街のおしゃれパブでプロの作るBBQメニューを♪ St Barts Brewry

先日、初夏イベントに行ってきました。
パブの新しいバーベキューメニューの試食会という美味しいイベントです。

イギリスでは、バーベキュー(以下BBQ)は「オーストラリアの国民的食べ物」なんてよく冗談に言われますが、なんのなんの、イギリス人もBBQは大好きなんです。
暖かくなってくると、週末はお庭でBBQという話、本当によく聞きますし、目にします。
BBQ用のコンロを持っているお家も本当に多いのです。
日曜日の午後、家族や友達が庭で椅子に座ってワイワイおしゃべりしている間、男性がビールを飲みながらコンロにつきっきりになって焼く係をしてくれる、というのが私のイギリス風BBQの印象です。
(インディーがあまり好きではないようなので、わが家ではやったことがないのですが)

だからBBQはイギリスでは夏の料理で、これからの季節にピッタリなのです。

この試食会が開かれたのは、街の真ん中、デザイン事務所などの多いおしゃれなクラーケンウェル(Clerkenwell)にあるトレンディーなガストロパブ(料理にも力を入れているパブ)。
BBQは、辛口のインディーに言わせると、全般に「焼けすぎてお肉が硬くなっていたり、生焼けだったり、クオリティーにばらつきがある」のだそう。
でもガストロパブなら家庭とは違うプロの味が楽しめそうで、とても楽しみにうかがいました。

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お水のピッチャーの中に縦にスライスしたキュウリを入れるのは、こちらでは夏によく見る演出。
とても涼しげですよね。

よく見ると、ナイフとフォークが黒っぽいのがわかるでしょうか?
BBQでよく使うプラスティックの黒いカトラリーを意識して黒っぽくなっていますが、実は金属製、という凝ったものでした。
こういう細かいところにもこだわっているなんて、お料理も大いに期待できそうですね。

この試食会があったパブは、St Barts Brewery
以前に私の誕生日の時に友達に集まってもらったパブです(その時の記事はこちら)。

この日は本当によく晴れて気温も上がり、まさに初夏のようなBBQ日和でした。

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金融街のシティーも近いので、仕事が終わったスーツ姿の人たちもお家に帰る前に一杯。
お天気のいい日は外で飲む人が本当に多いのです。

ちなみにこのすぐ左側は、ロンドン全体の食肉市場であるスミスフィールズ・マーケット(Smithfields Market)
卸市場ですが、一般の人もお買い物できるそうですよ。
そして右側の数軒先には、現存するロンドン最古の教会と言われている聖バーソロミュー・ザ・グレート教会(Great St Barthoromew)があります。
映画『フォー・ウェディング』、『恋に落ちたシェイクスピア』などの撮影にも使われた11世紀からの歴史ある教会です。
こんな歴史を感じる場所にいるだけで、なんだかワクワクしてしまいます。

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このパブ、中に入ってすぐの吹き抜けと、たっぷり入る自然光が気持ちがいいのです。
広すぎるようにさえ感じるこの空間も、週末の夕方などは立ち飲みする人で大にぎわいになるんでしょうね。

試食会は、階段を上がったプライベートルームで。

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この鏡、昔の家で暖炉の上に飾ってあったようなものだそうです。
レトロな形がとてもすてき。
パブ全体としてはモダンな内装なのに、ところどころに古くて家庭的なものが取り入れられていて、ますます居心地が良くなっている気がします。

プライベートルームにもバーがあって、オーナー氏が営んでいるケント州のワイナリーで作られた英国ワインやサイダー(リンゴのお酒。シードルというフランス語の方が分かりやすいかもしれませんね!)がたっぷり用意されていました。

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ワイナリーはHush Heath Estate(←クリックしてみてくださいね)。
スパークリングが得意なワイナリーなので、到着してすぐのウェルカムドリンクはスパークリングワインで。

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キッチンにある燻製機を見せてもらったり、オーナーご夫妻や他のブロガーさんを紹介してもらったりしているうちに、担当の方からご挨拶があり、さて、楽しいBBQメニューの始まりです♪

「これまでのBBQにはさようなら」ということで、スロークッキングしたり、燻製したりして手間をかけたプロのBBQ料理が並びました。

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まず写真を説明すると、右上の写真からから時計回りに、
Harissa Halloumi Fingers(中東のハルミチーズに香辛料ハリッサをピリッと利かせた美味しさ!)、
Burnt Ends(メインで出しているスペアリブの端っこ。売り切れ御免!だそう)、
Scotch Egg(こんなふわふわで美味しいスコッチエッグ、初めてでした。卵が半熟なんて♪)
(左上の写真の左側)(もう一度上の)Burnt Ends、
(右側)Chicken Wings(鳥の手羽先。酢豚のような甘辛ソースが絶品で、かなり気に入り、後でシェフにもコメントしちゃいました・笑)。

写真を撮りそびれましたが、その他にDevilled Whitebait(揚げたて熱々のホワイトベイト。美味しかった♪)。
ホワイトベイトは辞書などで調べると「シラス」と出てくるのですが、実際には私たちがイメージするシラスよりはずっと大きいし、形ももっとずっと魚っぽいのです。
しつこく調べてみると、ニシンの子ども、というものもあったので、そちらの方が近いかな。
イギリスでは揚げて食べるのが一般的です。

前菜はみんなでワイワイとシェアしましたが、メインは一人ずつ好きなものをオーダー。
美味しそうなものばかりで悩んだのですが、私が選んだのはこれ!

