グレートブリテンはグレートじゃない!?

先日、BBCのサイトでこんな記事を見つけました。

「ロシアの役人が『グレートブリテンなんて言っているけど、ほんとは小さな国で、誰も興味を示していない』と言ったのを受け、キャメロン首相は『英国は小さな島かもしれないが、これほど生産的で誇り高い歴史とグレート回復力のある国はない』と言い返した」と始まります。

英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。
国の大部分はグレートブリテン島という名前の島にあり、英語のグレートには「偉大な」とか「物理的に大きい」という意味があります。

この記事、話の流れからすると外交問題の記事かと思いきや、ここでは「しかし英国は本当に小さな島なのだろうか?」と続き、さらに「グレートブリテン島がどんなに大きな島か」というお話になっていきました。
e0114020_055147.jpg
(「本当にすばらしい!」と書かれているティータオル(お皿などを拭く布)。
もちろん自分たちの国のことを指しているんだと思いますが、国旗だけで国の名前を入れないちょっと控えめな、でも誇り高い表現、私はイギリスらしいと思うのです。
あなたはどう感じますか?)

まず記事では、グレートブリテン島は、4つの大陸を入れたら世界で13番目、大陸を除けば9番目に大きな島であり、全然小さくなんかない!と主張します。
(ちなみに日本の本州は、グレートブリテン島より少し大きいそうです。なんとなく嬉しい・笑)

続いてこの島の人達(英国人)が世界に与えた影響は大きいし、だいたい「グレート」っていうのは単なる名前なんだし、と続くのです。
え?「グレート」は単なる名前?聞き捨てなりません(笑)!

この記事では、「同じ名前を持つブルターニュ半島(フランスの一部。ブルターニュはフランス語読みでブリテンと同じ)と区別するためにグレートブリテンと呼ばれている」と紹介されています。
これだけだとちょっとはっきりしないので、日本語のウィキペディアを見てみると、5世紀から6世紀にブリタニア(今のイギリス)からフランスの北西部に人がたくさん移り住んだそうで、それからこの地方がブルターニュと呼ばれるようになり、この移住先と区別するために移住元のブリタニアをグランド・ブルターニュ(英語でグレートブリテン)と呼ぶようになったということのようです。

知らなかった〜!
イギリス人は自分で自分のこと「グレート(偉大)」と呼んでいるんだと思っていました。
一般に控えめな人達なのに変だなーとは思っていたので、ちょっとすっきりした気がします(笑)。

もちろん最初は名前だけだったとはいえ、今では自分たちの誇り高さをその名前に重ねているという気はするのです。
あまり表には出さないけれど、自分たちの中に熱く静かに灯しているようなものを。

イギリスのこういうところ、私は好きです。
日本人に比べると絶対に口が達者ではあるけれど、それだけではなくて、中にもっとなにか芯がある感じ。

あはは、抽象的過ぎますよね。
イギリスのこういうところ、もっと具体的に見つけて、ご紹介していけたらいいなと思っています。

最初はグレートブリテン島の話だったのに、思わぬ方向に行っちゃいました(笑)。
今回お話ししたBBCの記事(英語)は、こちらからどうぞ。
(記事の中に実際にキャメロン首相が話しているBBC/iPlayerの映像が入っていますが、英国外の方は映像はご覧になれないようです。ゴメンナサイ!)
(追記:↑と書いたのですが、さっき日本のお友達が「見られたよー」と教えてくれました♪やっほー!なので日本のみなさんも是非試してみてください!まきさん、教えてくれてありがとう♪)


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Commented by hammohammo at 2013-09-18 05:32
今回目から鱗のトリビアです!さすがロンスマちゃん。
自分でグレートってさすが大英帝国の名残り・・・って思っているひとがほとんどだと思う。自分も例にもれず。
島や地域の名前でリトル、グランデとかって前につける感覚のグレート・ブリテンだったとは!在英暦長くなってもまだまだ知らないことがあって、面白いなあ。
『もちろん最初は名前だけだったとはいえ、今では自分たちの誇り高さをその名前に重ねているという気はするのです。あまり表には出さないけれど、自分たちの中に熱く静かに灯しているようなものが。』というロンスマちゃんの洞察力も、とっても的を得ていると思います。
Commented by londonsmile at 2013-09-18 17:37
*hammoちゃん*
わー、ありがとう。照れる〜(笑)
やっぱり「自分たちがグレート」って言ってると思ってたよね?まさかそんな理由だったとは!ほんとにびっくりでした。ちなみに夫も知らなかったらしいよ(笑)。
そしてイギリス人の誇り高さってアメリカと違うし、表は柔らかいけど中は熱いみたいな感じ、あるよね(笑)?在英の長いhammoちゃんにわかってもらえて嬉しい!ありがと!
Commented by ミホ at 2013-09-18 21:54 x
ロンスマさん、こんばんは(^^)
イギリスのグレートはグレートでは
ないですね(^^) 島の名前である。と
いうのは私はロンドンで学びました。
国の名前にグレートって付けるなんて
凄いなーと思っていたので… エヘヘ
恥ずかしい話ですが。。。

でもイギリスという国は素晴らしい
国だと思います。20世紀初頭まで
世界の基軸通貨であり今もなおユーロ
には参入せずに£で経済を保っていら
れるのですから。

やっぱりグレートですね(^^)

イギリスの全部が大好きです。
人も街も食べ物も花も緑もビールも(^^)
本当に素敵な国ですね♡


Commented by londonsmile at 2013-09-19 04:08
*ミホさん*
こんにちは。
グレートブリテンのグレートの由来、ご存じでしたか!私は大英帝国かなにかの名残りだと思っていました。

イギリスも不況で苦しいようですが、なんだかんだ言って基盤が固いんでしょうね。
EUも脱退した方がいいのでは?という話が出るくらいだし、イギリスがユーロを使うなんて想像もできません。

ミホさんはそんなにイギリスがお好きなんですね!きっとこの国にいらした時に良いご経験をされたんでしょうね。
私もイギリスは大好きです。住むといろいろありますが、それでも良いところの方が上回るなーと思ってます(笑)。
by londonsmile | 2013-09-18 02:33 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(4)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


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