地元ヨークシャーを強く意識して、大人気店なのにロンドンにさえ進出していないティールームです。
ケーキもお茶も美味しくて、店員さんは男性はフランスのカフェのギャルソン(イメージ)のような、女性はメイドのような制服を着ていて、昔ながらの優雅なティールームの雰囲気のあるお店なんです。
前にハロゲットやヨークでも行ったことがあり、すでに大ファンなので、今回ヨークに行くとわかってから、絶対にベティーズに行こうと固く心に決めてました!笑
ヨークにはベティーズは2軒あり、こちらは大きい方のお店。ギャルソン風の制服を着た店員さん、手にしている折り畳み傘は、どうやらお客様の忘れ物だったらしく、この後、走ってお客さんに追いついて無事に傘を渡していました。当たり前といえば当たり前のことですが、世知辛くなっている今の時代、こういう古き良き時代を思わせてくれる親切を目の前で目撃して一気に気持ちが和み、ますますベティーズ・ファンになりました。笑
(大きいお店の方の化粧室。特に豪華なわけではないけれど、
壁が木のパネルっていうのがまた古き良き時代風で泣ける!笑)
今回出かけた目的である勉強の集まりは土曜と日曜だったので、ヨークには金曜の午後に着きました。
ホテルに荷物を置いて、早速町へ。
本当はぶらぶらしてみるつもりだったのに、ストーンゲート通りで
小さい方のベティーズを見かけてしまったら、何も考えないうちに、体が勝手に入っていってしまいました!笑
まあ、いいや。美味しいお茶でもいただきましょう。
と思ったもののの、やっぱりベティーズに来たからには名物のお菓子をオーダーせずにはいられませんでした!
これがベティーズ名物ヨークシャー・ファット・ラスカル。
「ヨークシャーの太ったアイツ」という意味で、この「あいつ」には親しみが込められています。
スコーンとビスケットの間のような食感がたまらなく美味しくて、ドライフルーツとスパイスで良い香りで大好きなんです!
この特大サイズのアイツ、アツアツのところをバターを付けて紅茶をがぶがぶ飲みながらいただくのがたまりません♪
ちなみに「あいつ」と言うからには、顔になっているのですが、私に出された子はちょっと寄り目がちでした。笑
本当はこういう顔をしているようです。
左が私が食べたラスカルちゃん。アーモンドが縦に並んでいるのは歯なのかな。笑右側の子はチョコレートとオレンジ味の小さなラスカルのスコーンです。笑った顔がなんとも私好みでした。
大きいお店の方がお持ち帰りできる品数は多く、ラスカルたちも売っていて、実は持ち帰りの方がお値段はぐっと安い。でも店内で食べるとアツアツの状態で出て来るので、この差は大きいと思うのです。
「あいつ」は食器にもなっていました。これは手描きで有名な大好きなエマ・ブリッジウォーターの食器♪ベティーズとコラボで作ったようで、ティーポットもありました。
なんとも言えないかわいらしい色に、ラスカルの微笑ましい雰囲気が出ていますよね♪
欲しかった!笑
(こういう風に新聞を木の棒に引っ掛けておいて、読みたいお客さんが自由に読むというのがイギリス風。
他にもこういう棒を使っている国、あるのかなあ?)
今回は勉強で行っていたので、週末のお昼と夜のご飯はお仲間の方達と一緒に楽しく食べることになっていました。
となると気ままに食べるものを選べるのは朝ご飯ぐらい。
でも勉強の会は朝から始まるので、それほどゆっくりしてもいられない。
というわけで、朝ご飯はホテルでとらず、ベティーズで調達して部屋で食べることにしました。お茶やコーヒーがいれられる道具も部屋に備え付けてあるので、ばっちりです。
左から、最初の朝ご飯に食べたチーズとハーブのパン(正式な名前、忘れちゃった!)、
翌日の朝食べたスコーン(朝から!笑)、
最後はおやつに買ったレモンカードのタルトです。
レモンカードはレモン味のチーズバタークリームのようなもので、ヨーロッパにはよくあるもの。
このタルトも、ほんのり甘いチーズ味にレモンの爽やかな香りがたまりませんでした。
もちろん、どれもとっても美味しかったです。
イギリスのお菓子は一般にお砂糖の量が多くて、日本人は驚くことが多いのですが、ベティーズのケーキはどれも甘過ぎず上品なのがとても良い♪
そして最後の日。
この日はお昼過ぎにロンドンに帰るだけだったので、ホテルを早めにチェックアウトして朝ご飯を食べにいざベティーズへ。(まだ行くか!笑)
実はベティーズは超人気店でいつも長蛇の列なのです。
一人で並んでもつまらないし、行くなら朝イチしかない!と思って張り切って出かけたところ、並ばずに入ることができました。やった♡
優雅な店内。
しかも目の前は教会で、その借景でさらに雰囲気が盛り上がります。
もちろん卵やベーコンのイングリッシュブレックファーストもありましたが、せっかくなら食べたことがないものを食べてみたいと思い、ケジャリーを注文。
これ、前から話には聞いていたものの食べたことがなかったんです。
これがケジャリー。
もともとインドの料理だったものを大英帝国時代にイギリスが取り入れたというお米の料理。
かなり大雑把に言うと、お魚味の雑炊みたいなものですが、そこにカレーのスパイスやレーズンが入って、カレー好きにはたまりませんでした。
上に乗ったポーチドエッグも美しい上に美味しかった♪
朝ご飯にしてはすごい量でしたものの、美味しかったのでぺろりと完食。笑
ベティーズはケーキだけでなくご飯もおいしいと聞いていましたが、本当でした。
ちなみにメニューには、お肉や卵、バターなどはすべてヨークシャー産であることが誇らしげに書かれていて、ベティーズのこだわりが見えました。
その後は、せっかくすてきなティールームに入れたので、持ってきてくれた新聞を読んでみたりして自分タイム♪
食後のコーヒーまで頼んじゃったりして、ゆったり寛ぎました。
周りを見回してみると、もちろん観光客もたくさんいましたが、朝ご飯を食べたり、コーヒーを飲みながら朝のおしゃべりをしたりしている地元の奥様方もいて、なんだかみんな嬉しそうで、幸せな気分。
とても忙しいお店なのに、店員さん達はいつも本当に感じが良くて、至福の時間を過ごすことができました。
いくら朝イチでそれほど混んでいないといっても、そろそろ観光客の人達が並び始めたので、ここでひとりカフェタイム終了。
ちなみに大きい方のお店は地下もあって、1階ほど明るくはありませんが、例の木のパネルの壁で覆われた感じは、それはそれで雰囲気がありました。
この後は雨が降ってきたこともあり、お昼はベティーズでサンドイッチを買ってみることにしました。
サンドイッチまで売っていたとは知らなかった!
そして最後までベティーズで食べる自分にちょっとびっくり。笑
荷物を預けていたホテルに早めに戻って、ラウンジでお茶を飲みながら食べさせてもらいました。
たまごサンドって、シンプルだけど大好きなんです。
これはたまごがどうこうというより、バターの香りと味がとても豊かで、美味しかった♪
こんなベティーズづくしのヨークの週末でした。
他にもヨークはチョコレートが有名だし、ヨークシャープディングの本場でもあるのですが、いっぺんにそんなに食べられない!笑
ヨークシャーはインディーの故郷で、今でも家族が住んでいるので、また必ず行くことになると思います。
その時にはまたヨークシャーの味、レポートしますね。
ヨークひとり旅、長々とおつきあいいただいて、ありがとうございました。
あー、楽しかった!
ひとり旅ってたまにはいいですね。
また行こうっと♪
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