病気になったらイギリス人は何を食べる?

少し前、インディーが珍しく熱を出し、1週間以上お腹の具合が悪かったことがありました。
最初は「昨日の晩ご飯にあたったんだ!」と私の料理が疑われて焦ったんです(ひどい!笑)。
でも私は何でもなかったし、おかしいなあと思っていたら、インディーの仕事先の方のご家族が全く同じ症状だったことが後で判明。
どうやらお腹にくるウィルスにやられたようでした。

いつも元気な彼にしてはこれはホントに珍しいことなので、私もどう看病していいのかわからなかったのですが、長引いたのでとにかく何か食べてもらいたいと思い、食べられそうなものを聞いてみると「チキンスープがいいな。ハインツの缶みたいなヤツ。クリームのね」というのです。

むむ、缶詰のスープって食べたことがない!
とにかくどんなものだか知らなくちゃと思い、すぐにお店に買いに走りました。
e0114020_18184977.jpg
ふむふむ、これがハインツのクリームチキンスープ。
チキンスープってコンソメっぽいイメージだったけど、これはクリーム入りの白いスープです。

とりあえず何か食べてほしかったので、まずはこれを温めて出すと「んんん〜♡」と歓喜の声(笑)。
からっぽのお腹の中にじ〜んわりしみて、ちょっと懐かしくて、おいしかったそうです。
よかった、よかった。

缶詰のスープが懐かしくておいしかったのはよかったのですが、入っているチキンはちっちゃいし、もっと栄養あるものにしたかったので、このスープをなんとなくマネて作ってみました。
e0114020_18182125.jpg
最後に茹でたブロッコリーを足しちゃったので、なんだか全然違うものに見えますが!

これがインディーさん用の病人食なのね。
よーく覚えておきます。

病気になった時にチキンスープというのはよく聞きますが、この国の人は他にはどんなものを食べるんだろう?
前に私が高熱でうなっていた時、インディーが「栄養つけないといけないから、バターをいつもより多くしといたからね」と、ニコニコ顔でバターたっぷりのマッシュポテトを差し出してくれたことがありました。
弱っている日本人の私にバターたっぷりは辛かった・・・(笑)。
せっかく作ってくれたので少し食べましたが、心の中では、おかゆか雑炊(卵入り)がいいなーと思っていました(ごめんよ〜!)。

チキンスープの他にはマッシュポテトなのかな。
たしかに噛まなくていいし、消化は良さそう。

インディーの体調が良くなってから、こういう時、子供の頃は何を食べてたの?と聞いてみたら、思い出せないとの答え(笑)。
インディーのお母さんは早く亡くなっていて、私はお会いしたことがないのですが、お料理上手だったと聞いているので、少なくとも缶詰じゃなくて何か作っていたと思ったんですが・・・。
でも彼は子供の頃からほとんど病気をしたことがないそうなので、あまり参考にならないようです。
健康なのはいいことですけどね!

それでもしつこく聞くと(笑)、熱がある時にはアイスクリームやゼリー、あとはトーストを食べたかもとのこと。
ふむふむ、熱があったら冷たいものは気持ちがいいだろうし、アイスクリームは卵と乳製品で栄養もある。
トースト(もちろんバター付き♪)はシンプルで消化も良さそうだし、入院すると病院でトーストが出ると聞いたことがあります。

さらに他の友達にも聞いてみると、やっぱりチキンスープという答えが多かったので、やっぱりこれは病気の時に元気がでる食べ物の定番のようです。
日本だと体が弱っている時に乳製品はあまりとりませんが、お醤油味が私達に慣れているように、この国の人達にしてみたら体に慣れた栄養ですもんね。

おもしろいのは、インディーが覚えている限りでは、体調が悪くても何か食べられそうだったら、できるだけ他の人と一緒に普通のものを食べていたということ。
熱があっても、子供でも。

