お手伝いした本の刊行:『アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書』

翻訳のお手伝いをした本が11月30日に刊行されました。
私はお手伝いをしただけですが、訳していてもその世界にひきこまれていくような面白い本だったので、ぜひご紹介させてください。
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タイトルは『アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書』。
アメリカの数々の大学で20年以上にわたってスピーチの授業に使われている教科書を、狩野みき先生が日本向けに編集して監訳されました。

まず、私たち日本人にとっては、大学生の時からスピーチの授業を受けているという時点でちょっと驚きですよね。
一般に欧米の人たち、特にエリートの人たちは、人前でいとも簡単に堂々と話している印象がありますが、それは学生時代からのこういう勉強にも支えられていたんですね。
それに若いうちから自分の言いたいことを上手に伝えようと意識することで、社会人になっても仕事上のプレゼンだけでなく、プライベートでもコミュニケーション上手になっていくのではないでしょうか。
ただ何となく話しているのと、わかってもらおうと意識して話すのとでは、やはり結果も違ってきますよね。

この本では、スピーチの構成から話の内容、言葉の選び方、説得の仕方、資料の使い方、声の出し方まで、具体的なスピーチの例やテクニックを交えながら、どうしたら言いたいことがより伝わるかを詳しく説いています。
仕事のプレゼンだけでなく、人を紹介する時の話し方や授賞式でのスピーチなど、さまざまな場面で人前で話すコツにも触れていて、日常生活へのヒントもたくさんありました。

具体的なスピーチの例では、(原書では特に)アメリカの歴史や文化、社会問題に関わる内容が題材にたっぷり使われていて、スピーチの勉強をしながら学生の視野を広げる内容になっているのが教科書として素晴らしいと思いました。
個人的にはアメリカについて学ぶことが多くて楽しかったです。

もう一つ個人的なお話をすると、この本は私にたくさんの記憶を蘇らせてくれました。
私はアメリカ式の大学教育を受けたので、実はスピーチの授業を受けたのです。
おそらく違う教科書を使った(と思う)のですが、この本を読んでいて、そうそう、そういえばこんなことやった気がするなあ、とおぼろげな記憶が戻ってきました。
当時、英語の授業についていくのが精一杯だった私には、詳しい内容は頭に入らなかったようで、今思うと、それはとても残念。

それだけでも懐かしいのに、授業のことをなんとなく思い出すうちに、アメリカの影響を大きく受けていた学生時代の自分のことが次々と思い出されて、過去の自分が今の自分を支えてくれているような気がしました。
のんきな学生時代だったけれども、あの時があって今があるんだなあ、なんて。笑

お仕事なのに、こんなに楽しませてもらって申し訳ないと思うくらい面白かったこの本。
私にとって心に深く残る1冊になりそうです。

お店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
アマゾンのKindle版も出ているので、海外の方でも今すぐ手に入ります♪


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Commented by ヨモギ at 2016-12-07 15:28 x
こんにちは!
とても興味深い本です♪
若くなくても、「学ぶ」ことは大切ですよね?
私も主人も、若いころからの蔵書が多く、
引っ越し時はその量と重さで大変な思いをしましたので
今は、ほとんど図書館で借りるか、
文庫本などは読み終えると破棄しています(TT).
紹介されたご本は、まだ近場の図書館では扱っていないので
お正月過ぎにでも、もう一度チェックしてみたいと思います。
ハーバード大学の「白熱授業」(そんな名称だったかも)の本も、図書館で借り、たいへん面白く、発想の転換(これ古い言い方ですね)ができ、よかったです。

ご本、買えばはやいのですが、すみません(*^^*)

図書館で借りられる日を楽しみにしたいと思います。
Commented by londonsmile at 2016-12-07 18:16
*ヨモギさん*
こんにちは。ご興味持ってくだd去ってありがとうございます。
もちろん学ぶことに年齢は関係ありませんよね。

ご夫婦揃って読書家でいらっしゃるんですね。本が増える悩み、わかります。私は思い切りが悪くて、なかなか処分できないので、年末に向けて覚悟を決めようと思っているところです(大ゲサ!笑)。
この本も、タイミングよくヨモギさんのお手元に届きますように。
by londonsmile | 2016-12-02 18:34 | 翻訳のこと | Trackback | Comments(2)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活ももうすぐ11年。20歳の時に好きになったイギリスは今も好きです。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile