チベットの旅 Day 5 ラサ最終日はポタラ宮へ
2010年 05月 13日
丘の上に建てられた建物は厳かで美しく、世界遺産にも指定されています。
近くで見ると、ぐぐっと見上げる感じになります。ほんとに大きい!
17世紀に建てられたポタラ宮は、代々のダライラマが住んでいた場所。
現在のダライラマも亡命するまではもちろん住んでいました。
映画『セブンイヤーズ・イン・チベット』を観た時、少年時代のダライラマが双眼鏡で町を見ていた様子がとても印象に残ったので、チベットに行くとわかってから、できたらその場所に立ってみたいなーとなんとなく思っていたのです。
前にもポタラ宮に来たことがあるインディーに聞いたら、その部屋に行ったということだったので、そこを訪ねるのが私の密かな楽しみでした。
これが結構長くて、キツいのです。
なんせ標高3,700メートルですからね!
ねっ、険しい山が周りにあって、近代的な建物があって、不思議な感じでしょ。
チベット仏教のお寺に行くと、窓にフリルのような飾りが付いていることが多いのですが、これが風に揺れる様子がとても美しいのです。
順番にふわふわふわ〜っと揺れる感じは、まるでスポーツの時に観客がするウェーブのよう(笑)。
それがもっと柔らかく、静かで心地よい感じで、癒されるんです。
旅行中、気分が悪くなった時に、楽しいことを考えてみよう、と思って、真剣にこのカーテンの様子を思い出したりしていたほど好きです。
カメラに付いているビデオで撮影してみたので、よかったらご覧下さい。
この優しい様子、伝わるかな。
さて、ここからは1000部屋あるという宮殿の中に入ります。
中は写真撮影禁止ですが・・・もう本当に美しかったです。
贅沢というわけではないんだけれど、内装も調度品もそれぞれとても丁寧に作られている感じがして、お祈りの場所にはほのかにお香が漂っていて、今も大切に保存されているんだなと感じました。
こういう場所は観光客しか来ないのかと思いきや、チベットの人もたくさん来ていて、展示物や仏さまを熱心に見つめたり、拝んだりしているんです。
大切に敬われている場所にいると、なんだか心が穏やかになっていくようでした。
さて待望のダライラマのお部屋ですが・・・行かなかったんです!
この日はたまたま行かなかっただけかもしれないんですが、インディーが前回来た時には、今回の倍ぐらいの数のお部屋を見学できたし、大きなおみやげ屋さんや見晴らしのいいティールームもあったとのこと。
今回は、おばちゃんがお水とお守りを一緒に売っているくらいのおみやげ屋さんが2カ所あっただけでした(笑)。
チベットの人を刺激し過ぎないように、観光を縮小しているのかな。
残念!
せめて見学できた場所をしっかり心に焼き付けておくことにします。
その後は、代々のダライラマも修業したというデプン寺へ。
15世紀に建てられたこのお寺はチベットで最大、最盛期には世界最大の規模だったとか。
中国のチベット侵攻で、当時15,000人いた修業僧は追放されたり殺されたりし、建物もずいぶん壊されてしまったそうです。
現在は修復作業が進んでいますが、まだまだ壊れている建物が多く、修行僧は150人ほどしかいないそう。
ところどころに見られる修復の様子から、辛かった時代を想像させられます。
このお寺ではキッチンを見学させてくれて、なぜかその写真を撮るのに少しお金が必要でした。
でも、なんだかおもしろかったので撮らせてもらいましたよ。
遅番だったのかな(笑)。
そして私達もお昼ご飯。
この日はガイドさんのおすすめで、ナッツと木の実のチャーハンにしてみたのですが・・・思いっきりお砂糖がかかってるご飯だった!びっくり!
食べられないわけじゃないんですが、ご飯を食べている気がしなくって、完食できませんでした。
ゴメンナサイ!
ご飯にお砂糖をかけて炒めるなんて斬新。いろいろな食習慣があるもんですねー!
そしてその後はまた街をブラブラ。
みんな、どうやって決めるんだろう。
将来はお父さんの後を継ぐのかな(笑)?
そしてお待ちかねの夕食は、ジョカン寺の近くに見つけたお店へ。
実はここ、ダライラマがお茶を飲みに来たりもしたというお店だったそうです。
ラサにしてはお値段高めでしたが、雰囲気もお味もばっちり。
エスプレッソマシーンがあって、インディーはコーヒーお代りしてました(笑)。
このお店も3階だったので、巡礼の人達を上からのぞくことができました。
お待ちかねのご飯は、たまごカレー(笑)!
