プロムスのテレビ中継 - ナイジェル・ケネディーの新しい『四季』

今日はプロムの中継をBBC4テレビで観ました。
プロムは毎夏にロンドンで行われる主にクラシック音楽のお祭りのようなもの。
1ヶ月以上にわたって、アルバートホールという大きな舞台で、毎日違う演目が演奏されます。

今夜は8月8日に演奏された個性派バイオリニスト、ナイジェル・ケネディーの演奏が放送されました。
パレスチナの若い演奏家と一緒に、彼自身が得意のヴィヴァルディーの『四季』を新しいアレンジで演奏したのです。
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(写真はThe Independent紙に掲載されたものをお借りしています)

小さな編成のオーケストラにピアノやパーカッションが入っての試み。
バイオリンを弾いていた人が急に立ち上がってイスラムのお祈り風な歌を吟じ始めたり、デューク・エリントン風のジャズになったり、遊び心たっぷりのおもしろい演奏でした。
メロディーは、『四季』だったり、そうじゃなかったり、100%パレスチナ風だったり、全く違うジャズの曲になったり(笑)。

彼自身も相変わらず、演奏中に「イェイ!」と叫んだり、笑ったり、足を踏み鳴らしたりしていたし、客席も笑い返したり、すばらしいソロのパートが終わるとジャス風に曲の途中でも拍手したりと、大喜び。

こういう演奏法は正統派じゃないと嫌う人もいるし、彼のパレスチナに関する発言が音楽の場に政治を持ち込んだと批判されたりもしているけど、ナイジェルは本当にいつも楽しそうに演奏するので、私としては、それにつられて彼の世界に引き込まれてしまうのです。

だって音楽って音を楽しむんだもんね。
楽しいことしている人を観て、聴いて、それで楽しくなれるなら、それでいいじゃん!と思います。
ましてお祭りなんだし!
それに私は、ピュアに楽しそうにしている人を見るのが大好きなのです♪

彼が今回、得意とする『四季』をあえてアレンジしたのは、当たり前になるのがいやだったからだそう。
アメリカに行った時、電話をつないでもらうのを待つ間の音楽に、自分が演奏している『四季』がかかったそうで、そんな「退屈な」音楽の殻を破りたかった、とインタビューで話していました。
ただ楽しむだけじゃなくて、音楽家としてチャレンジしているナイジェル・ケネディー。
やっぱり応援してしまいます。

ナイジェル・ケネディーのこの演奏は、BBCのiPlayerでこれから1週間視聴することができます。
こちらからどうぞ。

いつもの通り、英国外の方は残念ながらご覧になれないと思います。
自分では確かめていないのですが、Stream Viaというものを利用すると観られるそうです。
ご興味ある方、お試しくださいね!


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by londonsmile | 2013-08-24 08:10 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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