突然訪れた(?)芸術の秋

先週、我が家に突然、芸術の秋がやってきました!
自分達で立てた予定に加え、急にチケットを人からいただいたりして、1週間のうちに4回も劇場などに行くことになったんです。

普段は夜はあまりお出かけしない私たちには、これは異例のこと!
でも、こんなに様々な芸術を楽しめるのもロンドンだからこそかな、と思ったので、ちょっと駆け足になりますが、今日はそのご紹介をしたいと思います。
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     (バービカンのホール内。ライトがレトロでいい感じです♪)



e0114020_18361380.jpg最初は土曜日の夜に近所で映画を観ました。
主に私の希望で、11月2日に封切られたElizabeth The Golden Age(注:音が出ます)。女王エリザベス1世のお話です。

試写を観た知り合いの方に、「とてもよかった!英語がきれいだから観た方がいいわよ」と勧められたのがきかっけですが、前作の「エリザベス」も好きだったし、興味がありました。
前日には前作をDVDでしっかり復習しちゃいました。
(写真はポスターより)

どちらもエリザベス女王役はケイト・ブランシェット。
記者会見などで見る彼女は、自然で柔らかく、いい感じですが、この時代の白塗り風な(?)お化粧をした彼女はちょっと怖い(笑)。
しかも女王としての威厳に満ちていて迫力満点。

それでも彼女は本当に美しく、スクリーンから目が離せなくなってしまいましたよ!
眉毛のないような不思議なお化粧をしているのに美しいなんて、よほど顔立ちが整っているんですね。
私の中ではすっかりエリザベス1世=ケイト・ブランシェットになりました。

映画なので多少の脚色はあるとしても、近臣の名前や戦争の方法など、史実に近い形で作られているようで、ちょっと勉強にもなりました。
女王も女性、という点にも触れていて、特に女性には楽しめるのではないかしら?
確かに英語も美しく、訛っていないので(笑)、わかりやすかったです。

あ、ちなみに、ちょっとだけ残酷なシーンもありました(汗)。
これは歴史上、仕方ないんでしょうね?

日本では「エリザベス ゴールデン・エイジ」として来年2月に封切り予定のようなので、日本の方も乞うご期待です!

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e0114020_18404195.jpg火曜日はSouth BankでSonia Sabri Companyのインド舞踊を観ました。
こちらは断然インディー氏の希望。

バーミンガムから来たというこのカンパニー、全員がインド系で、ドラムやシターなどの演奏者が4、5名とダンサーが4、5人(たぶん)というとても小さなグループでした。

主宰のSonia Sabriさんは、ずば抜けてダンスが上手で、他の人とは体のキレが全然違うんです。さすが!
インド北部の伝統的舞踊に少しモダンな解釈を加えたものだそうですが、なんとなく中国のカンフ-のような雰囲気もあったり、コミカルな動きもあったりして、おもしろかったです。

音楽もとても良くて、インディーなんてダンスそっちのけでバンドの人をじーっと観察していました(笑)。
特にドラム!途中、少しソロがあったのですが、どうやってそんなに細かく指が動いているの?というくらい、正確なすばやい動き。
そしてもちろん美しいリズムでした。

独特な音楽を聞いているうち、今年の夏にインドで聞いた音楽などを思い出し、しばし思い出にふけってしまいました。

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e0114020_1913792.gifさらに水曜日にはモダンバレエの鑑賞にBarbicanへ。
このバレエ、ずーっと前にご招待いただいていたのに、申し訳ないことにすーっかり忘れていて、前日にのんきにインド舞踊を観に行ってしまったのでした。

Barbicanにはいくつかの劇場がありますが、実際に入るのは初めてだったので、嬉しかったです。
(左の写真、白いコスチュームなので、見づらくてごめんなさい。良い写真があったら差し替えます)

上演されたのはMichel Clark Company(注:音が出ます)のStravinsky Project。
ご招待を受けた時点で見ていたはずなのですが、何しろずーっと忘れていたので、当日、タイトルを聞いた瞬間、ちょっとイヤな予感が・・・。

実は私、現代音楽って得意じゃなくて、特に不協和音がダメなんです。
でもストラビンスキーといえば、不協和音の連続!
お友達と一緒なので、帰るわけにもいかず・・・。
いやいや、バレエはおもしろいかもしれないし、と自分を励まして席に座りなおしました(笑)。

幕が開くと、不思議なモダンバレエの世界。
Michel Clarkという人は、斬新な振り付けや解釈で有名だそうで、これもご多分にもれず、という感じでした。

モダンバレエ独特のおもしろい動きにニヤニヤしているうち、ダンサー全員がとんでもないものを被って登場!
さて何を被っていたのでしょう?
答えはブログの一番最後に書くことにします。びっくりしますよ~!

ダンスは興味深いという意味ではとてもおもしろかったのですが、まだまだ芸術初心者の私には、わかりやすいクラシックの方が向いているみたいです。
でも、これはあくまで私の見方で、批評家には好評だったようなんですよ。

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e0114020_19123657.jpgさらに土曜日、突然行かれなくなったというお友達にチケットをいただき、ミュージカル「Fiddler on the Roof(屋根の上のヴァイオリン弾き)」に。

日本では森繁久弥が演っていたのよねーとお友達に話したら、「私は西田敏行のイメージ!」とのこと。むむむ。私、古いんでしょうか??

