リスボンの旅 その3〜ポルトガルに行きたかった理由はファド!
2012年 03月 29日
ファドはポルトガルの大衆歌謡で、「哀愁」とか「郷愁」なんていう言葉でよく形容されています。
ちょっと土臭い感じが日本の演歌とも似た雰囲気(笑)。
ファドを聴いていると、「魂の叫び」という言葉をなんとなく思い出して、心が揺さぶられます。
太陽さんさんのポルトガルだけど、どこか寂しさ、せつなさを感じるのはこのファドを思い出すからかもしれません。
今回の旅では、このファドをぜひ生で聴いてみたかったのです。
ファドがどんな歌か、ご興味のある方は、ファドの女王と言われるアマリア・ロドリゲスの歌声をぜひ♪
もう亡くなっている方ですが、1999年に亡くなった時にはポルトガルは3日間喪に服し、バスコダガマと同じ教会に眠っている「英雄」だそうです(Wikipedia情報)。
日本で言うと美空ひばりって感じかな(笑)。
寂しげなメロディーと迫力の歌声がマッチして、大好き。
今回はヨーロッパへの旅ということで、携帯電話にリサーチの結果を残して、あちらで見ればいいやーと軽く考えていたのですが、なんと到着してみたら全然電話が使えなかった(汗)!
電源を入れ直してみたり、あれこれ試したのですが、まるでダメ。
それどころか、何も使っていないのに電池があっという間に消耗して、ほとんど0に近くなってしまい、電話が壊れたんじゃないかとハラハラしちゃいました。
後で聞いてみると、たまにそういうことがあるそうで、充電し直したりするとまた使えるそうです。
ちなみに私の電話も、家で充電し直したら普通に使えました。ほっ。
と、話はそれましたが、そういうわけでリサーチの結果を見ることができなかったので、ファドを聴くのにも、かろうじて名前を覚えていたCafe Lusoというお店に行ってみました。
かつて女王ロドリゲスも歌っていたという老舗らしく、すてきな雰囲気。
音響効果を狙っているのか、壁や天井にもすてきな装飾がしてありました。
ファドは、ご飯を食べながら歌を聴くというこのお店のようなスタイルが多いようです。
1回目のステージは8時半からと聞いたので、8時頃お店に到着してご飯をオーダー。
ここでは歌のチャージもお料理の料金に含まれているので、お値段設定が多少高めですが、外国人にもわかりやすい明朗会計でありがたかったです(笑)。
ウェイターさんたちもすごく感じがよくて、良い雰囲気でした。
ステージが始まると、まずはポルトガルの民族舞踊で景気づけ(笑)。
きれいなお姉さんが多くて、目が釘付けになりました♪
そしていよいよファドが始まりました。
若手のこのお姉さんを皮切りに、ダンスをはさみつつ、男性、女性の歌手が交互に数曲ずつ歌います。
女性はショールをまとい、男性は片手をポケットに入れて歌うのがファドのスタイルだとか(笑)。
女性の歌という印象が強かったのですが、キザなポーズの男性の歌声もすてきでした。
何人目かに登場した歌手のおばさま!
歌というより存在そのものに迫力があってかっこよかったなー。
ちなみに私はマツコ・デラックスも好きです♪
インディーも私も一番好きだったのが、トリをつとめたこのYola Dinisさん。
ステージが終わった後で歌手の方達が自分のCDを売っていたので彼女のCDを買ったら、私の名前を入れてサインしてくれました。嬉しい♪
お店には日本人の方もたくさんいらっしゃるそうで、「日本人はお行儀が良くて好き」とおっしゃってました。
彼女の美しい歌声もYouTubeで見つけたので、どうぞ。
今回はファドを初めて生で聴くことができて大満足。
次はちょっと観光の域を出て、マニアックな地元の方のファドなんて聴いてみたいなーと気持ちが盛り上がっています。
おまけ:
後日、街角で明るく歌うお兄さん達を見かけました。
知らなかった!
ファドの世界、なかなか奥深そうで、ちょっとハマってしまいそうです。
次回はお待ちかね、リスボンで出会ったおいしいものをご紹介します♪
日本人好みのものがいっぱいでしたよー!
コメントありがとう♪
メールしますねー。