春のお正月はペルシャ料理で♪

ロンドンに住むようになって初めて食べたもののひとつに、ペルシャ料理があります。
ペルシャが今のイランだということも知らなかった私にとって、それは未知の食べ物、未知の国でした。
でもロンドンに引っ越してきた時、到着した次の日に「友達に会ってほしい」とインディーにディナーに連れて行かれたのが、ペルシャ料理だったんです。

その時に来たのがこのGalleria
インディーのイラン人のお友達夫妻の行きつけのお店です。
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その時は時差ボケと、イギリスに引っ越してきた緊張と、初めてインディーのお友達に会う緊張とで、お料理の味はあまり覚えていません。
でもその後にお友達とのつきあいが深まるについてペルシャ料理を食べることが多くなって、お米料理のバリエーションが豊富なことや、シンプルなグリルのおいしさにひかれ、今では私の大好物になりました。

そのご夫婦とは今もよくご飯を食べに行きますが、ペルシャ料理に行く時は、かなりの確率でこのお店になります。
お店の人も感じが良くてアットホームな雰囲気だし、なにより他と比べておいしいんだそう。
イラン人のお客さんがたくさんいます。
地元の人たちがおいしいというのなら、きっとこれがホントの味なんですよね。
そして夜にはテーブルクロスも敷いて、ちゃんとディナーの雰囲気になりますよ。

普段はお友達が私たちの分も注文してくれるので、私はいつもメニューも見ずにおしゃべりしているだけなのですが、先日、ペルシャ料理を食べてみたいというお友達をこのお店に連れて行くことになり、事前に奥さんにメニューを聞いて、張り切って出かけました。

久しぶりにメニューを見てみると、英語のメニューの後ろには、ペルシャ語のメニューもありました。
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右から左に書く言葉なんですね!

まずは前菜をオーダー。
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前菜はトルコや中東のお料理に似ています。
左はナスのペースト(Kashk Baderijan)、
その上にあるのがヨーグルトに刻んだキュウリとミントを混ぜたもの(Mast Khair)、
真ん中は卵、チキン、ポテトをマヨネーズで和えたもの(Salad Olivier)、
右はフェタチーズと生野菜とハーブの盛り合わせ(Sabzi)。

これらの前菜を上にある焼きたての薄いパンにつけて食べるのですが、おいしくて、これだけでお腹いっぱい食べそうになります(笑)。
でも、おいしいメインが待っているので、ガマン、ガマン。

春分の日はペルシャ暦のお正月だそうで、この時にはまだお正月のお祝い料理があったので、4人全員の分を撮影してみました。
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右上がいつもおいしいチキンのグリル。ケバブのような感じで、インディーと私の定番です。
グリルものにはお米かサラダを選ぶことができて、お米がほんとのペルシャ風だけど、今回はサラダで。

右下はお正月の特別料理で、ラムをトマトとクリームで煮込んだシチュー。
濃厚なお味が、お米に合います♪

左上と下は、やはりお正月料理のシーバス(お魚)。
イランではあまりお魚は食べないと聞いていたのですが、お正月は特別のよう。
上は衣をつけて焼いたもので、こちらが伝統的な食べ方だそうです。
下はシンプルなグリルで、どちらにも付いていたハーブ入りの緑色のご飯がこれまた特別。

ペルシャ料理は本当にお米料理の種類が豊富で、甘いベリーやサクランボを一緒に炊き込んだり(びっくりするけど、これがまたおいしい!)、シンプルなご飯にバターをかけたり、グリルしたトマトを乗せてつぶして食べたり、と、お米好きの私にはたまりません。
そして日本と違う種類のお米を使っていて軽く、こんなに山盛りにあっても意外とたくさん食べられちゃうんですよねー。キケン!でもおいしい♪

私はグリルのシーバスをオーダーしたのですが、みんなであれこれつまみ合い、どれもおいしいお料理でした。
どれもスパイスやハーブは意外なほど使っておらず、辛くもないし、変わった匂いもないし、誰にでも食べやすいシンプルなお料理。

入り口にある棚には、お店で手作りしているケーキがズラリ。
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お腹いっぱい、と言いながら、デザートも少しとってシェアしました。
全体にフランス風で、ロールケーキもふわふわ。
その後ろにある「アマレット」が杏仁豆腐みたいな味で特においしかったです。
他のテーブルで食べてた一番下の段のチーズケーキも軽くておいしそうでしたよ。

そういえばイラン人のお友達がこのお店で他のイラン人のお知り合いと会ったりすると、よく「メルシー」「メルシー」と言い合っているのです。
ペルシャ語でもメルシーって言うんだね、と言ったら、フランス語を使っているとのこと。
イランってフランスの影響が大きいんですね。意外!
私たちが日本人同士で「サンキュー」って言い合うようなものかしら(笑)。

お茶もコーヒーもありますが、私はこのペルシャ風のミント入りの紅茶が好きです。
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お茶にはお砂糖を入れず、コーヒーシュガーみたいな琥珀色のお砂糖の塊を口に含みながら、そこを通してお茶を飲むのがペルシャ風なんだそう。
その姿がかっこいいのでマネしたみたのですが、イラン人たちがするようにはできない・・・。
でも口の中でほんのり甘くなる感じがすてき♪

このお店にはオーナーのご家族(だったか、知り合いの方だったか)が描いた絵が飾ってあって、売ってもいるのですが、最初に来た時からずーっと気になっているこの絵。
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あれ!?賀来千香子さん(笑)!

でも、きっとイランの方だと思うんです。

イランというと遠い国、物騒な国だと感じてしまいがちですが、もとがペルシャだと思うと、昔はシルクロードの向こう側にあったつながりの深い国ですよね。
そしてイランは区域としては中東ではなくて、西アジアなんだそう。
同じアジアの仲間、だから顔も似ているのね(笑)。

初めてこのレストランで会った時、イラン人の奥さんは前菜をハーブと一緒にパンに巻いて、にっこり笑って私に手渡してくれました。
引っ越してきたばかりで不安だった私は、その優しさと温かい笑顔にどれだけ励まされたか!
人は人種じゃなくて、人柄ですよね♪
ロンドン生活の初めに大きな勇気をくれた彼女は、今ではとても大切な友達です。


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by londonsmile | 2013-03-26 21:17 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(0)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


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