同じ意味で「悪い」なんていうのもあるけれど、じゃあ、プレゼントをもらった時、友達から丁寧にそれを受け取って、「bad!」って言えばいいの? とか、

結婚式で花嫁のお父さんがよく言いそうな「ふつつかな娘ではございますが、これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」の「ご鞭撻」は鞭で打つことだから、直訳すると「私の娘を鞭で打ってください」と言っているのか?、とか

もちろんわざと間違えて解釈して笑わせてくれるのですが、日本のことをよく知っていないとこんな風にはできないと思うのです。
カナダから日本にやってきて、古い風習も残るであろう落語界での修業をしている間に、きっと日本人や日本文化や日本語をじっくり見つめていたのでしょう。

鋭い観察を上手に笑いに変えるセンスもさすがです。
興味を持ってサイトを見たところ、トロント大学や大阪芸術大学の大学院で舞台芸術を勉強されていて、劇作家や作曲家としての実績もあり、古典落語の英訳もされているとか(まさに適任!)。
すごい!
彼のおもしろさの背景に豊かな知識と実績があったんですね。

一緒に行った日本人でない友達にも大ウケでした。
通訳や翻訳の仲間なので、他の国の言葉や文化に特別興味がある人たちではあったかもしれないけれど。

さて、ではここでいよいよ桂三輝さんの動画をどうぞ。
字幕も付いているので、楽ちんですよ♪





どうでしたか? おもしろいでしょう?
ひとつ見たら次々に見始めてしまい、キリがなくなって困りました。笑

三輝さんがお話ししすると、英語でも日本語で話しているように見えて、違和感があまりないと思いませんか?
公演当日も、彼が英語で話しているのに、どことなく落語っぽく聞こえたのを思い出します。
自己紹介をしても「えー、わたくしはカナダで生まれまして」と言っているように聞こえたし、英語で落語をすると落語の世界がそっくりそのまま残って、ただ言葉だけが英語になっていたのです。
落語のお稽古がしみついているのでしょうか。
日々の積み重ねってすごいですね。

そして日本語や英語という言葉を超えたところに桂三輝という人の存在があるように感じました。
翻訳者として、私はとてもうらやましいなと思います。
もちろん翻訳者は原文を伝えることが仕事であって、自分を出すものではないので、三輝さんとまったく同じ状況ではありませんが、言葉を超えたところにある「内容」を原文から感じとって、それをもうひとつの言葉に移し変えるという意味で、似ているんじゃないかなと思えて。

三輝さんのロンドン公演は終わってしまいましたが、来月はニューヨーク公演のようです。
これからも彼の活躍に注目して、応援していきたいと思います!

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(この劇場、先週は日本のお笑いコンビ、サンドウィッチマンが一夜だけ登場したのです。
気づいた時にはもうチケット完売で行かれませんでしたが、結構お笑いに強い劇場のよう。
これから定期的にチェックしてみようと思います。
実はお笑い大好きなんです〜♪
ちなみにサンドウィッチマンのロンドン公演大成功のニュースはこちらからどうぞ


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by londonsmile | 2017-10-24 22:26 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(2)
先月になってしまいましたが、ある暑い日にロンドン市内で開かれたお茶会、というか、お茶の体験会のお手伝いをする機会がありました。
お茶はもちろん、日本の茶道です。

ひょんなことからうかがったお手伝いはロンドンで日本の茶道を学ぶ嬉しい機会になり、他の国を思うことにもつながった貴重な経験になりました。

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茶道の先生が日本からお持ちになったお道具や掛け軸。
お釜がかかっているのはチーズフォンデュの道具だそうで、かわいいネコちゃんの柄なんですよ。
形式だけにとらわれない先生の柔軟な発想がすばらしいと思いました。

この日の会場は偶然にも別のお友達のお家だったのです。
ロンドンの日本人&日本に関係がある人たち、あちこちで繋がっていておもしろいです。

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広場の周りにお家が建っているというイギリスらしい閑静な住宅街。
広場にはちょうど季節のバラが美しく咲いていて、まさにイギリスの夏という景色でした。

