北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅その13 ダービシャーの大邸宅、チャッツワース・ハウス(ダービシャー州) お屋敷編

北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅、前回はダービシャーのチャッツワース・ハウスのお庭をご紹介しました。
今回の旅のテーマだったケイパビリティ・ブラウンは、丘の上の木の1本1本を植える場所まで設計し、庭からの景観を損ねるという理由で、村ごと移動させたりしたんでしたね。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

広くて、スケールの大きなお庭でしたが、この日はあいにくの雨。
雨足がどんどん強くなってきたので、お庭の見学は途中で中止して、予定外にお屋敷の見学をさせていただくことになりました。

16代にわたってキャベンディッシュ公爵家のお住まいであるチャッツワース。
英国でも有名なカントリーハウスなので、お屋敷を見せていただけるのは大歓迎でした。
これが想像以上に絢爛豪華で大感激だったのですが、同時にモダンな感覚や家庭的な雰囲気もたっぷり感じられたのです。

早速ご一緒しましょう!

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入口を入ってすぐにあるこの大階段。
チャッツワース・ハウスで一番と言っていいほど有名な場所です。

チャッツワース・ハウスは映画やテレビのロケ地としてもとても有名で、日本でもおなじみの有名な映画では、キーラ・ナイトレイ主演の『プライドと偏見』がありますが、その映画でもこの階段、しっかり出てきますよ。
ぜひチェックしてみてください♪

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階段を上って振り返った感じ。
天井画が本当に見事ですね。

チャッツワース・ハウスには30におよぶお部屋があるそうですが、どれも本当に豪華で圧倒されました。
ちなみにこちらでは、古代ローマやエジプトのものや、レンブランドやヴェロネーゼの傑作絵画など、さらにモダンアートを含め、4000年にわたる美術品が収められているそうです。
個人のお宅なのに、まるで美術館ですね。

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木のパネルを壁に使うのは伝統的によく見られますが、こんな凝った装飾の木製の柱は初めて見ました。
しかも革張りのように光ってますよね。

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チャペル全体もこんなにゴージャスですが、天井画もまたすごい!

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圧倒される美しさでした。
このチャペルは、今でも赤ちゃんの洗礼などに使われているそうです。

寝室だってすごいですよ。

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ベッド周りの生地だけでも重厚で光沢があって美しいですが、壁や天井の絵も凝っていますよね。

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こちらはダイニングルーム。
シャンデリアも、天井も、壁にかけられた絵も美しいですね。

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こちらはライブラリー(図書室)。
こんな美しい天井と、凝った模様の厚みのあるカーペットのお部屋に居たら、本より周りに見とれてしまいそう。
カーテンもどっしりしていてすてきだなー。

チャッツワースの会員(Friend)になると、このダイニングルームやライブラリーを使ったディナーに招待してもらえるようです。
近くに住んでいたら会員になりたい!

どっしりといえば、この廊下もすごかった!

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タペストリー(織物)が壁いっぱいにかけられている廊下。
装飾工芸品であるタペストリーは、冬の間は防寒の役目も果たすとか。
なるほど!

重厚な装飾はゴージャスですが、少し暗くなりがち。
広いお屋敷の中には、明るい雰囲気の場所もたくさんありました。
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こちらは彫刻ギャラリー。
ここなんて本当に美術館みたいですが、ここも映画『プライドと偏見』に出てきます。

17世紀から18世紀にかけて、イギリスの裕福な貴族の子弟は、教育の総仕上げとして大規模な外国旅行に出て見聞を広めることになっていました。
これをグランド・ツアーというのですが、チャッツワース・ハウスにある美術品の中には、このグランド・ツアーで立ち寄った土地から持ち帰ったものも多いとか。
17世紀の時点ですでに世界的な視野で見聞を広めていたなんて、日本との歴史的背景の違いに驚くばかりです。
日本はその頃、鎖国でしたもんね。

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なんとモダンな!

コンピュータの半導体のようなデザインの黄色い壁。
それが反対側の鏡に映って、ますますポップな雰囲気になっていました。
古い伝統的な建物のお屋敷にも、こうして今の時代の香りが感じられるのは嬉しいですね。

他にも、お屋敷の中には遊び心にあふれた場所も多いのです。
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ゴージャスなお部屋の壁に高価で美しい食器。
普通に食器棚に展示してもいいのに、こうして壁にかけているのが楽しい。

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ドアの向こうに、もう一つのドアに掛けられたバイオリンが見えますよね。
実はこれ、実物ではなくて絵なんですって。
すぐ近くで確認はできなかったのですが、5メートルぐらい離れたところからは、どこからどう見ても本物にしか見えない!
ここで立ち止まって、じっと目を凝らしてバイオリンを見つめる見学者もたくさんいました。
ゴージャスなお屋敷に、こんな楽しい仕掛けがあるのもおもしろいですね。

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ちょっとユーモラスな、だけど実はゴージャスなシャンデリア。

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美しい長椅子の上にはドライになったアザミのような植物が。
「ここに座らないでね」という粋な表示ですね。

お屋敷には、キャベンディッシュ公爵家のご家庭の様子を垣間見られる展示もされています。

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美術館に置いてあるようなクラシックな彫刻の横に、大きな天然石。
なんか妙にアットホームな雰囲気になっていませんか?

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こちらもゴージャスなお部屋の中に、モダンなフレームに入った家族写真。
たまにこのお部屋に入ってくるだろうご家族をつい想像しちゃいます。

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お部屋の年代が新しくなると、このお部屋を使っていた人たちのことがますます身近に感じますね。

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そしてもちろん、ご家族の肖像画や写真もあちこちに。
こういうものを見ていると、こんな立派なお屋敷のあるお家に生まれるってどういう感じかなあとつい想像してしまいます。
大変なこともあるとは思うのですが、この大邸宅を当たり前の顔で歩けるというのはやはり魅力的。
見学者として歩けるだけでも本当に幸せでした。

贅を尽くした裕福な貴族の大邸宅は、広いお屋敷の中に遊び心や家族の絆も見え隠れする温かい場所でした。

最初にお屋敷と間違えた立派な厩舎は、今では内部がモダンに改装されて、お店やカフェが入っています。
お屋敷自体に入っているお土産ものコーナーもセンスが良くて充実していました。

お庭もお屋敷もとても大きいので、1日たっぷり遊べるカントリーハウスです。
冬の間は閉館中で、今年は3月25日から入場することができるこのチャッツワース・ハウス。
驚くほどゴージャスで、本当によい目の保養になるので、お近くに行く機会があったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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by londonsmile | 2017-02-16 03:16 | Visit Britain | Trackback | Comments(0)

翻訳をしているラッシャー貴子です。元気な英国人夫とのロンドン生活もはや12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、とりあえず非公開コメントでいただけると嬉しいです。


by londonsmile