パディントン、50歳になる

少し前になりますが、日本にいるお友達に頼まれて、ある方の写真を撮りにパディントン駅に行ってきました。

その方とは
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くまのパディントン!



子供の頃に「くまのパディントン」という本を読んだことのある方、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。

かくいう私もその一人。
今回、お友達が送ってくれたパディントンの本を、何十年かぶりで懐かしく楽しく読み返しました。
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     (知らなかったのですが、続編もたくさんあるんですね!
どれもマイケル・ボンド作 松岡亨子訳で、福音館書店より出版されています。
このブログで引用したのも、こちらの本です)

ご存じない方のために少しお話しすると、パディントンはペルーからやってきたくまで、

「どうぞ このくまのめんどうをみてやってください。おたのみします」

という札をつけてパディントン駅に座っているところを親切なブラウンさん夫妻に見つけてもらい、ブラウンさん夫妻、子供たち、そして働き者の家政婦さんと楽しく暮らすことになるんです。

ペルーからやってきたくまが大都会ロンドンで地下鉄に乗ったり、デパートに行ったり、お芝居を観に行ったり・・・。
好奇心がとても旺盛なパディントンは、いろいろなことに挑戦するのですが、たいてい騒ぎを巻き起こし、そしてそれがなぜかいつも、うまく納まるんです。
「くまは困らないようにできている」のだそうで、うやらましい!

礼儀正しくて、正義感の強いパディントンは、ほのぼのとしていて愛らしく、読み進めながら、大人の私も一緒にハラハラドキドキしてしまいました。

パディントン駅では、すっかりモダンに改造された駅の構内に像が置かれているのですが、この駅は乗り入れも多く、忙しい駅なので、ぽつりと置かれたパディントンは、まるで、初めてロンドンに来た時のように、ちょっと心細そう?
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でも、私が写真を撮っている間にも、大人も子供も、パディントンを見つけて嬉しそうに写真を撮ったり、頭を撫でに来たりしていました。

やっぱりイギリスでも人気者なんですね。

ちなみに駅構内には、グッズを売る店も登場しています。
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そしてこのパディントン、今年50周年を迎えるそうです。
愛され続けていますよね。

先週の金曜日の朝、ぼんやりテレビを見ていたら、作者のマイケル・ボンドさんがパディントンのぬいぐるみと共に登場!

82歳というご高齢のボンドさんですが、飄々としていて魅力的なおじいちゃまでした。
今年、新しいパディントンの本を出版すること、(パディントンの大好物である)マーマレードはボンドさんも大好きで、毎朝欠かさずトーストにつけていること、などをユーモラスに話していらっしゃいました。
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(なんでこんなに怪しい写真を撮ったかというと、お友達のために録画しようとしたけれど、とっさにうまくいかず、せめて写真を見せようと思ったからです)

そしてボンドさん、6月1日付の新聞、The Timesの日曜版には、お嬢さんと一緒に登場。
ボンド家にはパディントンのようなクマのぬいぐるみがいて、家族のようにあちこち一緒に出かけていたことや、お嬢さんから見るとボンドさんとパディントンは性格が似ていることなどが書かれていました。
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そういえば私の子供の頃も、妹と一緒にスヌーピーにいろいろな名前をつけて(よく考えてみると、「スヌーピー」自体、名前ですよね?笑)一緒に寝たり、旅行やレストランに連れていったりしていました。
実は大人になってからも、妹がテディーベアを作り始めたので、その中のお気に入りと一緒に寝たり、旅行に連れて行って写真を撮ったりもしていました。
さすがにカバンの中に隠していましたが(笑)。

それをお友達に話したら、「うちの子もハロッズのしろくまちゃん、どこにでも連れて歩いているよ。よく行くカフェでは席を確保してるよ」とのこと。

時代や国は違っても、ぬいぐるみって、やっぱり愛されるんですね。
そして「くまのパディントン」は、そんな誰でも持っている温かい気持ちから生まれたからこそ、今でも深く愛されているのかもしれませんね。

大人として久しぶりに読んでみると、

「子供向けなのに意外と難しい言葉を使っているんだな」(私が今回読んだのは日本語訳ですが)

とか、

「子供やパディントンへの注意の仕方が柔らかくてイギリスらしいな」

とか、

「家政婦さんがいたり、ポートベローマーケットの近くに住んでいたりするなんて、ブラウンさんのお家はなかなかいいお家なのね」

なーんて、余計なことも考えたりして、大人ならではの楽しみもあったりして。ふふふ。

パディントン誕生50周年の今年、パディントン駅の像を見に行ってみたり、たまには童心にかえって子供向けの本を読んでみたり、なんてどうでしょう?
懐かしい楽しい気持ちになれるかも♪
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Tracked from うっかり熊公のガラクタ箱.. at 2008-11-19 23:41
タイトル : パディントンの輪
  先日の日記でくまのパディントンの最新刊   のことを書きました。 そのおりに、三越の英国フェアで見た ダッフルコートからお腹がはだけてる50周年記念限定パディントンぬいぐるみ(笑)のことをネットで調べていたのですが  残念ながらその身嗜みのあやしい...... more
Commented by uroco_m at 2008-06-06 10:44
おーっ、パディントンさん。50歳になられるのにいつまでも若々しい(笑)名前と顔は知ってるけど、本は読んだこと無かった。まさか南米出身とはつゆ知らず。
子供が泣いているときにぬいぐるみをあげるとぎゅーっと抱きしめるのを見ると温かい気持ちになるよね。あと、ぬいぐるみが無いとお昼寝できない子もいたし。子供たちにとっては一緒のセキュリティーみたいなもんかしら。うろ子も何か作ってあげなきゃ。

