オペラでガールズナイト♪

久しぶりにロイヤルオペラハウスでオペラを観てきました。
オペラでガールズナイト♪_e0114020_001648.jpg
この日のチケットは、インディーからのクリスマスプレゼント。
何も欲しいものが思い浮かばなかったので、去年のクリスマスにお願いしたのです。
2枚プレゼントしてくれたのでインディーと行こうと思っていたら、お友達と行っておいでと言ってくれたので、お言葉に甘えて、いつもお世話になっているオペラ好きのアメリカ人マダムと女2人で出かけてきました。

当日は、マダムがオペラハウスのバーでテーブルを予約してくれたので、開演より1時間早めに到着して、バーのテーブルに座ってシャンペンを飲みながらサンドイッチ(笑)。
私たちはサンドイッチにしましたが、バーにも他の食べ物もあり、ちゃんとしたレストランもあります。
オペラでガールズナイト♪_e0114020_00361.jpg

予約するとバーのテーブルにつけること自体、今回初めて知ったのですが、そのテーブルはそのまま終演までキープされるので、2度の幕間にまた同じテーブルに戻ってこられること、だから開演前に食べ物や飲み物を無理に終わらせなくていいこともわかって、今後の参考になりました。

オペラを観ること自体も楽しいけれど、開演前や幕間にシャンペン飲んじゃったりするのも気持ちが優雅に盛り上がるし、ましてテーブルが確保されていれば、飲み物を慌てて飲み干さなくていいので、着飾った人たちをゆっくり眺められたりして、ますます優雅ですよね。

このマダムが本当に気取らない方で、私より10歳は年上だと思うし、オペラハウスにもずいぶん通っていると思うんだけど、「オペラハウスに来るのって大好き!だってきれいだもんね〜」とキラキラした目であちこち見つめたり、「あー、ソプラノの人の声、天使みたいねぇ♪」とうっとりしながら少女のように素直な感想を言ったりしてくれるので、私の感動もますます深まりました。

そして始まった演目は『ラ・ボエーム』(La Boheme)。
プッチーニの有名な悲劇ですが、もう、もう美しくて倒れそうでした!
歌声も美しかったし、衣装はもちろん当時の時代を表すドレスだったし、階段を巧みに使ったセットも凝っていてとてもきれいでした。
(いろんな好みがあると思いますが、私はモダンな衣装やセットが苦手なのです)

舞台には、歌わない俳優さんも含めてとてもたくさんの人が出演しており、人が集まるシーンではあちこちでいろいろなことが起こっていて、とても豪華。
さらに寒い外のシーンでは雪を降らせる演出もあり、高い天井からはらはらと落ちてくる雪の美しさに、客席のあちこちから「ほーっ」というため息が上がったほどです。

ミミ役を演じたソプラノ歌手の方(Anita Hartig)は、とてもきれいな人で、声も可憐で、ミミ役にぴったり。
カーテンコールの最初は顔色も悪くてうまく笑えず、目のお化粧も崩れていたようですが、最後の自分が死ぬシーンで、役に入り込んで泣いていたのかもしれません。
オペラ歌手って、すごい役者さんでもあるんですよね!
ムゼッタ役の女性歌手(Sonya Yoncheva)もコミカルでかわいかった♪

夏に開かれるホーランドパークの野外オペラによく行くのですが、あれは夏のお楽しみなのであって、やはりオペラハウスのオペラは、本当にすべてにおいてゴージャス!
は〜、美しくて良いもの見せてもらったなあ。

美しいものを観て心が揺さぶられ、そしてチャーミングなマダムと一緒にいて嬉しくなった楽しいガールズ・オペラ・ナイトでした。
インディーさん、クリスマスプレゼント、どうもありがとう♪


*********************************************
ブログランキングに参加しています。
オペラハウス、行ってみたい!と思ってくださった方、下の2つのバナーをクリックして票を入れてくださると、とても励みになります。
「イギリス情報」の方は、先ほどちょっとの間、3位になりました♪ありがとうございます!


