スーパーで買えるブラック・ファーマーのソーセージは誇り高き男のソーセージ!

おいしくないと言われ続けているイギリス料理ですが、最近では「そうでもないよ」という声もずいぶん出て来てますよね。

確かにイギリス人は全体的に食に対する情熱の薄い人が多いとは思うのです。
食べ物より大切なことがある(例えば会話とか、礼儀とか)と教わっているから、という説もあるそうです。
でも、美味しいものが好きな人はたくさんいるし、美味しいものを作る人もたくさんいます。

だから私はやはり「イギリスだって結構美味しいよ!」派。

評判のよくないイギリスの食べ物にソーセージがあるのをご存じですか?
特に日本人にとってソーセージというと、皮がパリっとしているドイツ風なソーセージの印象が強いですよね。
でもイギリスのソーセージは、皮があるんだかないんだかよくわからない。笑
と書くと、美味しくなさそうですが、少なくともあのパリっという食感はありません。

では、どんなものかというと、たとえばこの前、B&B(ホテルと民宿の間のようなもの)に泊った時の朝食に出て来たソーセージはこんな感じです。

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ドイツのソーセージから想像するつるっとした表面ではなく、なにやら肉の塊という感じ。笑
イギリスのソーセージにはパン粉も入っていて、なんだかハンバーグのよう。
だからよけいに食べてもパリっとならず、初めて食べて驚く日本人の方は多いようです。

でもね、私は意外と好きなんです。
このB&Bで出してくれたソーセージは地元のお肉屋さんの手づくりのものだそうで、脂分も少なくて美味しかった♪
そう、ソーセージでもなんでも、ちゃんと作ったものは美味しいのです。

かといって、ソーセージを手づくりしているお肉屋さんが近くにあるとは限らないので、たまにはソーセージでも食べたいなと思った時にどうするか。
実はスーパーで買っていも手に入るなかなか美味しいソーセージがあるのです。
その名もザ・ブラック・ファーマー・ソーセージ(The Black Farmer sausage)。
(会社のサイトはこちら!)

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わが家はソーセージだ大好物というほどでもありませんが、たまに買う時には必ずこれか、肉屋さんの手づくり品にしています。
これね、脂分が少なく、さっぱりしていて、食後に変な重さが残らないのです。

前から気になっていたのでついに調べてみたら、この会社、子供の頃に家族でジャマイカから移住した黒人男性が経営しているので「ブラック・ファーマー」という名前のようです。
サイトが充実していてつい読み込んでしまったのですが、会社の設立者であるウィルフレッド・エマニュエル・ジョーンズ(Wilfred Emmanuel-Jones)さんは、子供の頃から農業への憧れがあったものの、BBCの食べ物関連番組のプロデューサー/ディレクターになり、ゴードン・ラムゼイなどのセレブシェフとも仕事をしたそうです。

仕事を通じてイギリスの食事情を詳しく知ったウィルフレッドさん、イギリスのソーセージに英国産のポークが使われることが少なく、混ぜ物が多くて品質が良くないことを残念に思い始め、2004年に自らの会社を設立してソーセージを作り始めたんだそう。
サイトでは「これでやっと子供の頃からの夢が叶ったんです」と語っています。
この「ブラック・ファーマー」というネーミングも単に人の目をひくためだけに付けているだけでなく、彼の誇りの証なんですね、きっと。
カッコいいぞ!

このソーセージは屋外で育った英国産ポークを90%使っているほか、小麦粉やグルテンのアレルギーの人にも食べられるようにと、代わりに大豆粉を使っているそう。
ちなみに大豆粉のおかげで食後もお腹が重くなり過ぎない、とサイトに書いてありました。
なるほど、そうだったのか!
そしてGreat Taste AwardsやFreeFrom Food Awardなどの賞を獲得しているそうですよ。

最近でこそ小麦粉抜き、グルテン抜きという食品は増えてきましたが、2004年当時、この大豆粉を使ったソーセージは珍しく、最初は各地のフードショーでのテント販売から始め、徐々に拡大していって、今ではスーパーでも売られるようになったようです。
おめでとう〜!

サイトによると、この会社ではこのソーセージのほか、タマネギやリーク(ポロ葱)も加えた風味のソーセージや、ベーコン、卵、鶏肉、ハンバーグ、ミートボールなども販売しているようです。
どれもグルテンフリー製品ですが、ポークの割合は製品によって違うので、サイトでお確かめくださいね。
自家農場の様子や子供の農業教育への取り組みなども紹介されているおもしろいサイトですよ!

さて、そのブラック・ファーマー・ソーセージ、わが家で料理したものはこちらです。

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わかりにくい写真になりました。汗

というのも、インディーが「ボクがマッシュルームソースを作っておくよ!」と言ってくれたのでお任せしたところ、マッシュルームを刻まず丸のままソースを作ってくれたので、ソーセージが目立たなかったのです。
そんな大胆なソースを作ってくれたのは初めてだったので驚きました。笑
まあ、写真の中の長いものがソーセージです。

ソーセージ料理はバンガー&マッシュ(Banger & Mash)といって、マッシュポテトがつきもの。
焼く時に時々皮が破裂してバン!という音を立てるので、ソーセージのことをBangerというそう。
大抵のパブに置いてある人気の食べ物です。

これを読んで、イギリスのソーセージを試してみたいと思ってくださった方が少しは増えたことを祈りつつ♪


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by londonsmile | 2015-10-22 18:55 | イギリスの味 | Trackback | Comments(0)

翻訳をしているラッシャー貴子です。元気な英国人夫とのロンドン生活もはや12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、とりあえず非公開コメントでいただけると嬉しいです。


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