ところで義弟&義妹は来週ネパールに出発です。インドにも寄ってくるそうです。
Commented by jae-sinead at 2008-06-06 17:22
パディントン駅では何度か乗り換えたことがありますが
いつもあわただしく移動して、そんなクマさんがいるなんて
気がつきませんでした。
とってもかわいらしいですね!
今度駅に行くことがあったら私も彼を撫でてあげたいです。
なんだかほのぼのとした気持ちになりました。
ありがとうございました。
Commented by Saori at 2008-06-06 18:57 x
私もパディントン駅でくまのパディントンと記念撮影したことありますよ~♪
先日のBBCのBreakfastもみました^^
何だかもっと昔に書かれたお話のような気がしていたのですが、著者が生きていて、今年50年目、と言う事に驚いてしまいました。
いつの時代も子供達に愛される存在のくまちゃん、ロンスマさんの小さい頃のお話も微笑ましく読ませてもらいました^^
Commented by よしおよしこ at 2008-06-07 16:29 x
くまは困らないようにできている!
よっちゃんに教えてあげたいね(笑) そして私もあやかりたい♪
久しぶりに読んでみたくなりました。ありがとう!
2年前ロンドンを訪れたとき、パディントン駅でインディが花束とパディントンのマスコットと一緒にお迎えしてくれたのを思い出したよ。
大人になってもいろんな楽しみ方ができていいものですね。
明日の朝はマーマレードトースト食べよう☆
Commented by hammohammo at 2008-06-08 17:57
先々月バースからロンドン・パディントン行きの電車の中で見た、トレイン・フリーマガジンの表紙が「パディントン50歳!」だったよ~。
パディントンってペルーから来たんだ・・・目からウロコ!!
私実は子供のときはかなりおしゃまな子で、ぬいぐるみとか、お人形とか「ふん!」って感じだったの。。(←可愛くない子供 ^^;)
そして、その反動が大人になってきてしまった(笑)。
家政婦さん、ポートベローなど、在英で大人になったからこその読み方がある、という点はふむふむです。私も一冊買ってみようかな♪
Commented by りす美 at 2008-06-09 00:27 x
昨日、Teddington(こことリッチモンドの間にある町)に行ったらTeddington Bearのぬいぐるみが売っていて笑ってしまいました!
Commented by londonsmile at 2008-06-09 16:19
*うろ子ちゃん*
そうなの、パディントンは南米からの「密航者」なんだって(笑)。
愛すべき性格のくまが次々と巻き起こす騒動、楽しいよ。ベビちゃんが少し大きくなったら、ぜひ♪

子供ってぬいぐるみが好きだよね。そうか、セキュリティーの意味もあるのかもね。うろ子ちゃんのベビちゃんは、ママに手作りぬいぐるみを作ってもらって幸せね。

おぉ、義弟くんご夫妻、ネパールにご出発なのね!インドにもお寄りになるとは、ますます楽しいでしょうね。機会があったら、ロンスマからも楽しい旅を、お伝えくだされ。お会いしたことはないけれど。うろ子ちゃんも、お土産話、楽しみだね♪
Commented by londonsmile at 2008-06-09 16:26
*Sineadさん*
(他の方へのコメントで、この呼び方で、と書いていらしたので、勝手に採用させていただきました♪)
有名な像らしいので、行けばすぐにわかると思ったいたのですが、なかなかわからず、結局お巡りさんに聞きました(笑)。でも、お巡りさん、聞かれ慣れている様子で教えてくれたので、きっとみんな聞くんでしょうね。
パディントンは、地下鉄の乗り換えに近い方にあるショッピングセンター風なモダンな一角にちょこんと座っていました。ぜひ行って頭を撫でてあげてくださいね♪
Commented by londonsmile at 2008-06-09 16:31
*Saoriさん*
おっ、Saoriさんもパディントンにお会いになったんですね!そしてテレビも。実は私も、失礼ながら、最初は作者の方がご存命ということに驚いちゃいましたよ。でもかわいいおじいちゃまで、ファンになっちゃいました(笑)。
私たちは超ぬいぐるみ姉妹で、なかなか大人になれませんでした(笑)。って、今もなっていませんが(汗)。スヌーピーが名前、というのも、この記事を書いて初めて気づいたんですよ。
Saoriさんは、ぬいぐるみ、お好きでしたか?
Commented by londonsmile at 2008-06-09 16:38
*よしおよしこくん*
そうなの、くまは困らないらしいよ。でも、よっちゃんは聞く耳持つまいね。せめて私たちはあやかりましょ♪
パディントンは、大人が読んでも、童心を思い出させてくれる楽しいお話だよ。おすすめ♪
あ、私もマーマレード食べたくなった。買ってこよっと♪
Commented by londonsmile at 2008-06-09 16:44
*hammoちゃん*
ご両親との時間、楽しんでる〜♪お忙しい中、コメントありがとうね。
そうそう、表紙がパディントンっていうの、読ませてもらったよ。気にしてみると、あちこちで50周年を祝っているみたいだね。
おぉ、hammoちゃんはお人形に興味がなかったのね。たいていぬいぐるみ派かお人形派に分かれるけれど、どちらでもなかったとは、おっとな〜♪ご本とか読んでいたのかな?
その反動で今はぬいぐるみとか好きになったのかな?もしかしてコレクションとかおありなのかな?気になるわ〜。
そうそう、他にも、ブラウンさんの家の子供達は寄宿舎の学校に行っていて、やっぱり良いお家なのねと確信しました(笑)。大人になっても楽しめるよ。hammoちゃんもぜひぜひ♪
Commented by londonsmile at 2008-06-09 16:46
*りす美さん*
Teddington Bearですか!単なるしゃれなのか、便乗商法なのか、よくわからなくっておもしろいですねぇ!どんなくまちゃんだったんでしょう?
私と全く同じうさぎのぬいぐるみをお持ちのりす美さんには、深いご縁を感じております♪