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

応援、どうもありがとうございます♪
Commented by 加代子 at 2013-02-21 17:46 x
素敵なクリスマス・プレゼントだったのですね♪
オペラが好きでないうちの主人とは大違いだわァ(笑)
それにしても女友達と優雅な時を過ごされて良かったですね。
「ラ・ボエーム」のヒロインが役になりきっていたなんて。
私もモダンなのより きちんと古典的な舞台装置が好きです。
Commented by londonsmile at 2013-02-21 18:20
*加代子さん*
ありがとうございます。何も欲しいものが思い浮かばなかったので、へんにモノを増やすよりもこういうのがいいかなーと思って(笑)。
ご主人様はオペラ、お好きじゃないんですね!加代子さんがお好きだったら残念ですが、やっぱり女性の方がこういうのは好きですよねー。この日も女友達と楽しんできました。
歌手の方、すごかったですよ!カーテンコールでは最初「具合が悪いのかな?」と思うくらい顔色が悪くて!最後の方にはにっこり笑っていて安心しました(笑)。
やっぱり古典的な舞台装置、美しくていいですよね〜。歌も楽しみですが、やっぱり視覚的にも非現実の世界に連れて行ってほしいもの(笑)。加代子さんと同じで嬉しいです♪
Commented by hammohammo at 2013-02-21 19:28
ガールズで行っておいでーというところがまた粋なはからいで素敵☆
テーブルを予約してお食事しながらというのがまた優雅!
「もう、もう美しくて倒れそうでした!」という表現が、ロンスマちゃんらしくて可愛らしい♪って思っちゃいました。
ロイヤルオペラハウス、久しく行ってないなー。ロンドン在住のときは、よくラストミニッツの安いチケット(笑)を買って、目の保養をさせてもらっていたのだけど(私はバレエ中心だけど)。
こういう時間は大事だよね♪
Commented by londonsmile at 2013-02-22 00:35
*hammoちゃん*
ありがとう〜♪インディーと行っても良かったんだけど、やっぱり女同士も楽しかった(笑)!このマダムはほんとにオペラハウスはよく行っているみたいなので、バーやレストラン、よく知ってたの。バーでも座れると優雅だよね!
あはは、変な表現でごめんー。「圧倒される」って後で思いついたんだけど、その時はほんとに「倒れそう!」って思ったの。美しかったー。
ちゃんとよく見てれば、いろんな方法でもっとオペラハウスにも行けるんだよねー。私もhammoちゃんを見習って、これからはもっとオペラハウスに行くことにしたいです。美しいもの見るのって大事だよね♪
Commented by oliva16 at 2013-02-22 02:18
「ラ・ボエーム」は私の好きなオペラのひとつです。うらやましい!後半でムゼッタが自分のマフでミミの手を温めてあげて、ロドルフォからのプレゼントかと勘違いしたミミに「そうよ」と言ってあげるところが、いつもぐっときます。人それぞれ好みがあると思いますが、私はやっぱりイタリアオペラが好きです。今年はヴェルディ没後200年なので、ヴェルディ作品がたくさん上演されるみたいですね。どんどんオペラハウスに行って、まあブログに記事を載せてくださいね。楽しみにしています。
Commented by londonsmile at 2013-02-22 05:17
*oliva16さん*
ラ・ボエーム、お好きですか!いいですよね。私は好きなのにうまく行かないというミミの悩みのシーンが切なくてたまりません。
私もイタリアのオペラ、好きです。あとモーツァルトも好き。基本が早寝早起きなわが家ではオペラに行くのは一大行事になってしまうので(オオゲサですが、ほんと!笑)しょっちゅうは行かれませんが、また行ったらブログに書いてみたいと思います。
Commented by ロンドンの椿姫 at 2013-03-06 04:52 x
コメントありがとうございました。この日は私もいたのに着物ではなかったので目立たす(笑)、見つけて頂けなくて残念です。今度オペラハウスにいらっしゃる時は連絡して下さいね。
私はここのボエームは嫌というほど観てますが、この日は躍進中の女性二人が本当に素晴らしかったです。写真で拝見するとオーケストラストールでしょうか? 羨ましいです。私は定席である舞台横の安い席でしたが、もちろんカーテンコール写真をこっそりとどっさり撮りました。
Commented by londonsmile at 2013-03-06 07:17
*ロンドンの椿姫さん*
わっ、早速ありがとうございます。ほんとにお会いできなくて残念でした。私も友人と一緒だったので、目だけでキョロキョロするだけで、あんまり動かなかったのです。昨年ご一緒して以来、初めてだったくらいで、あまり行かないんですが、これからはもっと行こうと思うので、次回はご連絡しますね♪
そして私が良いと思った歌手の方を椿姫さんも素晴らしいと思っていらして、ほんとに嬉しいです!ふふ。
写真から席がわかるとはさすが(笑)!この日のチケットはクリスマスプレゼントだったので特別なんです。昨年ご一緒した時のお席はツウな感じですばらしいと思いましたよ。ストールではアンコールの写真、撮りにくいですよね!
by londonsmile | 2013-02-21 09:14 | ロンドンでお出かけ | Trackback | Comments(8)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


by londonsmile