実は以前からこの国の人達は、少しぐらい体調が悪くても他の人達と一緒に普通に食事をすることにとても疑問を抱いていて、気持ちが強いんだなーと感心していました。
でも子供の時から病気でも家族と食卓についていたら、大人になってもそうしますよね。
なるほど、そういうことかー!と妙に納得。

私は子供の頃に体が弱くてしょっちゅう熱を出していたので、熱があって心細い時に特別に作ってもらってお布団で食べたおかゆや雑炊には特別の思い入れがあるのかもしれません。
でもインディーは健康優良児だった上、あまり病人食にこだわらないイギリスで育ったので、その意味では私と正反対なのかも!
私が病人食にこんなに興味を示すのも、あまり意味がわからないようでした(笑)。

育った環境が違うとちょっと困ることもあるけれど、こういう発見もあっておもしろいなーと思います。
文化だけでなく子供の頃の個人の経験も関係があるならば、国際結婚に限らず、同じ国で育った人同士でも、どんな家庭でも、こういう違いはあるんでしょうね。

なにかとちぐはぐな私達ですが、こうやって少しずつわかりあって一緒になっていくのもおもしろいなと思うのです。
私はもうチキンスープが作れるけど、インディーはおかゆも雑炊も作れないだろうし、それどころか存在も知らないかも。
今度は、お料理好きのインディーさんにお米の研ぎ方ぐらいは覚えてもらおうと思います。


*********************************************
ブログランキングに参加しています。
イギリスは病気の時に乳製品で栄養つけるんだ!と思ってくださった方、下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ

応援どうもありがとうございます!
トラックバックURL : http://smileinuk.exblog.jp/tb/21093284
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by liz at 2013-09-21 21:05 x
インディーさん大変でしたね。そしてlondonsmileさんもお疲れさまでした。
わかります!こういう時、お国が違うとどう対処したらいいのかわかんないですよね。チキンスープというのはイギリスやアメリカで、具合の悪い時に食べるというのをよく聞くので、やっぱりそうなんでしょうね。

むか~し、私がイギリスにホームステイしていた時、風邪をひいたら、ホストマザーは、「リンゴ食べなさい。食欲なくて風邪の時はリンゴが一番。」とリンゴをくれました。リンゴなら食べやすかったし、さっぱりしてるから日本人の私にはぴったりでした。おかげですぐよくなりましたよ。

でも日本人にはやっぱりおかゆが一番かな~。梅干しがお腹にも一番よく効く気がします。
Commented by ミホ at 2013-09-21 22:22 x
風邪ひいた時は、お粥がいいですね〜
日本人の私は。
ですが、ご主人はチキンスープが
ホッとするのでしょうね。
お国柄、文化の違いですね(^^)

結婚するとご主人と奥さんと食のバトル
が結構あるみたいですね。私の住んで
いる地域は赤味噌なんですがご主人は
白味噌がいいと言って譲らない‼
みたいな、事を友達がよく言ってました。
今は、合わせ味噌でお互い納得したそう
ですが。

なんだかんだ言っても夫婦は
お互いに尊重しあっているので
シングルの私は羨ましい限りです(^^)
ロンスマさん夫婦もとても仲良いの
が伝わってきますよ。ウフフ (^^)


チキンスープ温かくて美味しそう。
風邪も吹き飛びますね。

ロンドンも寒くなってきた頃だと
思いますがロンスマさんもお体
ご自愛下さい。


ご主人様、お大事になさって下さい。

Commented by よーこ at 2013-09-21 23:29 x
ご主人さま、良くなられたようで良かったです!でも1週間とはなかなか大変でしたね。お疲れ様です。

そして、病人食の違い、とても興味深いです。うちは、ロンスマさん家と反対で、私がかなり頑丈、夫は、それこそ小さい時は病弱、今でも一年に少なくとも一回は風邪ひきます。
なので、私もインディーさん同様、風邪の時何を食べていたか全く覚えていないし、結局家族と同じものを食べていた気がします。お粥もまったく記憶にない笑
ただ、一つ、ごくごくたまに風邪をひいたときは、母がイチゴを買ってきたのは覚えています!イチゴを潰して牛乳と砂糖で食べていました。でもこれは、実家定番の贅沢デザートだったので、特別感を出していただけかもしれませんが。笑