この日、茶道を教えてくださるのは金沢からいらした先生でした。
茶道の細かい作法よりも、世界中の方に楽しんでもらうことを目指していらっしゃるそうで、とても柔軟な発想の持ち主。
また短期間の間にロンドンとパリで活動される精力的な方でもありました。

そしてこの日の生徒さんは日本語を勉強している方たち、つまり日本人ではない(少なくとも日本語を話さない)方たちでした。

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お顔の写真を載せていいかどうか、先生や皆さんに聞きそびれちゃったので、怪しい写真になっちゃいました。。。
先生の涼しげな絽の着物の鮮やかな青と、袱紗のオレンジ色のコントラストが夏らしく、目に眩しいですね。
こうして目でも楽しむというのはお茶の心の一部でもあるそうです。

お茶を点てる前に、まずは茶道の基本的な心構えと歴史のお勉強。
茶道は、華道、書道、塗り物、鋳物、繊維など、日本文化の様々な要素が取り入れられているので、茶道を学んでいくと日本文化全般を学ぶことになるというお話がありました。
確かにそうですね。

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お茶の席には野の花を。
しかもこれは、先生のご友人がロンドン郊外のお宅から持ってきてくださったもの。
友だちに花を持っていく、そして持ってきてくれたものをありがたく使わせてもらう、という「おもてなし」や「思いやり」の気持ちについてもお話がありました。
日本のコミュニケーションは言葉を超えたところにある、というお話が特に心に残っています。

先生は英語もお話しになりますが、私もちょっと通訳でお手伝いさせていただきました。
大昔にお茶を習っていたものの、先生とは流派が違うせいか、知らないことやちょっとした違いも多くて、とてもおもしろかったです。

そしていよいよメインのお茶です。
全員に一服ずつ先生のお点前をいただいた後、生徒さんが自分でもお茶を点てる体験の時間がありました。

お客さん役は何と言っても日本語を勉強している方たちですから、日本文化にはもちろん興味津々。
お点前の時、柄杓のお湯をどうして少しお釜に戻すのか、とか、お点前中は静かにしているべきなら、どうしてサムライは政治の話ができたのか、とか、鋭い質問も飛び出て、3回にわたる会はすべて大いに盛り上がりました。

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お茶会が終わって、和の心を感じながら外に出ると、そこはまたバラの咲くイギリス。
広場では頭や体を覆ったイスラム教の女性たちもお散歩をしていて、ココロは日本からロンドンに一気に飛びました。

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さらに駅まで行く途中の住宅街では、住民の方たちがテーブルや椅子を通りに出して、ストリートパーティーをしていました。
(あんまり近くで写真を撮る勇気がなくて、ちょっと遠慮がちな写真でゴメンなさい・笑)

あちこちの国旗が飾られていて、とてもインターナショナルな雰囲気。
あ、EUの旗も左端に見えますね。
外国人の多いロンドンらしい風景だと思いました。

この日お茶会のお手伝いをして、日本の文化を外国の方に知ってもらうのはとても嬉しく、誇らしいことだなあと改めて感じました。
ならば、他の国の人だって、自分の国のことを知りたいと思ってくれるのは嬉しいですよね、きっと。
だから私も、日本のことをお知らせするだけじゃなくて、イギリス含め、いろいろな外国の文化をもっと知りたいな、知ろうと努力しようと思った午後でした。

そしてロンドンで日本文化を伝える活動で、私にお手伝いできることがありましたら、コメント欄(非公開にもできます)でぜひご連絡くださいね。
華道、茶道は多少心得があり、他のことも喜んで勉強するつもりです♪


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by londonsmile | 2017-07-07 22:23 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(6)
今日は夏至でしたね。
わが家のあたりでは10時過ぎまでぼんやり明るかったです。

そしてここ数日、ロンドンでは夏らしい晴天が続いています。

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晴天と一緒に訪れたのは、驚くような暑さ。
今日はヒースロー空港付近では34.5度を記録したそうです。

