木にヘリコプターや鍵束が成る季節

毎年、この季節はなんとなく楽しいのです。
それは木にアレが成るから。

ソレは、ちょっと枝豆のようにも見えるのですが・・・コレなんです。
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木に成ったこの黄緑色のモノ。ご存じですか?

これはこの季節に見られる「翼果」というもの。
ケヤキ、ニレ、カエデなどの種類に成る種だそうです。
日本でも普通にあるようなんですが、都会っ子の私は木の多いロンドンに引っ越してきてから知りました。
カエデの木なんて都心にも公園なんかにあっただろうに、じっくり木を観察していなかったんですね、私。

もうちょっと近くに寄ってみましょうか。
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これはまた別の木のもの。
翼果は特定の木のものではなくて、翼の形にできる種全般を言うので、色や形に色々なバリエーションがあるんです。

以前にこのブログでもご紹介した春先に色鮮やかな花が咲くイタヤカエデも、この時期には翼果ができるんですよ。

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ほらね。
これは、かなり横に広がった形ですね。

この翼果、この時期に成って、さやが破れることなく地面に落ち、自然に土にかえって芽が出るようになっているんです。

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だから、こんな風にコンクリートの道に落ちている子たちをみると、ちょっと心が痛みます。
ごめんね、ここだと芽が出ないよね。

でも自然は賢くて、芽が出ない可能性もしっかり予想して、たくさんの数の種を蒔いているはずですよね。
今の時代の私たちは森の中にはもう住めないので、上手に共存させてね、と落ちている翼果にお願いしています。

ちなみにこの翼果が落ちる時、くるくるとコマのように回って、ヘリコプターの翼のような動きをするんです。
子供達はまさに「ヘリコプター」と呼んでるんですよ。
日本でもそうかしら。

これがなんとも愛らしい動きなので、これまで何度も動画を撮ろうと試みたのですが、未だに成功ならず。
声は英語になりますが、Youtubeでカエデの翼果が飛ぶ様子を撮影したものを見つけたので、リンクを貼ってみますね。
少しイメージがわかっていただけるといいのですが!



この翼果、これまではちょっと近めに見てきましたが、実は大きな木にたくさん成っているのです。
葉っぱよりも色が一段明るいので、ちょっとしたお花のようにも見えて、私はそれも嬉しいんだと思います。
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これはなんだか長くブラ下がるタイプですね。
インディーの子供の頃には、こういう状態の翼果を「keys(鍵束)」と呼んでいたそう。
時代が変わっても今も鍵はあるから、今の子供たちにもそう呼ばれているでしょうか。

ピンクの翼果が成った木を眺めるのは、本当にお花が咲いているようで嬉しくなります。
そしてこの「お花」、1ヶ月以上は続くので、ますます嬉しい。

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そんな大好きな翼果ですが、これは翼果なのか?と迷うものもいろいろ。
同じ時期に見られるもので、翼果っぽいのですが、確信が持てないのです。

ひとつ目はこちら。
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可愛いでしょう?
このテンテンの部分にはお花が咲くので翼果ではないのかなと思いつつも、この部分はまさにヘリコプターのようにくるくる回りながら落ちるんです。

お花が咲くとこんな感じ。
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それから、もうひとつがこれ。
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なんだかもさもさしていて可愛いのですが、葉っぱとは違う形なので、やっぱり翼果の一種なのかなあと思うのですが・・・。

ご存じの方、ぜひ教えてくださいませ!

翼果は今の季節、まだ木の上で気持ちよさそうに風に揺られていますが、もう少しするとヘリコプターのようにくるくる舞い降りてくるはず。
気がつくともう舞っているので、なかなか動画に撮れないのですが、風の強い日にでも根気よく撮影してみたいと思います!
うまく写せたらご紹介しますね。
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I love this season as we see many "keys" and "helicopters" in the trees.
Do you know what they are?
They are seeds of those trees, and their shapes and coluors vary depending on the trees.
Many children call them "keys" because they look like them as well as "helicopters" because they fly like helicopters as they fall from the trees using two wings.
Quite often those seeds look more like blossoms in the tree and I love their beautiful and humorous existence (don't they look like edamame???) :)


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Commented by irino at 2016-07-09 02:18 x
カエデの翼果、かわいいですね。 “keys”っていう言い方、面白い!
写真のお花の木は、ボダイジュ? お釈迦様がその下で悟りを開いたのは、クワ科のインドボダイジュ。写真のは、シナノキ科の方かと。(葉っぱが似ているので、インドボダイジュが育ちにくい場所で代用したため、混同したとか)
家にイギリスの樹木の図柄のトランンプがあるのですが、似た感じだと、”Common Lime”セイヨウシナノキ と "Large-leafted Lime” ナツボダイジュ(別名ヨウシュボダイジュ、セイヨウボダイジュ)がありました。フユボダイジュという木もあるそう。なんだかややこしくなってきましたが……ざっくり言えば、シナノキの仲間。

下の方は、シデの仲間ではないかと。Hornbeam, Carpinus betulus かな?
和名は、ヨーロッパシデという、こちらもなんだか大雑把な呼び名。
ボダイジュは翼果。シデは風散布ですが、果苞(果実を包んでいる大型の扁平な葉)で翼はないとありました。
植物は似たようなのが色々あるし、同種でもイギリスに生えるのと日本のでは違うので、特定が難しいですね。
Commented by londonsmile at 2016-07-09 04:10
*irinoさん*
わー、いろいろ教えていただいて、ありがとうございます!
名前が出たので私も調べてみましたが、やはり最初の方はシナノキの一種のようですね。シナノキの一種が菩提樹というのも今回初めて知りました。言われてみれば葉っぱば似てますね。
そしてもう一つの方もシデのよう。果苞という名前、初めて知りました。木はいろいろな形で種を残すんですね。
私はお花は少し覚えていますが、木の名前をあまり知らず、こちらに来てから興味を持ったので、日本と微妙にずれていたりしてややこしいのです。笑 もっと図鑑を上手に使えるようになりたいです。irinoさんのおかげでとても勉強になりました。ありがとうございました♪

鍵束っていう言い方、かわいいですよね。子供たちは大人が持っている鍵を羨ましく思って見ていたのかなーと思うと、これまたかわいい♪
by londonsmile | 2016-07-07 17:11 | お花のこと | Trackback | Comments(2)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile