ロンドン傘袋事情

ここ少しの間、雨の日に出かけることが続きました。
用事の合間に何度かお店に入って、気づいたことがひとつ。

お店の入り口に傘袋が置いてある!

実はかねがね、傘袋って日本らしい細やかな気遣いだなあ、イギリスもマネすればいいのに、と密かに思っていたのです。
これまでは、大きなお店でも入り口にちっちゃなバケツが置いてある程度ということが多くて、しかもロンドン市内では傘を盗まれるとイヤだからか、そのバケツにも置かずに店内を持ち歩く人も多いので、お店の床がよく濡れて、「Wet Floor(床濡れ注意)」みたいな表示があちこちに置かれていました。

久しぶりに出かけたから私が気づかなかっただけで、実は少し前から傘袋のサービスはあったのかもしれませんが、私は今回初めて経験して、日本の傘袋とも違う様子もおもしろいなと思ったので、そのお話をしますね。

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お見苦しい写真で失礼します。汗
傘袋に入った私の赤い傘です。

これはZaraのCovent Garden店の中。
ここはお稽古ごとの行き帰りに毎週のように前を通るので、たまにぶらっと中をひやかすのですが、傘袋を見たのは初めてでした。
といっても夏休みの間は出かけていなかったので、この夏からのサービスなのかな?

この日は、折りたたみ傘を入り口でたたんで中に入ろうとすると、セキュリティーの黒人のおじさんに、「傘をよく振って!」といきなり指導されました。笑
そして言われるままに傘を振ると、すかさずおじさんが「はい、どうぞ」とビニール袋を渡してくれました。

幅がA4サイズぐらい、長さはA4よりちょっとある長い形の袋で、おじさんは一人一人の分を丁寧に手で長い袋をたくしあげて、傘が袋に入れやすいようにしてくれていました。

そしてこの傘袋、日本の半透明のポリ袋よりずっとしっかりしているのです。
うまい例えが見つからないのですが、たとえばビニール風呂敷ぐらい、あるいはもっと頑丈そうな厚さです。

これは再利用するんだろうと思って出口で返そうとすると、おじさん、「持ってっていいよ、他のお店で使って」と気前よくくれました。
ありがたいけど、この濡れた袋、どうやって運ぶの!?笑
ちなみに私は次のお店に入るまで、手に持ったままでした。

そして、おなじみユニクロ(Uniqlo)(Regent Street店)の入り口でも傘袋を発見。
(ユニクロや無印良品はイギリスのあちこちにあって、ユニクロのヒートテックはこちらも大流行してるんですよ!)
こちらのお店は日本の傘袋のような材質で、折りたたみ傘用と長い傘用の2つのサイズがあり、やはりセキュリティーのおじさんが入り口でお客さん一人一人に手渡していました。
セキュリティーさん、雨の日は忙しいですね!
傘袋を使う習慣が定着していないから、手渡しする必要があるのかもしれません。

ユニクロは前を通っただけで中には入らなかったのですが、入り口にバケツが置いてあって、ビニール袋が入っていたので、たぶん使った袋を入れているんでしょうね。

この後立ち寄ったMango(Regent Street店)にも傘袋がありましたよ。
ただし、こちらはお店のロゴが入ったグレーの袋、つまり買った商品を入れてくれるのと同じ袋が置いてあったのでした。笑
でも考えようによっては、この袋は厚いビニールでできているし、持ち手(というかビニール袋の上の部分に穴があいているよくあるタイプ)なので、店内で傘を入れて持ち運びやすいのかも!

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お店は違いますが、こんな感じの袋です。
新しく傘袋を手配する手間も費用もかからないし、なかなか良い考えですよね。

イギリスも今では旅行用の小さなサイズのシャンプーやボティーローションを売るようになったりして、30年前に初めて来た時よりも(日本人的に見て)ずいぶん便利になっているように思います。
(旅行サイズが売り出されたのは、せいぜい10年ちょっと前ぐらいじゃないでしょうか。
それまでは、旅行に行く時も小さな入れ物に詰め替えずに大きなボトルのまま持ち歩く人が多くて、日本人の私はびっくりしたものでした。
第一、旅行カバンが重くなって、私には持てません!笑)

旅行にも大きなシャンプーを持ち歩くような、どことなく飄々としておもしろみのあるイギリス人の不器用な感じ、私は嫌いではないのですが、傘袋のような細やかな心遣いのサービスが始まるのは大歓迎。
それでなくても雨の日は鬱陶しいので、せめて気持ちはすっきり過ごしたいですもんね♪

さすがにまだ、日本によくある「一瞬で傘に袋をかぶせるあの装置」は見ていませんが、それがロンドンに現れるのも時間の問題かも。
楽しみにキョロキョロ探してみたいと思います。

(ちなみにその「一瞬で傘に袋をかぶせる装置」、調べてみたら、「傘ぽん」と言うらしいです。
わかりやすい!笑)


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Commented by ひつじ at 2015-09-26 09:33 x
人の手から手と言うのが、私は素敵だと思うのですが・・・
全て機械が多くなっている日本ですが、入り口でニコニコ手渡ししてくれたら、心が温かくなりそうではないですか・・・
こちらでは、今定着してきているのが、大手スーパーの自動精算機です。
新しい物好きなので、早速使ってみましたが、良い様な悪い様な気分でした。
ちょっとした声かけが少なくなってきて、最近はネットスーパーか、近所のコンビニの利用が増えました。
ネットスーパーは、届けてくれる人と言葉を交わしますし、コンビニは対面式の清算なので、訪ねたい事も聞けますしね・笑
丈夫な袋がもらえるのは、ちょっと気前がよくて良いかもではないですか?
リバティの袋は持ち手があるのは好いですね。
Commented by londonsmile at 2015-09-26 22:57
*ひつじさん*
そうですね、人を通じてというのは温かくていいですよね。
イギリスは人件費が高いので、つい「人を雇って、わざわざ傘袋を渡す仕事をさせるのは人件費がかさむだろうなー」なんて思っちゃったのです。笑

スーパーの自動精算機、こちらでもありますよー。ひつじさんはあまりお好きじゃなかったですか?ちょこちょこ少しずつ買い物するタイプなので、一度の品数が少ない私にはなかなか便利なんですが!笑 確かに人と接する機会は減りますけれど。

丈夫な袋、もらえるのはありがたいですが、濡れたままで持ち運ぶのは、正直ちょっと不便を感じました。濡れた袋を入れる袋が必要で!笑 そして、それを家で乾かしてまた使うかというと、私はそこまでではない気もするし、燃やすとガスが出るし・・・とつい考えてしまったのでした。

リバティーの袋、前はマチのある紙の袋だったんですが、久しぶりに行ったらビニールになっていました。お店も目先を変えるのにいろいろ考えますね!
by londonsmile | 2015-09-25 21:59 | イギリスのこと・人 | Trackback | Comments(2)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


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