日本の皆さんは、「34.5度? 甘い、甘い!」とお思いでしょうが、イギリスでその気温は本当に珍しい!
そして珍しいから、夏の暑さに合わせた設備がないのです。

冷房のない公共交通機関が多いので、地下鉄には「お水を持って乗りましょう」のポスターが。
2階建てバスの2階に乗ると、太陽が天井にギラギラ照りつけるからか、サウナに入っているような暑さ。

と、とにかく暑いこの数日。
公園や緑地はピクニックや日光浴する人で埋め尽くされ、パブの外にはビールを飲みながら涼む人が押し寄せ、夏真っ盛りという盛り上がった雰囲気に成っています。
私も昨日、今年初めてサンダルを履いて出かけました。

出かけて帰ってくると、なんとこんなことに!

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窓辺に置いていたキャンドルのロウが日射しで溶けて、ぐにゃ〜んと曲がっていました。
ちょうど窓にぶつかって下まではいかなかったようです。笑
北国なのに意外ですが、こちらの日射しは日本より強いんじゃないかと思うほど激しくて、肌に当たるとヒリヒリする気がします。

こんな風に暑さの続いていた週末、近くのマーケットに行ったら、なんと嬉しい夏の食べ物を見つけました。
それは、紫蘇!!

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英語でもshisoになっていますね。
このお店、以前に「カマツナ」を売っていて、そのあと、「コマツナ」に名前を変えた八百屋さんですが、特に日本系のお店ではありません。
なんだろう、日本の野菜が好きなのかな。笑

紫蘇やミョウガなんかの薬味系のものは、日本にいた時には当たり前に思っていて、特に気にしたことはなかったのですが、無くなってみると無性に恋しく感じられます。
ミョウガをイギリスで作るのはなかなか難しいらしいのですが、紫蘇は意外と簡単に栽培できるようで、私もお友達に鉢植えを何度かいただきました。
でも日系でないお店で売っているのは初めて見たのです。
紫蘇をロンドンで普通に買える日が来るとは!

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袋に緑と濃い紫色の葉っぱが入っているのを見た時には、紫蘇と一緒にサラダの葉っぱを入れてカサを増しているんだと勝手に思ったのですが、紫色の方は赤紫蘇でした。
赤紫蘇を買ったのは生まれた初めてかも!

葉のサイズは結構まちまちで、先端に小さな葉がたくさんついたものもあれば、驚くほど大きなものも入っていました。

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右側が、だいたい日本で売っているサイズの紫蘇。
比べてみると左側はかなり大きいですよね。
shisoと書いてなければ、紫蘇とは思えなかったかも。笑
考えてみると、日本ではだいたい同じ大きさのものがまとめて売られていますよね。
そんなことにも改めて気付いたりして。

紫蘇を手に入れて大興奮した私は、出かけたついでにわざわざ遠回りして中華街に出かけ、お豆腐を手に入れて冷奴にしました♪

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あれ、メインが紫蘇になっちゃった。笑
インディーは紫蘇にもお豆腐にもあまり興味がないので、一人で紫蘇を消費するにはたっぷり使う必要があるのです。
紫蘇は、日本のものより少し香りが柔らかめでしたが、美味しかった♪

ちょうど暑い日が続いているので、日本の夏の食べ物の薬味としてぴったり。
次の日は、やはり中華街で手に入れた美味しい麺を使って冷やし中華。

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これも紫蘇を味わいたかったので、お肉類を抜いて、さっぱりさせてみました。

ここで気づいたことは、赤紫蘇と普通の紫蘇を一緒に食べると、赤紫蘇の味が勝つということ。
普通の紫蘇の味がほとんどしないのです。
日本でもそうなのか、こちらで作った紫蘇の特徴なのか、わからないのですが、私は別々に使う方が好きなようです。

などとつらつら考えながらも、嬉しくてついニンマリしてしまう私。
嬉しいのと早めに使い切ってしまいたいのとで、今日はサラダのトッピングにも使っちゃいました。

このお天気、明日から少し和らぐと聞いて、暑さに弱い私はちょっとほっとしています。
太陽ギラギラも少しの間はいいのですが、まぶしくて目がしょぼしょぼし始めているので。笑