そんなこんなで、結婚して驚いたのは、私が一度だけ風邪をひいたとき、夫がスーパーで、お寿司やらゼリーやらアイスやらを買ってきたときでした。どうやら、彼のなかでは、風邪の時はお寿司が食べやすいみたいです。これも変わってるかなぁと思いますが、確かに冷たいものはまぁ食べやすかったかな。でも弱ってるときにスーパーのお寿司で、食あたりも嫌だなという思いが横切りました(^_^;)
Commented by londonsmile at 2013-09-22 17:42
*lizさん*
ありがとうございます。ふだん元気なので、ちょっとびっくりしました(笑)。やはりチキンスープって聞きますよね?スイスやフランスではどんなものかしら。もっと乳製品が濃いイメージ(勝手な印象です・笑)。

イギリスではリンゴ!確かにそれなら日本人にも合いそうですね。熱があってもひんやり冷たいし!それ、次からわが家でもいただきます(笑)。そういえばイギリスには「1日1個のリンゴは医者知らず」という言葉があるんです。良いお家にステイされましたね!

そしてやっぱり日本人はおかゆですよねー。梅干しもいいし、卵も好き♪
Commented by londonsmile at 2013-09-22 17:56
*ミホさん*
普段でも食生活が違うので、病気になって繊細な時は特に違いで出るような気がしました。チキンスープも温かくておいしかったけど、日本人はやっぱりおかゆ、って思いますよね(笑)。

おかげさまで夫は元気になったのですが、普段ほんとに元気な人なので、ちょっと焦りました(笑)。これからも食卓にあんまり病人食が登場しないといいのですが!

こちらはすっかり冷え込んでますよ。日本も秋が近づいてきたようですね。ミホさんもご自愛くださいね!
Commented by londonsmile at 2013-09-22 18:00
*よーこさん*
ありがとうございます。おかげさまで夫はすっかり元気になりました。
よーこさんはずっと健康だったんですね。羨ましい!でもおもしろいですよね、同じ日本人同士でも(だんなさま、日本人の方ですよね?)それまでの経験が違うと食べ方も違うんですもんね。

イチゴ!そうそう、子供の頃ってお砂糖と牛乳で食べてましたよねー。懐かしいなあ。でも今考えるとビタミンもあるし、牛乳も栄養はあるし、食べられない時には良い栄養ですね。しかも特別感で嬉しいし♪

風邪でお寿司っていうのはあまり聞きませんが、熱っぽい時にひんやりしたもの、という意味ではアリですよね。あはは、食あたりというのもなるほど!人によって感じ方がいろいろあるもので、本当におもしろいですねぇ!
Commented by artlondon at 2013-09-23 02:14
私も同じ様な目に遭いました!ウィルスだったのかしら???
食あたりだと思っていたのですが、吐き気はなかったし(汚くてごめんなさい)、38度以上の熱が出て、お腹に来て、やっぱり1週間近く調子悪かったです。同じだー!
夫は大丈夫だったのですが、被害がなくて良かったです。ロンスマさんも大丈夫だったのですよね?良かった〜!
Commented by londonsmile at 2013-09-23 15:43
*artlondonさん*
えーっ!大変でしたね。2、3週間前ですよね?ほんと、全く同じ症状です。食あたりにしては熱が出るなんて・・・と思ったんですよ。同じ症状の知り合いは病院に行ったけど、特に何もできないって言われたんですって。新種のウィルスだったのかな。
おかげさまで私は大丈夫だったんですが、artlondonさんもうちの夫も、これで新しいウィルスに免疫ができたということで(笑)!気をつけましょうね。
by londonsmile | 2013-09-21 19:17 | イギリスの味 | Trackback | Comments(8)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活ももうすぐ11年。20歳の時に好きになったイギリスは今も好きです。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile