サマータイムの終わりを見届ける

先週の土曜日の夜から日曜日の朝にかけて、イギリスではサマータイムが終わって標準時間に変わりました。

イギリスに住んで12年近く経つというのに、まだこの「時間の変更」に慣れない私。
「1時間遅らせる(go backward by one hour)」と言われても、毎回「えーと、遅らせるということは夜中の0時が夜の11時になるってこと? それともその反対? どっちー?」と人に聞くことになります。
(ちなみに正解は「夜中の0時が夜の11時になる」です。こうして書いてみると、私も少しは覚えるかも。笑)

そんな私ですが、昨日の夕方、時間が変わったことをすごく実感したので、感激してつい写真を撮ってみました。

サマータイムの終わりを見届ける_e0114020_08311034.jpg


ただの夕暮れなんですが、これは夕方の5時ごろ。
あまりに暗くなっていて驚いたのです。
お月さまも見えていますね。

その前の週までは、5時はまだまだ明るかったんです。
ということは、この写真の状態は先週までは6時だった訳で、ああ、暗くなるのが早くなったのね、と実感したのでした。

サマータイムの終わりを見届ける_e0114020_08305342.jpg


引き潮のテムズ川も、すっかり夕暮れ。
明日も晴れるかな。

そういえば、今年は初めて「時間が変わる瞬間」に立ち会いました。
サマータイムが終わって標準時間になるのは日曜日の午前2時らしいのですが、普段はたいてい寝ている時間。笑
ところが今年は土曜日にヨークシャーでインディーの家族の集まりがあったので、ホテルに戻ってきたのが夜中の1時ごろでした。
それからお風呂に入ったり、ちょっと仕事をしたりして、ふと手元のスマホを見ると、1時と表示されている。

あれ? 帰ってきたのが1時なんだから、今が1時のはずはないのに。
そこで、「そうか、時間が変わったんだ!」と認識したのです。
なんだかちょっと楽しい気分でした。

サマータイムの終わりを見届ける_e0114020_08302712.jpg


ホテルの部屋に置かれていたメモ。
「今夜、時計が1時間戻ります。時計やアラームを調節して、朝ごはんを逃さないようにしてくださいね」

実際には時計は1時間戻るので、もし時間を間違えたとしても、朝ごはんに遅れるというよりは、朝ごはんに早すぎるということになるのですが、そこはご愛嬌。
「時間を間違えないでくださいね」の代わりに、「朝ごはんが食べられなくなったら大変ですよね」とユーモラスな表現をしてくれたようです。

これもちょっとおもしろい経験でした。

サマータイムの終わりを見届ける_e0114020_08313455.jpg


最初の写真から15分後ぐらいして地下鉄に乗るころには、空の色がさらに濃くなっていました。
これからきっとどんどん日が短くなって、本格的な冬になるんだろうな。
暗くて寒い季節の楽しみを見つけることにしましょう。


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Commented by Yukko at 2017-11-01 11:38 x
時間切り替わりましたね〜
イギリス人友達から連絡ありました。
実は日本にいる私にはちょっといいことがあります。
サマータイムだと、私が朝6時に起床したとき、イギリスは夜10時、今は夜9時なので、
メールや電話できる時間が増えて英語の勉強に少し長く付き合ってもらえます(≧∇≦)
(友達の就寝時間が11時ごろなので)

暑い日本もサマータイムを導入すればいいのになあって思います。
朝食に、、、のホテルのジョーク、なんだかイギリスっぽいスマートなジョークでいいですね♪
Commented by londonsmile at 2017-11-02 02:46
*Yukkoさん*
サマータイムが終わりました〜。
イギリスのお友達と英語の勉強をされてるんですね! 
標準時間の方が日本と電話がしやすくなるというのはありますね。私の場合は反対に日本の夜中の12時がこちらの午後3時から4時に変わるので、お昼過ぎに電話できる時間が延びることになります。
日本はヨーロッパほど日照時間の違いがないから必要ないかなーと思っていたのですが、確かに暑くなるので、夏は朝早くスタートさせたりするといいかもしれませんね! 
by londonsmile | 2017-11-01 03:04 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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