少し涼しくなった後は、どんな夏になるでしょうか。
イギリスの夏はとても気まぐれなので、毎年ドキドキします。
あと何回かはサンダル履きたいなあ。

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(中華街に行った時、暑くて飲み物を買おうと思ったら、こんなものを発見。
日本の会社のお茶ですが、中国語で表示されているんです。
でも中身はしっかり日本の麦茶の味でした。懐かしくて美味しかった♪)


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by londonsmile | 2017-06-22 07:54 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(2)
わが家の近くには韓国の方が多く住むニューモールデン(New Malden)という町があり、日本やアジアの食品が手に入るお店があるのです。
週末は久しぶりのこの方面に車で出かけたので、帰りに韓国スーパーに寄ってみました。

日曜日は4時ぐらいに閉まってしまうお店が多い中、5時過ぎてもまだ営業していただけでも嬉しかったのに、お店に入るなり、凄いものを見つけてしまったのです。
それは、箱に入った大量の「びわ」でした。

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箱ごと大人買い♪
こんなにいっぺんに買ったのは生まれて初めてです。笑

前にこのブログでも書いたと思うのですが、ロンドンでびわは手に入りにくいのです。
普通のスーパーで見ることはほとんどないし、たまに町のマーケット(屋台のようなお店を出して売っているところ)や中東系のお店で見るくらい。

こちらに引っ越してきてから調べて初めて知ったのですが、びわの生産はほとんど亜熱帯や温帯で、日本でも生産が一番多いのは長崎県、次が千葉県という暖かい場所ばかり。
どうもイギリスで育つような果物ではないようです。
今回手に入れたびわたちもスペイン産でした。

そして私はびわが大好物なのです!!

ロンドンで暮らすようになって一番恋しく思う食べ物は、ちゃんとしたお寿司(それっぽいものは結構ありますが、「ちゃんとしたもの」はなかなかないのです)と、びわ。
お寿司は日本に帰った時に間違いなく食べられますが、びわが出回る季節に私が帰ることはあまりないので、もうずいぶん食べていませんでした。
前にロンドンのマーケットで買ったものは、あまり管理が良くなかったみたいで傷だらけだったし。悲

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この日買ったびわちゃんはみんな美人さんで、見ているだけで幸せ♪
家に帰ると、手を洗ってすぐにひとつむいて食べてみました。

美味しい♪
甘さとほどよい酸味のバランス、そして何より柔らかくてジューシーなのに、どこか引っかかるような食感がたまらないのです。

インディーにも「たくさん食べちゃいや」光線を発しながら、「食べてもいいよ」と勧めたところ、「ふむ、桃とかアンズみたいな感じだね」と言うのです。

ちがーう!笑
私は桃とびわを比べてみたことがなかったので、びわを食べたことがない人はそう感じるのかーと妙に納得はしたのですが、私がわかってほしかったのはびわ独特の美味しさなのです。
桃より食感がちょっと硬めでしょ、とか、甘さ控えめでほんのり酸味があるでしょ、とか、一生懸命説明してみても「桃の一種でしょ」と譲らない彼。
うーん、人それぞれだから仕方ないのかなあ。
それに、生まれた時から食べていなかった人にその繊細な美味しさをわかってもらうのは難しいのかもしれません。

ちなみにインディーさんはお豆腐自体の味がわからないそうです。
冷奴だとお醤油味だし、湯豆腐だとダシの味だし、麻婆豆腐だと中華味がする、と思っているらしいのです。
それを聞いてから、何度も食べ続けてわかる味というのがあるのかもしれない、と思うようになりました。

あ、違う、お豆腐の話じゃなかった!

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見よ、このみずみずしさ!
口いっぱいに広がる甘くて少しだけ酸っぱい果汁。
そして少し歯にあたる感じがありながらジューシーで柔らかい食感。

あああ、今週は本当に幸せな気持ちに包まれて過ごしています。

ちなみに私が購入したのはこのお店。
お近くの在英びわ好きの方、ぜひ!

