ロンドンで初体験、スコットランドのバーンズ・ナイト!

1月25日は、スコットランドでは18世紀の詩人、ロバート・バーンズの誕生日を祝うバーンズ・ナイト(またの名をバーンズサパー)の日でした。

バーンズは地元の言葉でたくさんの詩を残したスコットランドを代表する詩人。
ちょっと旅行しただけでも、あちこちでバーンズの詩の引用に出会うし、本当に愛されている詩人のようです。
スコットランドでは大晦日に、日本でも卒業式によく歌われる『蛍の光』(の英語版)もバーンズの作詞です。

本当はイングランドではあまり関係ないので、何をする日なのか知らなかったのですが、今週はパブの看板などに「今週末はバーンズ・ナイト」なんて書かれていて、スコッチウィスキーでも飲むのかな〜なんてぼんやり思っていたのです。

そうしたら、友達から「バーンズナイトをするからご飯食べに来ない?」というお誘いがあり、大喜びででかけてきました♪
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あれれ?これはスコットランド風というわけではありません。笑
声をかけてくれたのはシリア人女性とスコットランド人男性のカップルで、中東のインテリアを上手に取り入れた素敵なお家に住んでいるんです。

ソファーで軽く飲みながらおしゃべりをした後は、いよいよバーンズナイトの始まり。
彼のスマホをスピーカーにつないでバグパイプの演奏が始まり、その高らかな音色にのってスコットランド名物のハギスが運ば
れてきました。

早速切り分けるかと思いきや、その前にバーンズの詩をみんなで朗読しようというのです。
え?私、なにも知りませんけど?

「もちろん、もちろん」と、彼はハギスについての詩、Address to a Haggisが表示されているタブレットを差し出してくれました。
バーンズナイトには、この詩を朗読してハギスを食べる習わしだそうです。
やっていることは伝統的なんだけど、スマホやタブレットを活用しているところが21世紀。笑

間接照明で部屋全体が薄暗く、キャンドルの灯りがちらちらする中、タブレットを回しながらそれぞれ1段落ずつ朗読です。
ひえー、詩の朗読なんて生まれて初めて!
しかも地元の言葉も混じっているので、見たことのない言葉もあり、インディーさえも発音しにくそうにしていました。

でもさすがにスコットランド人の彼が滔々と読み上げると言葉とリズムが合っていて情熱的。
意味はよくわからなくてもすうっと引き込まれて、うっとり聞き入りました。
彼、普段は本当に静かな人なんですが、バグパイプの音楽をかける時の嬉しそうな様子とか、みんなで詩を読まなくちゃだめだよと主張する感じとか、なんだかいつもより力強くて男らしかったなあ。
生まれ育ったものが与えてくれる力ってすごいなあと改めて思ったのでした。

そしてお待ちかね、ハギスに入刀です!笑
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じゃーん!これがハギスの元の姿。
この大きなハムみたいな袋の中に、挽肉のように細かく刻んだ羊の内臓がハーブやタマネギと一緒に詰まっています。
実は私は羊はあんまり得意じゃないのですが、ハギスは独特な匂いもなくて好きです。
特にこのハギスは本当にクセがなくて美味しかった♪
ただレバーなど内臓系が苦手な人にはちょっと厳しいかもしれません。

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袋を切って中身をすくい出し、お皿に盛りつけると、こんな感じになります。
バーンズナイトではウィスキーと共に食べたりするようですが、彼はウィスキーを混ぜたクリームソースを作ってくれたので、それをかけてワインと一緒にいただきました。
濃厚でハーブやスパイスたっぷりなので、断然赤ワインが合います!

右側にまあるく添えられているのは、スコットランド風にいうneeps and tatties。
neepsはスイード(swede)というカブのような野菜、tattiesはポテトのことで、簡単に言うとスイードも一緒に砕いたマッシュポテトのようなものでしたが、これはハギスの典型的な添え物だそう。
ポテトにちょっと違う食感が加わって美味しかったです。

さらにデザートもスコットランド料理でしたよ。
スコットランドを旅行した時に大好きになったクラナハン(cranachan)
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オーツ麦、ラズベリー、クリームにウィスキーというスコットランドの名産品を混ぜたデザートです。
久しぶりに食べて美味しかったのですが、観光した時に食べたものを友達の手づくりで食べていると思うと、ますます嬉しくなりました。

こうして初体験の私のバーンズナイトは本当に楽しく、スコットランドの友達がますます好きになって、温かい気持ちで終わりました。
手づくりガレット・デ・ロワをごちそうになった時にも思ったのですが、他の国の伝統や特別な食べ物を知るのは楽しいですね。
それも観光でなくて、その地元の友達に教えてもらうのって、すてき。
私たちと一緒に故郷のバーンズナイトをしようと思ってくれた友達カップルに心から感謝です。

考えてみると、この日のメンバーはスコットランド人、シリア人、イングランド人のインディーと日本人の私。
イギリス料理はずいぶん一緒に食べているので、次はシリア料理か和食で集まろうと盛り上がりました。

ちなみに、スコットランド旅行をした時の美味しい経験を以前に書いているので、良かったらご覧くださいね→スコットランドの旅その13〜おいしいスコットランド!


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by londonsmile | 2015-01-26 18:24 | イギリスのこと・人 | Trackback | Comments(0)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活ももうすぐ11年。20歳の時に好きになったイギリスは今も好きです。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


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