大好き♪ナショナル・ポートレート・ギャラリー
2013年 02月 04日
ナショナル・ギャラリーのすぐ裏にあって、肖像画のみを展示しているこじんまりした美術館です。
クラシックでとてもすてきな建物です。
この美術館、なにしろ肖像画にテーマを絞っているというのがおもしろいなーと思います。
昔の王様、女王様から、現在のロイヤルファミリー、作家、文化人、セレブまで、幅広い人たちの肖像画や写真が置いてあって、見たことがない人のことは「ふうん、こんな顔だったんだー」と思ったり、また別の人には「この写真、歴史の教科書で見たなあ」と思ったり、そうかと思うと「おっ、ポール・マッカートニーがいた!」と思ったりして、なんだか楽しくなるのです。
私はここで初めてジェーン・オースティンの肖像画に出会い、この人があの本を書いたのかーと感激しましたし、教科書で見たことのある地球の上に立つエリザベス1世の絵も感動しました。
肖像画を見ていてなんだか楽しくなるのは、いろんな人に会っているような気がするからかもしれません。
肖像画と一言で言っても、油絵もあれば、水彩もあるし、写真もあり。
画法もタッチもサイズも本当に様々な顔や体が並んでいて、同じテーマでもこんなにいろいろな形があるんだなーと単純に感動します。
最近の人の肖像画はすっきりした白い壁の明るい現代風な場所に飾ってあったりしますが、古い時代の王様の肖像画なんかは古典的な木のパネルで飾られた部屋に展示されていたりして、雰囲気もたっぷり。
そしてこじんまりしたサイズというのも個人的にはポイントが高い点。
大英博物館やナショナルギャラリーのような大きな場所は、見るものが多すぎて圧倒されちゃうのですが、こういうところだと、気楽に見て回れる気がして好き。
観光スポットしてもそれほど重要視されていないのか、そんなに混んでないのもすばらしい(笑)♪
カフェにある軽食も、こういう所にしてはなかなかおいしいですよ。
ちなみにここは、ミュージアムショップも楽しいんです♪
立派な額の形をした紙の写真立て(確か冷蔵庫に貼れるタイプ)や、肖像画の体の一部だけがアップになった絵を表紙にしたメモ帳など、どこまでも「肖像画」にこだわっていて、ユニークかつスタイリッシュな感じ。
少し前に行った時には、たくさんの女性と結婚したことで知られる王様ヘンリー8世と、その歴代の妻たちの形になったマトリョーシカを見つけました!
(もちろんヘンリー8世が一番大きいのね・笑)
発想がユニークでしょう?
日本人の私としては、肖像画をあまり見慣れていないから、こういうものに惹かれるというのもあるかもしれません。
もちろん日本にも昔の偉人たちの肖像画はあるけれど、江戸時代ごろまでの日本の画法って写実的ではなくて、ちょっとマンガチックだったりするので、リアルにその人の顔がわかるという感じではないですよね。
私の個人的な趣味だけじゃなくて(笑)歴史的にも興味深い作品のそろったポートレートギャラリー、入場無料なので、ぜひ一度いらしてみてください♪
National Portrait Gallery
St Martin’s Place
London
WC2H 0HE
*********************************************
ブログランキングに参加しています。
ポートレート・ギャラリー、行ってみよう♪と思ってくださった方、下の2つのバナーをクリックして票を入れてくださると、とても励みになります!
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
応援、どうもありがとうございます♪