H Mart
Unit 1, Leigh Close, New Malden, Surrey KT3 3NW


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by londonsmile | 2017-06-01 00:49 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(6)
去年の秋に、近くのマーケットで「カマツナ」という野菜を買ったお話をしました。
もちろんこれは小松菜のことで、何か勘違いしてるんだろうなーと思っていたのです。

お友達には、次に見かけたら、こっそり注意してあげてね、と言われたのですが、なかなか機会がありませんでした。
私自身があまりマーケットに行かなくて、たまに行くとこのお店が出ていなかったりして。

そして今日、久しぶりに同じ八百屋さんが出ていたので、喜んでカマツナを探してみると!
文字が直っていました♪
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そして、やっぱり買ってしまった。笑
ここでしか小松菜を見たことがないので、見るとつい買ってしまうのです。
相変わらず茎がしっかりしていて、小松菜とチンゲン菜の中間っぽいのですが(笑)、半分はお浸しに、残り半分は煮びたしにしてみようと思います。

この小松菜を買ったお店のお姉さん、かなりの野菜好きらしく、私の前に買っていた人にも何か食べ方のアドバイスをしていましたが、私にも「コマツナ、美味しいわよね〜」とうっとり話しかけてくれました。笑
好きなものを売っている人のお店で買うって嬉しいですね!


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by londonsmile | 2017-05-07 04:17 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
今日はこどもの日。
日本はゴールデンウィーク真っ只中ということで、あちこちにお出かけしている様子がお友達から届いています。

こちらは普通の金曜日なのですが、かしわ餅の写真をSNSで見てとても食べたくなり、ふと戸棚にしまってあったわらび餅のことを思い出しました。
去年、奈良に行った時に茶店でおいしいわらび餅を食べたので、そこで売っていたわらび餅作りセットを買ってきたのです。

沸騰させちゃだめだよ、優しくね、とお店のおじさんにアドバイスももらって楽しみにしていたので、今日実行してみたのですが…。
あれ? なんだか透き通ってこない。。。

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ずいぶん粘ってみたのですが、白っぽい感じはそのまま。
なぜこうなったんだろう?

もうこうなったら「くず餅」として扱ってみました。
食感はふるふるで、とても美味しかったです!
奈良のおじさん、ありがとう♪

ちなみに今日はデイツシロップを黒蜜代わりにしてみて、美味しかったのですが、あのパンチの効いた味にはちょっとだけ物足りないかも。
次は黒蜜も作ってみよう。

買ったお惣菜やコンビニのお弁当で過ごすことが多かった20代の頃には、わらび餅や黒蜜を手作りするなんて思いもよらないことでした(買った方が早いし、美味しいしね。笑)。
それでも食べたくなれば頑張るものですね。
海外生活は本当に、英語で言うlife-changing(人生を変える)な経験だなあとしみじみ感じる今日この頃です。


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by londonsmile | 2017-05-05 21:16 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(2)
オランダに行った友達からお土産にチーズをいただきました。

オランダに行ったと聞いていたので、袋の重みから、もしや? とは思ったのですが、やはり。笑
でも袋から開けてみて、なんだか大笑いしちゃったのです。

だるま落としにしか見えない!
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この形、この配色、私にはだるま落としにしか見えないのです。
そうするとだるまさんのユーモラスな顔が浮かんできて、ニヤニヤ。
横から木づちで叩かれてゴロゴロ転がるチーズを想像して、ニヤニヤ。

だるま落としを知らないインディーさんがすごく不思議そうに私を見ています。
いいんだもん、私はこれで楽しいんですから。笑

ちなみにフレーバーは上からプレーン、クミン風味、ハーブとガーリック風味。
目で楽しませてもらった後は、舌でも楽しませてもらいます♪
クミン好きの私は、真ん中の黄色が特に楽しみです。


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by londonsmile | 2017-03-13 01:16 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
クリスマスのプレゼントは、メインのプレゼントのほかに、ちょこちょことしたオマケをプラスするのがわが家流、というか、インディー流です。