劇場は高級なSavoy Hotelの敷地内にあるSavoy Theatreです。
ちょっとクラシックな内装で、気分も優雅になりました。

20世紀初めごろのロシアのユダヤ人を描いたこのミュージカル、劇場に入るとユダヤ系の帽子を被った男性がたくさん・・・。
インディーは公私ともにユダヤ系の知り合いの方が多く、ユダヤ人に詳しい(?)のですが、「劇場の半分以上がユダヤ系だと思うよ」とのこと。
そのせいか、ことあるごとに大きな笑いがあちこちから聞こえてきて、なかなかにぎやかな客席。
お客さん同士になんとなく一体感もあったりして、おもしろい体験でした。

ストーリーは笑いあり、涙あり・・・というと、月並みに聞こえてしまうかもしれませんが、深刻過ぎず、でも少し考えさせられるような、おもしろいお話でした。
正直、こんなに楽しめると思っていなかった程です(笑)。

ユダヤ人の知り合いが多いインディーは、「俳優の動きがいちいちユダヤ人っぽい!もしかしてみんなユダヤ系かな?」とまで言っておりました。

もうすぐ終わってしまうということなので、ご興味のある方、お早めに!

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インディーが仕事の都合で早起きなので、普段は週日はあまりお出かけしない私たち。
充実したカルチャー週間は楽しいながらも、最後の方は眠気との戦いになってしまいました(笑)。

こんなにバラエティーに富んだパフォーマンスを立て続けに観られるのも、ロンドンにいるからこそ、ですよね。
日も短くなってきたことだし、これからは冬のお楽しみも見つけないと!


********(クイズ?の答え)********

ダンサーが何を被って出てきたか?
答えはトイレです!

軟らかい質感のもので、嫌な感じは全然なく、単にユーモラスだったのですが、いやぁ~、びっくりしました。
客席からもさすがに、かなり笑いが漏れていましたよ~。
それで何を表現したかったかは・・・私にはわかりませんでした!
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Commented by hammohammo at 2007-11-15 19:53
一週間で4日観劇とはまさに芸術の秋!!最近劇場行ってないなぁ。。
ソフトな質感とはいえ便器かぶってでてこられたら引いちゃうと思います。
私も不協和音も苦手なので。。ピアノもやっていたので、古臭いと言われても現代音楽よりクラシックがやっぱり落ち着く(苦笑)あっでもロックとかは好きですけど♪
「Elizabeth The Golden Age」気になります。女王といえば去年ヘレン・ミレンの「The Queen」を観たけれど、こちらも英語が綺麗です。女王違いですが。。^^;
Commented by yamoed at 2007-11-15 23:03
芸術の秋を満喫してますね〜。いいな♪私は「食欲の秋」のみです(笑)
こういう楽しみも、ロンドンならではかもしれませんねー。しかし、便器被ってモダンバレエかぁ、、、想像すると、ある意味怖い(笑)
↓イスタンブール旅行記、とても楽しかったです。行きたくなりました!!お買い物も素敵なものばかり☆皮のコート、ロンスマさんにとても似合いそうです♪
Commented by petituk at 2007-11-16 18:42
気候はすっかり真冬ですが(笑)、芸術の秋を満喫してますね~♪
私、ケイト・ブランシェット 一番好きな女優さんかも。
素晴らしい演技力のある女優さんだと思います。
オーストラリア人ですよね、確か。でも米語、英語、アイルランド英語、全て完璧に演じて、すごいーっていつも思うんですよ。
バレエ、私は先月にロミオとジュリエットを観にいきましたよ。
来年早々にはくるみ割り人形です。楽しみ。
Commented by lovely_morning at 2007-11-17 02:14
一週間に4本!すごいですね~!
ケイト・ブランシェット、私も大好きです。
前作のエリザベスも見たので、今回も興味津々です。
残酷シーンは・・・仕方ないかな(汗)。
私、いまだにモダンアートが今ひとつ理解できないのです。
バレエの表現、す、すごいな~。ちょっと引くかも~(笑)。
Commented by cinq-etoiles at 2007-11-17 02:45
1週間で4本立てーー!こりゃ、スゴイ!!
そりゃ~最後には眠くもなるわ。(笑)
でもイギリスの秋冬って日が暮れるのが早いから、こういう芸術系にはもってこいやと思うよ。

