今度は夏休み in イタリア、コモ湖 その8 アルプスの山に登る

前回ご紹介したメナッジョに行ったのは、実はここから山に登るのが目的でした。

コモ湖はの周りは、高くはないものの意外に険しい山に囲まれていて、ハイキングコースがあちこちにあるのです。
険しいこの山、実はアルプスの一部だそうですよ。

この日、ホテルやカフェが立ち並ぶ湖畔から出発して目指したのは小さな教会でした。
でもインターネットから手に入れたプリントアウトには、なんとなくぼんやりした説明しか載っていません。汗
さて、総勢7名のインターナショナルチームな私たち、無事に丘の上の教会にたどり着くことができたのでしょうか!?
ご一緒に登ってみましょう!

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メナッジョにはボートで着きました。
こうして見ると、町があるのはほんの下の方で、意外に高い山が背後にそびえているのがわかるでしょうか。
この山のすぐ後ろ側はスイスと聞いて、アルプスの一部というのも妙に納得。

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もうちょっと遠くから撮った別の場所の写真。
お家の大きさと比べてみると、ゴツゴツした山がどれだけ高くて険しいか、わかるでしょうか。
さすがにこのゴツゴツをロッククライミングしたわけではなくて、ぐるーっと大きく回り道をして歩いたので、なかなか遠い道のりでした。

さあ、登りますよ!張り切っていきましょう♪

賑わっている湖畔から山方面に歩き始めると、まずは民家が続きます。

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別荘地としてもよく知られるコモ湖。
ジョージ・クルーニーの別荘があることでも有名ですが、それはメナッジョの対岸辺りだそう。

こんな風に凝った造りのお家はやっぱり別荘なのかなあ、それとも地元の方のお家かしらんなどと興味津々で家を眺めつつ、山側に向かって歩きました。
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このお家なんて、門を入ってすぐのところに鍾乳洞のようなものが!
さらには(なんだか観音様にも見えますが)マリア様も祀られています。
この奥にも似たような地形が続いていたので、たぶん天然のものを利用して、お庭の飾りにしているんだろうなと思います。
お家に鍾乳洞。
偶然なのかもしれませんが、なぜだかスケールが大きい気がして、妙に興奮してしまいました。
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しばらく歩いて行くと、少し開けた緑地に親子のロバさんがいましたよ♪
柵を挟んでいるとはいえ、私たちが歩いて行くと、お母さんロバはピクピクと耳を動かして注意深く私たちを見つめ始めました。
でも赤ちゃんロバ(もうずいぶん大きかったので、「子ロバ」ぐらいかな・笑)はそんなことお構いなしに、ママのミルクを飲み始めたんです。
かわいい〜♡ すてきなものを見せてくれて、ありがとね!
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もう少し登っていくと、あまり見慣れないものが。
小屋の中に大きな溜め水があるのです。
これ、本当に大きくて、ちょっとした銭湯の湯船ぐらいありそう。
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溜め水全体の写真を撮りそこなってしまったのですが、この写真から、全体の大きさ、想像できるでしょうか。
この水は何のためだろう?と思っていたら、友達が「きっと昔は、山に登る前にここで牛に水浴びさせて、それから登ったんだ。暑くなるからね」と言うのです。
牛が水浴びするから大きいのか!
でもこの石の湯船、じゃなくて溜め水の器(なんて言うんだろう???笑)、高さが私の腰ぐらいあるのです。
どうやって牛をここに入れたのだ!?笑
みんなで牛を持ち上げて入れたのかしらん、それとも何か台を置いていたのか、などと笑いながら話していると・・・
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わ! インディーがペットボトルの水を補給していました!
この水、飲んでも大丈夫なの?

と、ふと周りと見ると、みんなこの水を自分のボトルに入れていました。
大丈夫かなあ。
私はちょっと怖かったのでやめておきましたが、この後お腹を壊した人は一人もおらず。
でも一緒に行ったのはみんなヨーロッパ系の人たちだったので、ヨーロッパ産の菌には免疫があったということかもしれません。笑
あるいは今では本当に飲み水になっているのかもしれないしね。

「神経質だなあー」とインディーに笑われましたが、だって、怖かったんだもん。
私も腕や首には水をかけましたが、とても冷たくて気持ちよかったんですよ♪
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これが牛の水浴び場と思われるところの水を飲んだ仲間たち。笑

実はこの少し前に、ちょっと歩きすぎて、曲がるべき道を通り過ぎていたことがわかったので、近くのお家から偶然出てきた親切そうなおばさまに片言のイタリア語を総動員して道を確認しているところです。

