ハリー王子の結婚式は前日から大盛りあがり

今週末、土曜日にいよいよ英国ロイヤルファミリーのハリー王子と、アメリカの女優メーガン・マークルさんの結婚式が行われます。
前日の金曜日はBBCの朝のニュース情報番組でも特集を組んで、大盛り上がり。

わたしはまた立て込んでいてあまり外に出ていないので、実際の街の様子はあまりわからないのですが、バスの中からちらっと見えたところでは、ロンドンの中心部にはお祝いのユニオンジャックの旗があちこちに掲げられていました。

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(それでも買い物に行ったときにお店の前でパチリ・笑)

テレビもあまり観ていなかったので、今朝のBBCの情報番組にはついかじりついてしまったわたし。笑

メインキャスターはすでに結婚式が行われるウィンザーから中継をしていて、すっかり警備が整った街の様子や、地元の子どもたちの活動や、世界各国から集まった報道陣や観光客へのインタビューを伝えていました。
その合間にハリー王子の子どもの頃からを振り返ったり、ご両親のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式や、お兄さんのウィリアム王子とケイト妃の結婚式を紹介したり、同じ日に結婚するカップルを取材したりと、とにかく大興奮。
熱いお祝いムードに包まれていました。

わたしはロイヤルファミリーをしっかりウォッチングしているわけではないのですが、感覚的に、お兄さんのウィリアム王子の結婚式のときよりも、今回のハリー王子の方が一般の人が盛り上がっている印象を受けています。

ひとつにはハリー王子の人気が考えられます。
ウィリアム王子ももちろん人気者ですが、ほぼ王様になることが確実なお兄ちゃんは「しっかり者」という印象。
それに対して弟のハリー王子は、子どもの頃からやんちゃなことで知られ、若い頃にはパーティーで羽目を外した様子などが報道されていました。
その後、立派な若者に成長して、一般の人と親しく話したり、訪問した諸国で現地の人と一緒に踊ったりして明るく頼もしいロイヤルファミリーのメンバーになり、「世界でいちばんの花婿候補」とも言われていました。
最近では、お母さんのダイアナ妃を早く亡くしたトラウマを克服した経験も告白して、一般の人は「王子も人間なんだ」と、ますます親しみを持ったのではないでしょうか。
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(大好きなEmma Bridgewaterもお祝いのマグカップを出しています)

さらにメーガンさんの経歴も変わっているのです。
メガンさんはイギリス人ではなくアメリカ人、お母さんはアフリカ系。
さらにメーガンさん本人には離婚歴もあります。

英国では1930年代、エドワード8世の恋人で離婚歴のあるアメリカ人、シンプソン夫人が王家に受け入れられず、恋を貫いたエドワード8世が王位を退いて、その後も家族の間に大きな確執を残すという事件がありました。
(シンプソン夫人は、当時まだ二度目の結婚をしていたというも理由になりそうですが)

今回結婚するハリー王子の王位継承権は6位。
彼が王様になる可能性が低いということも関係がありそうですが、メーガンさんのような人がロイヤルファミリーに迎えられる時代になったのだという明るい気持ちもあるのかなと思います。
アメリカからは今回、ずいぶん観光客が押し寄せているようです。
王室のないアメリカでは、イギリスのロイヤルファミリーは人気が高いとか。

そしてやはりハリー王子の王位継承権が低めだからこそ、結婚式の会場に伝統的なウェストミンスター寺院でなく、ウィンザー城というこじんまりした環境を選べたのかな、とも。
より家族のつながりが感じられるウィンザー城内のチャペルを選んだのはお二人の意思と言われています。
王子は子どもの頃から馴染みのある場所だし、お父さまの二度目の結婚式も、おじいさま(フィリップ殿下)の90歳のお祝いもここで行われたんです。
街の中心のウェストミンスターでは警備もピリピリするでしょうが、郊外で静かな環境のウィンザーだとお祭り気分がさらに盛り上がりそうですよね。

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(記事とは関係ありませんが、ちょっと変わった紫陽花の花)

と、ついつい朝からにわか王室ウォッチャーになってしまいました。笑

結婚されるお二人のこれまでや今後のこと、そしてもちろん結婚式の詳細をBBCが「非英国人のためのロイヤル・ウェディング・ガイド」という記事にまとめてくれています。
情報たっぷりな上、日本語に訳されていて、もう大サービスな記事ですよ。笑

結婚式が始まるのは日本時間では午後8時。
日本でもBBCワールドニュース(リンクはこちら )のほか、BBCのフェイスブックのページ(リンクはこちら )でも観られるようです。
BS日テレ、NHK BS1でも放映されるそうですね!

式が執り行われるウィンザー城のあるウィンザーは、郊外ということもあって緑がとても多く、王家にもゆかりのある優雅な古い建物も多く残る本当に美しい町です。
結婚式とともに、さわやかな初夏のイギリスの雰囲気を楽しんでいただけると思うので、お時間があったらご覧になってみてくださいね!
せっかくだから晴れるといいですね。

ハリー王子、メーガンさん、おめでとうございます♪


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by londonsmile | 2018-05-18 18:05 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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