先週は珍しく、久しぶりに外でのお仕事がありました。
日本から調査にいらした方と市内の福祉機関に同行し、お話を聞くお手伝いをしたのです。
調査にいらした方は大学の先生で、なんとこのブログをみてくださってご連絡くださったのでした。
だから打ち合わせの段階から「あ、それ、ブログで読みました!」と言ってくださったりして話も盛り上がり(笑)、女性だったこともあって、お仕事の当日もまるでお友達と話しているような感覚になったほど。
不思議な感覚、そしてとてもありがたいことでした。
せっかくなので、ご一緒している時間は楽しくロンドンの見どころなどをお話ししながら歩いたのですが、ある訪問先の最寄り駅に着いた時には、私の目はこの古い設備に釘付け!
地下鉄の駅の切符売り場なのです。
モダンな建築にはない優雅な美しさについ見とれ、仕事中なのに自分が写真を撮りたかったので(笑)先生にも、「こういう切符売り場がきれいに残っているところって珍しいかもしれませんよ♪」とお伝えして、自分もパチリ。
先生も喜んでくださいました(と思います!)。
この駅では今では切符は自動販売になっているので、この切符売り場は使われていませんが、最初に駅を設計した人などの説明が丁寧に書かれていました。
とてもきれいに保存されていたので、気になって家に帰ってから調べてみると、1906年に開業したこのHolloway Road駅は、今では保存建築物(Grade II)の対象になっているそう。
2007年から2008年にかけて大規模な修理をしたそうなので、この切符売り場の周りもその時にきれいに整えられたのかもしれません。
凝った装飾のタイル、優雅でいいですよね。
こんな風に立体的なタイルは最近のものでは私は見たことがないのですが、今もあるのかしらん。
ピカピカに光っているのが、また華やかな印象です。
コートを着て帽子をかぶった紳士や、ドレスを着て羽根飾りのついた帽子をかぶった女性たちが、ここで切符を買うところが目に浮かぶような美しさでした。
いかん、いかん、仕事中でした。
妄想は後でゆっくりするとして。笑
Holloway Road駅の周りはほとんど住宅地ですが、実はここはサッカーのプレミアリーグ、アースナルのホームグラウンドであるエミュレーツ・スタジアムの最寄り駅でもあるのす。
だから観光でいらっしゃる方にも利用する機会がある駅かもしれません。
もしいらしたら、ホームに行く前に、ぜひ切符売り場をのぞいてみてくださいね。
ところで当日の調査の方は、通訳自体は上手く口がまわってくれなくて焦ったものの、訪問先でとても感じの良い方にお会いして、普段の自分の生活では知りえないような貴重なお話をうかがうことができました。
こんな機会に恵まれて、とてもありがたいなあとしみじみ思った帰り道でした。
思えば、この駅の美しい切符売り場も、このお仕事をお受けしなければ見られなかったかもしれないのです。
ブログを通じてお声をかけてくださった先生には大感謝。
ちなみに今回は聡明でかわいらしい医大生のお嬢さんも調査に同行されていたのですが、このお二人、最初にお会いした時、姉妹かと思っちゃったのです、真面目な話!
お二人とも小柄で細くてかわいい! お母さま、お若い!
それとも日本ではこれが標準なのかしらん。
「日本人は細くて若く見えていいわね〜」などとこちらの友人にお世辞を言ってもらって、いい気になっている場合ではありませんでした。
あくまでもこちらの人たちとの比較ですもんね。
次に日本に行くまでには、もっと痩せて、カワイクならないと。汗汗
先生、お嬢さん、貴重なお時間におつきあいいただいて、どうもありがとうございました。
お二人がロンドンを好きになってくださって本当に本当に嬉しいです♪
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