といっても、もともとクリスマスプレゼントにはこういう小さなオマケを付けていていたのかもしれません。
クリスマスといえば、大きな靴下(英語ではストッキングというのですが)を下げておくのを子供の頃に絵本で見た方も多いと思います。
その中に詰めるものをストッキング・フィラー(stocking filler、靴下に詰めるもの)と言うのですが、お店なんかでもクリスマス前になると、よく小さな商品に「ストッキング・フィラーに最適!」というポップが付いているので、こうしているのはわが家だけではないのかも。

とにかく、去年のクリスマスにも、小さなオモチャのようなものを少しもらったのですが、そのうちの一つがとても使い心地がよくて大ヒットしているのです。
それは、これ!

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わー、なんでしょう? 不思議な形。
ホチキスみたいに見えるけど???

そうなんです、ホチキスなのです。

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しかも日本製。
日本ではなく、英国アマゾンで見つけたそうです。

このホチキス、包装にも書いてありますが、「針なし」、つまり針を入れなくても綴じることができるスグレモノで、その名も「ハリナックス」。笑

針がなくても綴じるってどういうことかしら? と思いますよね。
こんな感じになるんです。

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矢印のような形に紙を切り抜いて、それをペロンと上に折り上げて、上からパッとおさえる。
なんとなく折り紙の国の発想という気がしませんか?
折り上げられた部分もしっかり押さえられているので、ちゃんと平らになっています。
このきっちりした感じに、どうしても折り紙の伝統を感じてしまうのでした。

針を使わずに紙が綴じられるのはありがたいのです。
針を買わなくて済むということもありますが、紙を処分する時にいちいち針を取らずに済むので手間が大きく省けます。
仕事で紙を扱うことが多いので、この手間が省けるのは私にとってはとてもありがたいこと。
爪もヨレヨレにならずに済みますし。
紙をリサイクルに出すには針を取らなければならないので、初めから針を使っていなければリサイクルに回る紙の量も増えそうですよね。

たった一つの問題は、10枚が最高だということ。
家のことでそんなに何ページもプリントすることはほとんどありませんが、仕事ではよくあるからです。

でも包装には「業界最多」と書かれているので、きっと10枚分もこんなことができるというのはすごいことなのでしょう。
便利なことをつい忘れて欲張ってしまいがちですが、ここは10枚でもありがたいと思い出さねば。
ページ数の多いものはそれほど頻繁ではないし、その時はホチキスを使えばいいですしね。

そんな訳で年明けから、書類をプリントアウトして綴じるのが楽しくなっています。
一度、フラット(集合住宅)関連のことで、お隣りのスーパーおばあちゃんにちょっとしたものをプリントした時に使ったら、驚いて二度見していました。笑
日本製というだけで、どことなく誇らしく感じ、ますます嬉しくなっています。

The staple-less stapler that I got at Christmas is great.
It cuts a little bit of paper in a sort of arrow shape, cleverly folds it up and puts the pages together all in one go!
It's like a piece of origami work and no wonder it's made in Japan :D


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by londonsmile | 2017-02-26 08:32 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(4)
大人になると好みもかなり定まってくるし、もういろいろなものを持っているしで、お誕生日のプレゼントはいつも迷います。

結局、ものより何か経験するものが嬉しいよねということになり、最近は食事やコンサートに落ち着くことが増えました。
それこそ大人になると、お互いのスケジュールの都合でなかなか会えない友達もいるので、一緒に過ごす時間は嬉しいのです。

ただ、普段からよく会っている和食が大好きな友達には、毎年、当日にちらし寿司をプレゼントしています。
お米をたくさん食べるイラン人の彼女は、ちらし寿司に手間がかかることをわかってくれて、喜んでくれるので、作りがいがありますが、ほぼ年に一度だけのちらし寿司作りです。笑

