リハーサルと言っても、実際の舞台で最終的なチェックをするドレスリハーサルというもので、衣装も演奏も舞台装置も本番と全く同じ。
なので、当日はオペラハウスの会員を対象に、実際にお客さんも入れてリハーサルをするんです(しっかり有料です・笑)。
初めてのこの席、かなり上の方ですが音響がとても良かった気がします。
ご一緒したお友達も、値段との釣り合いとか、いろいろな角度から研究しているようでした。
こういう話を聞けるのも楽しい!
そしてリハーサル。
この日はオペラのリハーサルで、普通の舞台とほとんど同じに上演されますが、少し違うのは、最初に人がステージに出て来て「本番と同じように演じますが、途中でとめることがあったらご容赦くださいね」とアナウンスがあること。
それから昼間の公演というのもあってか、客層にシニア世代の方や学生さんらしき若い人が普段より多く、服装もカジュアルにTシャツやジーンズなんていう人がたくさんいました。
幕が閉じたまま美しい序曲が始まり、水を使ったすばらしい演出が見とれていたのですが、曲が終わる頃に全体が止まって、オーケストラの後列のメンバーが次々と退出していきました!!
どうやら水の演出にミスがあったようで、この人達、楽器と共に濡れてしまったようです。
すぐに先ほどの人がステージに登場して、「早速ですが問題が発生したので、片付ける間、少しお時間をください」と丁寧に、でもユーモラスにアナウンス。
お客さんもちょっと笑って拍手を送っていました。
舞台上の水をお掃除している間も、客席の人達はかなり寛大な様子で舞台を見守っていて、中にはオペラグラスでお掃除を観察したり、写真に撮ったりする人も。
こうしてお掃除を見守った観客達は、なんだかトラブルを一緒に解決したような気分になったのか、再びアナウンスの彼が登場して再開のお知らせをした時には、とても温かい拍手が起こりました。
私も個人的には、こういうハプニングがあった方がリハーサルらしくて楽しかったです。
同時に、いろいろな失敗や研究を重ねた上で、最終的にすばらしい舞台が作られているということも改めてよくわかりました。
その後は一度も止まることなく、順調に最後まで上演され、カーテンコールもあって、めでたし、めでたし。
実は今回のようなモダンな演出のオペラはあまり得意ではないのですが、舞台の作り方が非常に効果的で感激しました!
最初は問題になった水も、とても美しく利用されていて、オペラという以上に演劇としてもたっぷり楽しめ、お話も特に後半に向かって盛り上がって、とても良かったです。
こんなに楽しい経験をさせていただけたのも、オペラハウスの会員であるお友達のおかげ。
実はこの日、私たちのすぐ後ろの席に偶然にも別のお友達が1人で観に来ていたので、この後、3人で話題のインド料理屋さんに向かったのですが、そのお話はまた次回に。
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