↓のイスタンブール紀行、全部読ませてもらいました♪
なんか数年前に行ったモロッコを思い出したわ。似てるよね~・・
でも物価が以外にも高そうでビックリ!
再来週にまたモロッコへ行くんで、値切ってきまっせー。(笑)
Commented by Saori at 2007-11-17 23:06 x
まさに芸術の秋ですねえ~!
子供がいるとどうしても劇場から足が遠のいてしまうので、こんなにたくさん見られたなんてすごく羨ましいです。
トイレを被って登場したダンサーさんたちを想像して私もちょっと笑ってしまいました。
どんな意味があったんでしょうね!?
Commented by londonsmile at 2007-11-18 04:58
*hammohammoさん*
そうなんですよ~、ちょっと欲張り過ぎちゃったかなぁと思っていますが、普段おでかけしないので、機会があるとついつい欲張っちゃって・・・(笑)。
トイレは驚くでしょう?何を表現したかったんでしょうね~?
ピアノをやっていらしたんですね!実は私もやっていたんです。最後の方はサボってばかりでしたが・・・なぜか今の家にピアノがあるので、たまに弾いているんですよ。不協和音が苦手なのも一緒~(笑)。
Elizabeth...ぜひ、ご覧ください~。重すぎずにいい感じだと思います♪そして私はまだ観ていないThe QueenのDVDを手に入れなくっちゃ~♪

Commented by londonsmile at 2007-11-18 05:01
*yamoedさん*
いえいえ、食欲の秋、大切ですよ~!しかもあんなにおいしそうなものばかり!うらやましいです♪
トイレはオドロキましたよ~。嫌な感じは全然しなくて、単にユーモラスなんですけどね。印象が強すぎて、他のこと、忘れちゃった~(笑)。
イスタンブールはある意味、観光地なので、家族連れもたくさんいましたよ~。hanaちゃんがもう少し大きくなったら、ご家族でいかがでしょう?あ、でも旧市街の石畳、バギーで大丈夫かな?
Commented by londonsmile at 2007-11-18 05:05
*petitさん*
Petitさんもケイト・ブランシェット、お好きですか?嬉しいな♪姿形が美しいだけじゃなくて、存在感がありますよね。英語もそんなに使い分けていたんですね!知らなかったわ。この映画では、女王になりきってましたよ!
ロミオとジュリエットのバレエ、良さそう♪そしてくるみ割り人形も、ちょうど季節ですよね!楽しんでくださいね~。
Commented by londonsmile at 2007-11-18 05:10
*アサさん*
おっ、ここにもケイトブランシェット・ファンが(笑)!前作もご覧になったなら、ぜひぜひこれも!今回の方が話の筋がわかりやすかった気がしますよ。アサさんのご意見もうかがいたいわ♪あ、残酷シーンは・・・まぁ、時代的にも仕方すよね?
先週はちょっと欲張っちゃいました(笑)。
モダンアート、難しいですよね~。お子ちゃまテイストな私は、トイレの印象が強すぎて、他のこと、あまり覚えていないんですよ~(笑)。
Commented by londonsmile at 2007-11-18 05:18
*cinqぽん*
欲張っちゃったもので、帰り道はウトウトでした(笑)!でもこの季節、観劇にはいいですよね~。いろいろなものが観られるのもロンドンならでは、という気もするし。
モロッコに行くんですね~!いいなぁ♪私は行ったことがないので、興味津々。似てる雰囲気なのね?だったらマーケット、楽しそう!値切った戦利品(?)、ぜひぜひご紹介くださいませ~♪
Commented by londonsmile at 2007-11-18 05:22
*Saoriさん*
そうなんです、ちょっと過密スケジュールでした~(笑)。もっとしっとり落ち着いて楽しまないと、ありがたみがなかったかも、と反省しています。あるい意味、興奮状態の一週間でしたが・・・。
Saoriさんは観劇、お好きですか?キーランくん、きっとあっと言う間に大きくなって、すぐお出かけできるようになりますよ~!あるいはもっと大きくなったら、観劇デートとか・・・?うふふ~、楽しみですね♪
トイレはほんとにびっくりしました。でもユーモラスだった感じ、わかっていただけて嬉しいです♪ダンサー達はいたって真剣で、まじめ~な顔で踊っていましたよ~(笑)。モダンアートも理解できるようになったら楽しいでしょうね~。
Commented by uroco_m at 2007-11-18 20:09
ケイト・ブランシェット、メル出身でーす。ってうろ子が自慢することじゃないケド。うろ子も好きです。豪出身のハリウッド女優といえばニコールキッドマンのほうが有名だと思うけど、周りの日本人はケイト派の人が多いですねー。やっぱり演技力と往年の女優を思わせる気品と雰囲気があるからでしょうか。
最近は豪で環境問題にも取り組んで多面で活躍されてるようです。

最初のエリザベスを観たときは英語がわからんくてチンプンカンプンだった記憶が。10年前くらいじゃなかった?
今回は聞き取れるかなぁ。
Commented by londonsmile at 2007-11-21 03:42
*うろ子ちゃん*
おぉー、メル出身でしたか!ケイト派、多いですね~!うろ子ちゃんもファンとは嬉しいです♪確かに気品と雰囲気、ありますよね~♪特に日本人にウケがいいのかしら??
そうそう、前作はもう10年近く前だと思うよん。今回の方がストーリーがわかりやすい気がしたし、オーストラリア暮らしのうろ子ちゃんですもの、もちろん大丈夫よ♪
by londonsmile | 2007-11-15 19:15 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(14)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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