キャロルが家にやってきた♪

クリスマスを来週に控えて、街はもうすっかりクリスマス一色。
街は昼間はプレゼントを買う人で混み合い、夜はイルミネーションで華やいで、とても楽しい気分です。
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これは先週末に偶然、家の近所を歩いていたサンタさん・・・の恰好をした人たち。
同じ敷地内でクリスマスの集まりがあったみたいで、この後も何人かサンタさんがやってきていました。
街の中でもサンタさんの帽子をかぶった人、よく見かけます。

日本にいた頃は、クリスマスはイブか当日に人と集まったり、ケーキを食べたりする程度でしたが、こちらに来てから、クリスマスに向けて1ヶ月ぐらいかけて盛り上がる雰囲気がとっても好きになりました。
クリスマスの食べ物って当日にしか食べないのかと思っていたけど、こちらでは12月に入るとミンスパイ(スパイスの効いた小さなパイ)や、マルドワイン(やはりスパイスを入れて温めて飲む甘い赤ワイン)なんかがあちこちに登場するし、お店の角にもこういうお菓子やシャンパンが置いてあったりして、クリスマスに向けて、とにかくずっとお祭り気分なのです。

キリストさまのお誕生日は本当は9月だけれど、冬至にかけて暗くなる時期にお祭りを持ってくることで人の気持ちを和ませるため、ペイガンという自然を崇拝する原始的な宗教のお祭りと合わせて12月になった、という説を聞いたことがあるのですが、どこまで本当なのでしょう。
そのお話の真偽はともかく、朝8時でも薄暗く、夕方4時前には真っ暗になってしまうというこの時期に、クリスマスという楽しみがあることは本当に気持ちの支えになると、住んでみてつくづく感じます。

ボランディアの人たちが聖歌を歌ったり、楽器で演奏したりして寄付金を集めるのも街でよく見られる光景。
暗くなりがちな冬でも、♪き〜よし〜、こ〜のよる〜♪なんて知っているメロディーが流れてくると気持ちが明るくなります。

さてその聖歌隊、キャロルシンガーの人たちが、昨夜はわが家にもやってきてくれました!

イギリスでは昔からキャロリングといってクリスマス時期に各家のドアのところで聖歌を歌う習慣があったそうです。
インディーも子供の頃、ヨークシャーの田舎町でキャロルを歌っていたそうで、クリスマス気分を盛り上げてくれたお礼ということなのか、おこづかいを少しもらっていたんだとか。
今の時代、子供たちが歌いに来てくれることはありませんが、ボランティアの人たちがこうして街を歩いて回って、恵まれない人たちへの寄付に充てているのです。

キャロルが来る日は事前に告知されていたので、夕方からわくわくしながら待っていると、午後7時過ぎ、建物の中からきれいな歌声が聞こえてきました♪
ドアを開けてみると、どうやら最上階の4階で歌っている様子。
そして最初の曲の1番が終わると、歌いながら階段を下りてきました。
歌声が移動すると、ライブ感がさらに感じられて、ますます気持ちがいい♪

そしてちょうど1曲歌い終わったところで、2階のわが家のドアの前へ。
インディーと2人で顔を出していたので、「おお、ちょうど観客がいるから、ここで歌いましょう」と言って、私たち2人に向かってドアの外で1曲歌ってくれました。
うほほー、ゼイタク♪
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(写真撮影は許可をいただきました)
最初はこの4人で歌っていたのですが、途中から若者3人が合流して、さらにパワーアップ。
特にこのおばさまの声が透き通って本当に美しく、うっとりしちゃいました。

歌ってくれたキャロル、興奮していてはっきり覚えていないのですが(汗)、たとえばこんな感じの曲でした。


歌の途中、上の階に住んでいるお母さんが帰ってきて通りかかり、歌い手さんたちの前を通りながら、しっかり寄付箱に小銭をチャリン♪
クリスマスの精神ですね。

歌が終わった後、私たちもささやかな寄付。
Merry Christmas!と言ってニコニコとさわやかに去っていった歌い手さんたち、本当にどうもありがとう!

このキャロル、実は昨年も来てくれていたのです。
クリスマス直前に滑り込みで引っ越しをした2、3日後、暗くなってからもまだ段ボール箱と格闘していると、美しい歌声が聞こえてきたのでびっくり。
ドアを開けると、1階の入り口のところで、聖歌を歌ってくれていました。

生の歌声のぬくもりと聖歌の美しいメロディーに、引っ越し疲れの私は涙が止まらなかったのを覚えています(照)。
歌を聴くために他の住人さんたちもドアから顔を出したので、ついでに引っ越しのご挨拶もできたし、偶然とはいえ、新しい環境にあたたかく迎えられている気分になれました。

そして一夜あけた今日、引っ越し1周年を迎えました!
いろいろあった気もするし、あっという間だった気も。
引っ越しの日のことはよく覚えているのに、もう何年も住んでいるような気もします。

1年前にあたたかく迎えてくれたご近所の人と、もっと交流をもてていけたらいいなーなんて思う今日このごろです。
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Commented by tenko at 2012-12-21 08:58 x
さすが!ロンスマさんのマンションでは、クリスマスキャロルが来るんですね~。さすが、格式あるマンション!

ウチの娘の小学校では、学校周辺で有志によるクリスマスキャロルをやっていましたが、大人だけというのは珍しいと思います。

小説や映画ではよく出てくるクリスマスの習慣ですが、実際に目にする(耳にする?)事は少ないですよね。素敵な習慣なので、大切に保存して欲しいですね。
Commented by londonsmile at 2012-12-22 17:03
*tenkoさん*
ここに引っ越してきて初めてだったので、びっくりしましたよ!大きなお家が並ぶ地域に住むお友達の話でも、意外と来ないと聞いたので、またまたびっくり!アパートだから回りやすいんじゃないかなと思います。

お嬢ちゃん、キャロルやっていたんですねー!今の時代でも子供のキャロルがあるって、かわいくていいな〜♪子供の歌声は癒されますよね!

ほんと、私もぜひこの風習、大切にしてほしいなと思います。クリスチャンじゃないから手伝えないのが惜しいくらいです(笑)
by londonsmile | 2012-12-19 23:52 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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