針いらずのホチキスは折り紙の国から

クリスマスのプレゼントは、メインのプレゼントのほかに、ちょこちょことしたオマケをプラスするのがわが家流、というか、インディー流です。

といっても、もともとクリスマスプレゼントにはこういう小さなオマケを付けていていたのかもしれません。
クリスマスといえば、大きな靴下(英語ではストッキングというのですが)を下げておくのを子供の頃に絵本で見た方も多いと思います。
その中に詰めるものをストッキング・フィラー(stocking filler、靴下に詰めるもの)と言うのですが、お店なんかでもクリスマス前になると、よく小さな商品に「ストッキング・フィラーに最適!」というポップが付いているので、こうしているのはわが家だけではないのかも。

とにかく、去年のクリスマスにも、小さなオモチャのようなものを少しもらったのですが、そのうちの一つがとても使い心地がよくて大ヒットしているのです。
それは、これ!

針いらずのホチキスは折り紙の国から_e0114020_08412706.jpg

わー、なんでしょう? 不思議な形。
ホチキスみたいに見えるけど???

そうなんです、ホチキスなのです。

針いらずのホチキスは折り紙の国から_e0114020_03185869.jpg

しかも日本製。
日本ではなく、英国アマゾンで見つけたそうです。

このホチキス、包装にも書いてありますが、「針なし」、つまり針を入れなくても綴じることができるスグレモノで、その名も「ハリナックス」。笑

針がなくても綴じるってどういうことかしら? と思いますよね。
こんな感じになるんです。

針いらずのホチキスは折り紙の国から_e0114020_08414268.jpg


矢印のような形に紙を切り抜いて、それをペロンと上に折り上げて、上からパッとおさえる。
なんとなく折り紙の国の発想という気がしませんか?
折り上げられた部分もしっかり押さえられているので、ちゃんと平らになっています。
このきっちりした感じに、どうしても折り紙の伝統を感じてしまうのでした。

針を使わずに紙が綴じられるのはありがたいのです。
針を買わなくて済むということもありますが、紙を処分する時にいちいち針を取らずに済むので手間が大きく省けます。
仕事で紙を扱うことが多いので、この手間が省けるのは私にとってはとてもありがたいこと。
爪もヨレヨレにならずに済みますし。
紙をリサイクルに出すには針を取らなければならないので、初めから針を使っていなければリサイクルに回る紙の量も増えそうですよね。

たった一つの問題は、10枚が最高だということ。
家のことでそんなに何ページもプリントすることはほとんどありませんが、仕事ではよくあるからです。

でも包装には「業界最多」と書かれているので、きっと10枚分もこんなことができるというのはすごいことなのでしょう。
便利なことをつい忘れて欲張ってしまいがちですが、ここは10枚でもありがたいと思い出さねば。
ページ数の多いものはそれほど頻繁ではないし、その時はホチキスを使えばいいですしね。

そんな訳で年明けから、書類をプリントアウトして綴じるのが楽しくなっています。
一度、フラット(集合住宅)関連のことで、お隣りのスーパーおばあちゃんにちょっとしたものをプリントした時に使ったら、驚いて二度見していました。笑
日本製というだけで、どことなく誇らしく感じ、ますます嬉しくなっています。

The staple-less stapler that I got at Christmas is great.
It cuts a little bit of paper in a sort of arrow shape, cleverly folds it up and puts the pages together all in one go!
It's like a piece of origami work and no wonder it's made in Japan :D


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Commented by ninja2005y at 2017-02-26 21:31
londonsmileさん、おひさしぶりです。
まだまだ先に話ではありますが
来年、渡英することが、ほぼほぼ決定しました。
(判りませんけどね。)(笑)

というのは、置いといて・・・・・

>>紙をリサイクルに出すには針を取らなければならないので、初めから針を使っていなければリサイクルに回る紙の量も増えそうですよね。

ところが!
張りは外さなくても良いのだそうですよ。
とはいっても、日本だけかも?

なぜなら、古紙は水に溶かして回収するため
その工程で篩い(フルイ)を通すので
針はそこで引っかかり、針だけ回収できるのだそうですよ。

http://withnews.jp/article/f0161214002qq000000000000000W00o10101qq000014427A
Commented by londonsmile at 2017-02-27 00:24
* ninja2005yさん*
お久しぶりです。ご旅行、決まりそうなんですね。計画中がこれまた楽しいんですよね。笑 たっぷりお楽しみください。

リサイクルのこと、教えてくださってありがとうございます。実はFacebookでも同じことを書いたら友達に教えてもらって驚いていたところでした! 確かにおっしゃる通り国によって違うのかもしれませんが、ホチキスの針は取らなくてはいけないと信じていたので本当にびっくりでした。私の場合は仕事で使ったものはシュレッドすることが多く、我が家の超簡易シュレッダーがホチキスの針に勝てる気がしないので、やっぱりこれからも針は取る気がしますが、そうしなくてもいいと思うと気が楽です。ありがとうございます。
Commented by ひつじ at 2017-02-27 07:52 x
おはようございます。ホチキスの針を指で取っている人多いですよね。
でもホチキスの後ろの被せる側に針を取るためのステンレスが付いているのを
知らない人が沢山居て(*_*;
爪でやったら偉い事になりませんか?
文房具はそちらには楽しくて可愛いのが沢山ありますよね♪
紙のだけのホチキス考えた人も取れるステンレスしらなかったのかも。
でもそれも又良いアイディアですよね。両方あるのが便利かもですね。
何時も楽しく読ませていただいています。
Commented by londonsmile at 2017-02-27 17:25
*ひつじさん*
いつも見てくださってありがとうございます。
ホチキスの針、手で取るのは大変ですよね。それに手間自体も大変なんじゃないでしょうか。お仕事でやるとしたら時間もかかりますし、針を買わなくて済めばエコな上に経費が浮くというのもあるかもしれませんね。
日本のホチキスは性能良くて、針を取るものが付いていますが、私がこちらで買ったホチキスには付いていないんですよ!こんなところでもお国変われば、なんだなーと面白く思います。
by londonsmile | 2017-02-26 08:32 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(4)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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