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Baby Back Ribs(スペアリブ)。
BBQといえばこれでしょう! と張り切ったのですが、写真ではわかりにくいものの、これ、ものすごーく大きかったのです。
もちろん骨も付いているので余計に大きいのですが、それにしてもものすごいボリューム。
私は最後はナイフとフォークを置いて手でかぶりつきましたが、それでも完食ならず。
隣りの席のカリブ系のお兄さんはナイフとフォークを上手に使って最後まできれいに食べていました。

このスペアリブ、ソースの甘辛具合も美味しかったのですが、何よりお肉が柔らかかった!
後でシェフに聞いたところでは、お肉を焼く前に一度蒸しているそうで、手間がかかったプロの仕事に感激でした。
本当に柔らかくて美味しいので、ぜひぜひお試しください(しつこいようですが、ホントなんです!)。

メインを食べている時には、サイドメニューも出してくれました。

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が、スペアリブを手で持って食べていた私は、サイドメニューの写真をかなり撮りそびれてしまいました!
なので、他の人のメイン料理の写真も一緒にコラージュしてみました。

こちらも右上の写真からHalf Roast Chicken(半羽分のローストチキン。このお肉もマリネする時間と手間がかかっていて、かなり柔らかかったそうです)、
Corn on the Cob(BBQといえばトウモロコシですが、なんと仕上げにパルメザンチーズでコーティングされたオシャレさんでした)、
Pit Master Tray(リブ、ビーフ、スモークソーセージなどが少しずつセットになったもの)、
(左側)Sweet Potato Fries(サツマイモのフライ)と(右側)Chips(フライドポテト)。

この他にも、Mac'n'Cheese(マカロニチーズ♪)、Potato Salad(ニューポテトのサラダ、イギリスではポテトサラダは珍しいのです)、Smithfield Slaw(赤キャベツも入った美しいコールスロー)などもあり、お肉との相性もバッチリ。

メインでは他にも、燻製やスロークッキングをしてから最後にちょっと炙ったビーフなんていう凝ったものとか、一気に焼き上げるピンク色のステーキなどもあって、どれも美味しそうでした。
あまり遠くの席の人のお料理は写真に撮れなかったのが残念。

このBBQメニューは、全体にできるだけ近い産地のものを使うことにこだわっていて、お肉、魚、野菜はロンドン近郊のものを使い、BBQや燻製にも、ワイナリーの隣りのリンゴ畑のリンゴの木を使っているという徹底ぶり。

そしてもちろんワインも英国産のHush Heath Estateのワインです。
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この赤のHush Heath Manor Pinor Noir、重すぎず、でもしっかりしていて大好きなのです。
Hush Heathのワインでは、私はこの赤か、スパークリングのBalfour, Leslie's Reserve NVが好き。
ちなみにLeslieさんはオーナー氏の奥さまのお名前です。
他のワインやサイダー(シードル)やリンゴジュースにもお子さんたちの名前が付いているんですよ。
ほのぼのしていていいお話でしょ。

そんな話を聞きつつ、フードブロガー/ライターの方たちとも食べ物談義、レストラン情報などで盛り上がりました。
前菜を分け合ったりして親しく話をさせてもらいましたが、みなさん、とても気さくで、もちろん食べることが大好きなので、いろんなことをよく知ってる、知ってる!笑
イギリスにも美味しいものはあるけれど、イギリス人は食べることへの情熱はあまりないんじゃないかなあと思っていた私は、この日でずいぶん考えが変わりました。
もちろん、この人たちはプロやマニアの方々ですけれど。
美味しいお話をたくさん聞けて楽しかったです。

と、楽しくおしゃべりしている間にデザートの時間。笑
お腹がかなりいっぱいでしたが、やっぱり最後にちょっと甘いものがあると嬉しいですよね。

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「新しいBBQメニューにはデザートは1品のみ、でもこれが鉄板です!」とマネージャーの方がおっしゃるデザートはKnickrbocker Glory(ニッカーボッカー・グローリー)。
いわゆるアイスクリームのパフェのようなものですが、夏の風物詩であるBBQのシメにはぴったりだし、イチゴ味好きな私にはますますぴったりでした。

St Barts Breweryの新しいBBQメニューには、こういうディナーの他にも、BBQしたものや、やはりBBQにつきもののサラダを具にしたいろいろなサンドイッチもあるようです。
こちらでじっくりご覧くださいね。→こちら

楽しい時間はあっという間に過ぎましたが、やはりBBQ料理はたくさんの人でワイワイ言いながら食べるのが楽しいですね。
ロンドンの街の中心にあるおしゃれなパブで、新しい形のプロのBBQ料理なんていかがでしょう?

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(夜のスミスフィールド・マーケット。
ビクトリア時代の美しいアイアンワークに塗られたきれいな色は、夜の方が映えるのかもしれません。
美しくてため息が出ちゃう♪)


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by londonsmile | 2017-04-21 05:52 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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