Commented by うっかり熊公 at 2008-11-17 00:50 x
初めまして!
パディントンベアの記事に釣られて参りました。
マイケル・ボンド氏のことがとても興味深かったのでこちらの記事を私のブログで紹介させていただきたかったのですが・・・
何か月も前の日記にコメントを書き込んで申し訳ありません。
Commented by londonsmile at 2008-11-17 19:46
*うっかり熊公さん*
はじめまして!ご訪問とコメント、ありがとうございます。
そちらのブログにもお邪魔したんですが、パディントンがとてもお好きなんですね!うっかり熊公さんというハンドルネームも、パディントンへの愛情を感じます。
マイケル・ボンドさんの件、私の記事でよかったらご紹介ください。ひょうひょうとした感じのすてきなおじいちゃまで、私もすっかりファンになっちゃいました。
実は、日本のお友達がパディントンの最新刊を送ってくれたので、これから私も読むところで楽しみにしているんです。こちらでは、控えめながら50周年のイベントなどもやっているようですよ。
またパディントンのお話など一緒にできたらいいですね。
よかったら、また遊びにいらしてくださいね。これからもよろしくお願いします。
Commented by うっかり熊公 at 2008-11-19 23:38 x
唐突にも関わらず快諾ありがとうございます!
またご訪問とコメントをありがとうございます!
御言葉に甘えてマイケル・ボンド氏の件などを参照させていただきました。

もともとは旧姓が熊谷なので中学時代の仇名が熊公でした。
子供の頃はしっかり者と言われてその気でいたのですが、
気がつけばうっかり者になっていたので " うっかり熊公 " と名乗っております~。
パディントンは自分では " うっかり " と思っていないんですよね。
パディントンには色んな面でかないませんが、彼に他人とは思えない親しみを抱いてはや20年の同志です(笑)。

ロンドンにお住まいとのことで現実は色々あると思いますが素敵ですね。
私は幼稚園くらいでメアリー・ポピンズを読んで以来の英国ファンなのですが、英国関連の本にばかりお金を使って未だ英国の土を踏んでいないおまぬけさんです。ロンドンも含めて古い家屋や建造物がいまでも息づいている英国にはなんともいえない魅力を感じてやみません。

また遊びに参りますので宜しくお願いします!
Commented by londonsmile at 2008-11-22 04:01
*うっかり熊公さん*
こちらこそ、私の記事をご紹介いただいて、ありがとうございました。

そうでしたか、お名前はそういう由来があったんですね。
早とちりしてしまい、失礼しました。
ちょうど今、寝る前にパディントンを読んでいて、お隣りのカリーさんに「クマ公」と呼ばれていたので、なんだか重なってしまって・・・。
パディントンは全然うっかりじゃなくって、いつも真剣ですよね。それがまたほほえましくて♪
毎回、話がまーるくおさまるのもお人柄、いえおクマ柄でしょうか。
ボンドさんの書き方もお上手ですよね。

イギリスがお好きなんですね。私ももともとイギリス好きだったんですが、まさか結婚して住むことになるとは夢にも思っていなかったので、最初は「旅行していた時と違う!」と思うことの連続でした。
でも慣れてくるとそれもまたよし、という感じで、イギリスのテンポを楽しめるようになってきました。
いつかイギリスに遊びにいらっしゃれるといいですね。
これからもよろしくお願いいたします。
by londonsmile | 2008-06-06 07:02 | イギリスのこと・人 | Trackback(1) | Comments(16)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile