ウィンブルドン、終わりました

今年はウィンブルドンのことをいろいろ書いたので、やっぱり男子決勝のお話をしないとおさまらない気がします(笑)。

日曜の午後に行われた男子決勝、74年ぶりにイギリス人として決勝に進出したアンディー・マレー選手と、すでにウィンブルドンで6回優勝しているロジャー・フェデラー選手の戦いでしたが、結果は3-1でフェデラー選手の優勝でした。
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(今回はテレビ画面の写真で失礼しまーす)

私はフェデラー選手を応援していたので嬉しかったのですが、負けたアンディー(←親しみを込めて、すっかり呼び捨て・笑)も今回でかなり好きになりました♪



私はテニスに詳しくないのですが、いつもニコニコ落ち着いた感じのするフェデラーに対して、アンディーはなんとなく冷たい感じがしていて、今回のアンディーの快挙にも、どうもあまり応援する気になれないでいました。

でも昨日日の決勝で破れたアンディー、試合後コートで行われたインタビューでプレッシャーについて聞かれると、声を詰まらせ、涙を見せたんです。
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やっぱりウィンブルドンで勝つというのはすごいプレッシャーなんですね。
心身ともに鍛えているとはいえ、25歳の若者にはとてつもない重さだったんでしょう。

試合の後に気が緩んで見せてくれた涙に、私ももらい泣き。
フェイスブックやツイッターで「アンディー、いいぞ!」っていう投稿もずいぶん見たし、友達も家でもらい泣きしていたというし、アンディーは負けたけれど、たくさんの人の心をがっちり掴んだ気がします。

ちなみに、お友達が昨日言っていたのですが、スコットランド出身のアンディーは「無表情な話し方で損をしている気がする」とのこと。
彼女のスコットランド人のだんなさまも似ているのだとか。
それがスコットランド人の特徴なんだとしたら、ほんと、損してたねぇ。
私もまさにそれでとっつきにくいと思っていたもの。
ごめんよ、アンディー。

そんな彼は、さすがに一流スポーツ選手でした。
インタビューで声を詰まらせた後も気持ちを立て直して、「フェデラーは30歳にしては悪くないよね」なんて、ちゃんと人を笑わせつつフェデラーを讃え、応援してくれた観客に感謝していました。
インディーによれば、2人はわりの仲の良い友達なんだそうです。
スポーツマンっていいですね♪

試合内容も、素人目にはファインプレー続出の見ごたえたっぷりの試合だったし、まだまだ若いアンディーのこれからに大いに期待しましょう♪
(個人的にはフェデラーも応援し続けます!笑)

今回のウィンブルドンは、ふとしたことから夢中になってしまい、いろいろ観ているうちに、ダブルスがバドミントンみたいにペースが早くて意外におもしろいことも発見しました。
むむむ、ちょっとテニスにハマってしまいそうな予感です。
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(当日、センターコートに入れずに場内の別の場所で観戦する人達。
雨が降ってきても、帰る人も少なく、かえってテレビにうつると傘を上下に動かしたりして、大興奮(笑)。
楽しんでいる人を見ると、こちらまで楽しくなりますね♪)
by londonsmile | 2012-07-09 15:33 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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