でももう3年ぐらい作ったので、今年はちょっとバリエーションをつけて、おいなりさんにしてみました。

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前日の夜中に完成。笑

市内に出かけるインディーに手渡しをお願いしたので、私は直接食べ方を説明できないなあと思い、手が汚れないようにラップで包んでみました。
揚げの数のわりにご飯が多かったので、たっぷり詰めたら「おにぎらず」みたいになりましたが!
彼女いわく「ハンバーガーみたいな感覚で」ご家族みんなで楽しんでくれたようです。
レシピを聞かれたということは、気に入ってくれたのかな。
ほっ。

お店で簡単に手に入る日本にいたら、おいなりさんをお誕生日プレゼントにするなんて考えられませんが、食材も限られる外国生活では、日本人には懐かしくて、外国人には珍しくて喜ばれそうな贈り物。
おいなりさんなんてカジュアルすぎて和食のお店にはないのでね。笑

ところ変われば事情も変わるものですね。


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by londonsmile | 2017-02-22 07:35 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(2)

ドレスコードは難しい

友達が誕生日の集まりに呼んでくれたので、喜んで「行く行く!」と言った私。
あとで招待状をいただいたら、ドレスコードがブラックタイ(男性はタキシード)というフォーマルな集まりであることがわかりました。

しかもその後、本人から「もしかしてキモノ持ってる? キモノで来てくれたら嬉しいなあ」というメッセージまでもらったので、着ていくなら練習しなくちゃと、慌てて久しぶりに着物を出してみました。

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イギリスに暮らすようになってもうすぐ11年ですが、なかなか慣れないのがドレスコード。
たまーにあるフォーマルな席には、やはりロングドレスがいいようなのですが、私は似合う自信がなくて着物にしています。

それでも正式なパーティーは、まだいいのです。
一番フォーマルな服装で行けばいいのですから。

それよりも「ちょっとした」パーティーというのが、実はクセもの。
お友達の家にご飯に呼ばれたのでカジュアルな服装で行ってみると、みんな意外にドレスアップしていたり、逆にちょっとおめかしして行ってみると、他の人は案外カジュアルだったり。
パーティーの場所や目的、主催者の人柄などによって微妙に違うようなのですが、そのへんがなかなか読み切れず、外しちゃったかもなあ、と思うこと多し。

もちろん、おめでたい席ならお祝いする気持ち、家での集まりなら楽しくおしゃべりすることの方がずっと大事なのですが、その場に合った服装でいた方が心地いいですよね。
基本的には日本にいても同じことですが、生まれ育った文化ではないところに住んでいるので、少しだけ複雑。
日本だと、正式な服装をしていれば間違いない、という雰囲気がありますが、こちらではドレスアップすればいいというものではなく、正式すぎる服装で目立ってしまう方が恥ずかしい。
「ドレスダウン」の仕方にコツがあると見ています。

ファッションには好みもあることだし、やはりここは経験を積んで、少しずつ自分なりの方法を学ぶしかないようで、私もおしゃれのレッスンをする良い機会だと思って、毎回自分に「チャレンジ」しています。

話は友達のパーティーに戻って。
着物のリクエストがあったのは先週だったのですが、ずっとお天気が悪かったので、久しぶりに晴れた今日、初めて出すことができました。
せっかくなので、ついでに一式ぜんぶを引っ張り出して、虫干しすることにしました。

少し前に、インド人マダムに「この国には変な虫がいて、私の絹のサリーは随分やられちゃったの。あなたもキモノ持ってるなら気をつけた方がいいわ」とアドバイスを受けて、実はドキドキしていたのです。
日本でだって気をつけないと痛んでしまうものですが、気候が違えば、また違うのかもしれないと思って。
ちなみにマダムには、ラベンダーを乾かしたものを一緒に置いておくといい、と教えてもらいました。
へー、ラベンダーって、防虫にも使えるんだ!

今日見たところでは虫食いもなく、なんとか大丈夫そうだったので、ホッとしています。
さて、あとは練習する時間があるかどうか、練習してうまくいくかどうか、そして髪の毛もアップする練習しないと!汗

私のおしゃれへの道のりはちょっと険しそうですが、めげずにチャレンジを続けたいと思います。
今回は、お誕生日を迎える友達のためにも!


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by londonsmile | 2017-02-13 22:05 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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