みんなが話を聞いている間、肌が弱くて直射日光にあたるのが怖い私は、少し離れたところからありがたく観察。笑
すごく親切なおばさまで、誰かに電話までして確認してくれました。

さあ、道もわかったし、また出かけるよ!
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道を間違えた時には歩道のない車道の隅も歩いたりして、ちょっと怖かったのですが(笑)、ここからはだんだん山道になってきました。
この日は気温がぐっと上がって暑かったのですが、日陰に入ると涼しい♪
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トンネルの中はもっと涼しい〜♪
こんな細い道でも、たまーに車が通るので要注意ですが!
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しばらく行くと、友達の一人が見たがっていたあるモノが見え始めました。
緑に囲まれちゃっていますが、わかるかな。

写真の右側にある穴、実は第一次世界大戦の時に作られた塹壕(兵士が戦う時に身を守るための穴や溝)なんです。
第一次大戦は塹壕で悲惨な戦いが繰り広げられたことで知られているのですが、ひえー、こんな平和そうな静かな山の中でも戦ったの!?

と驚いていると、この辺りは国境も入り組んでいるし(先ほどスイスが近いと言いましたが、フランスも近いのです)、占領したりされたりという悲しい歴史もあるそう。
地続きで他の国に行かれるヨーロッパの歴史は、日本人の私の想像を超えていることが本当によくあるのです。
日本は島国だもんね。
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などと感慨深く思いつつ、でもやっぱり塹壕を経験してみたい私たち。

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実際に歩いてみると、塹壕はとても狭くて、圧迫感があって、こんなところで何日も過ごした兵隊さんたち、辛かっただろうなあと改めて戦争の悲惨さを思いました。
今は緑に覆われて美しく山の一部になっているこの塹壕。
この平和がずっと続きますようにとそっとお祈りしました。

ここから少し坂道が急になりましたが、汗をかきながら進んで行くと・・・
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着いたー!
ここが私たちの目的地、小さな教会です。

こんな山の上の小さな教会ですが、車でメンテナンスの方が来ていて、建物をいろいろチェックしていました。
でもおかげで建物の中も外も、とてもきれいに管理されていましたよ。

そして、この教会の向こう側からの眺めが最高!
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メナッジョの町が一望できます。
暑かったし、途中で息が上がったりもしたけれど、頑張ったカイがありました♪

みんなでしばし絶景を楽しんで、さあ、また来た道を引き返します。
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行きも帰りも、きれいな植物に目を奪われました。
全体に高山植物らしい草花っぽい小さいお花が多くて、私の好みにぴったり。
やっぱりアルプスに近いんだなあと実感しました。

右上真ん中の写真はミニシクラメンならぬ、ミニミニシクラメン。
本当に小さくてかわいいサイズでしたが、どう見てもシクラメンでした。
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もう一つ、道を歩いていて気付いたことは、たまにこんな風にマリア様が道端に祀られていること。
壁画風になっていたり、お花が飾られていたり、いろいろバリエーションがあるのですが、感覚的にまるでお地蔵様みたいなのです。
宗教は違っても、人間の感覚は似ているのかなーなんて思って、一人嬉しくなっていたのでした。

山のハイキング、一緒に楽しんでいただけましたか?
もう少しコモ湖の旅行記、おつきあいくださいね。


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Commented by ひつじ at 2016-08-13 07:48 x
楽しい旅行をなさって、私も後ろの方から同行させてもらっているように楽しんで読ませていただいています。
お水はヨーロッパは硬水で日本は軟水なので、そのまま飲むと、お腹壊す日本人はいるそうですね。
綿の衣類などの洗い上がりも水が違うので異なり、日本ではフワフワ仕上がるものがゴワゴワになってしまうとか!
某有名タオルメーカーが輸出した時に、その問題が起きて、改良するのに苦労したと聞いた事がありましたよ。
何時も楽しいブログをありがとう。
Commented by londonsmile at 2016-08-13 17:54
*ひつじさん*
見てくださってありがとうございます。楽しんでいただけたら本当に嬉しいです!
ヨーロッパは硬水と一般に言われていますが、場所によっても違うようなんです。例えばイギリスでもロンドンは硬水ですが、北のヨークシャーの方は軟水ですし。この水がどうなのかわかりませんが、なんていうか、私には噴水のお水を飲むように感じられたので、ためらったのです。こう言う水飲み場を見慣れた人たちにはなんでもないことなのかもしれませんね!
日本の軟水のお水は飲んでも美味しいし、肌にも優しいなあと日本に帰るたびに思います。
by londonsmile | 2016-08-13 02:55 | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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