ドライカレー風になっていて、盛りつけがかわいいですよね。
見た目はパンなんですが、メニューにそう書いてあったんだもん。
ラサで飲むラサビールも今夜が最後。
明日はいよいよラサを出て、山の方に向かいます。
今夜も毛糸の帽子を被って寝ましょう。おやすみなさーい♪
チベットに行ったのね、すごい!本当にTVで見たのと同じシーンで興味深く読ませていただきました。やっぱりロンスマちゃんの書き綴りはとても分かりやすくて いろんなことが分かりましたよ。現地の人はこんなお食事をとるのね。。それに地ビール!これが一番興味あるかも。
毛糸の帽子をかぶらないと夜は山あいだから冷めちゃうんかな。風邪なんてひかなかった?また遊びに来させてください。
皆さんのブログ、楽しそうね。。また私も始めてみたくなりました。IDとる1からやり直しかなあ。(苦笑)
ここにダライラマさんが住んでらしたんですね。
なんだか感慨深いです。
お寺の窓の飾りが順番にフワリとなる様、ロンスマさんが癒されたというの、わかります。
凄く綺麗に順番にフワリってなるんですね。
わたしも見入っちゃいました。
お夕飯のパンが素朴な感じで、美味しそうに見えましたが、お味はどうでしたか?
こんな場所にエスプレッソマシーンがあるなんて凄いな!
それと帽子率がやっぱり高いですネ!
もう、読んでるだけで感動!行って見たいけれど行くことが出来ない場所をこうして見せて貰えるなんて本当ブログってありがたい、、、!
飾りのフリルがふわ~っとなる様、見てると癒されるねえ、、、
こういうところに着目するところがロンスマちゃんらしいな、って感動しました。
チベットってポタラ宮くらいしかないのかと思っていたんだけど、他にも見所がいっぱいあるのね。
私もセブンイヤーズインチベット観たのを思い出した!あの映画、良かったよねえ、、、^^
ドライカレーの上にかかっている白い物は何なのかなあ?クリームじゃないよね?!
ポタラ宮行きたいぃ~~!セブンイヤーズインチベットは何度も見ましたよぉ。でも、また見たくなりました☆
わー、お久しぶりです!
美容師のR子ちゃんと、おごしゅさんお元気かなーって話していたんですよ。
体調が良くなかったんですね。大変でしたね。
少し落ち着いてきたみたいで何よりです。
でも引き続きお大事にしてくださいね♪
そうなんです、チベットに行ってきました。
食生活もビールも人々も、初体験なことが多くておもしろかったですよ。
昼間は15、6度になっても、夜はマイナスになったりするので、すぐ寒く感じちゃう私は毛糸帽がとても役に立ちました。
コメント嬉しかったです。どうもありがとう!
ぜひまた遊びにいらしてくださいね。
でも読み逃げでもいいですよー。お大事に♪
そうなんです、ここにダライラマが住んでいたんですよ。
なんだか感慨深いですよね。
カーテンのふわり、気に入ってもらえましたか!嬉しい♪
なんだか見入っちゃいますよね。それほど風が吹いていなくてもああなるので、なんだかのどかだなーと幸せな気持ちになれます。
パンですが、実は高地でパンを焼くのは難しいんだそうです。
うまく膨らまないんですって。
なので、ちょっとパサっていう感じではあるんですが、おっしゃるとおり素朴な感じで、おいしく感じられましたよ。
お帽子、おもしろいですよね。男性も女性もなんですよ。
見ているだけで楽しくなります。
私も日焼け防止に帽子を持って歩いていたので、(欧米人にはわからない感覚らしいけど)地元の人がかぶっていたので堂々とかぶれて嬉しかったです♪
そんな風に言ってくれてありがとう♪嬉しいです。
フリル、気に入ってくれて嬉しいよー。
ね、なんだかのどかで穏やかな気持ちになるでしょ。
風がそんなに吹いていなくてもこうなるっていうところがまたいいな、と思っています。
セブンイヤーズインチベット、見た?良かったよね。
私もあのイメージが強かったので、今回の旅行では、そのままだな、と思うところがあったり、違うところもあったり、と楽しませてもらいました。
カレーに乗ってるものはね〜、ふっふっふ、ゆでタマゴです!
だからタマゴカレーなのだ。全然辛くなくて、優しいお味でした♪
ネパールに行きたくなったー?おもしろいよ。
ネパールもチベットも、インドとはまた違う感じがあると思います。
ネパールは山の方に行くと仏教っぽいんだけど、カトマンズは圧倒的にヒンズーだしね。
いろいろお勉強したメラニーちゃんだから、いろいろ楽しめると思いますよー。
セブンイヤーズインチベット、いいよねー。是非また見てみて♪
えっ、メール?もらってないと思うよー。
どうしたんだろうね、ちょっと心配になるよね。
メールしようかと思ったけど、かえってややこしくなるといけないのでここでお返事します。
早く調子が良くなりますように♪
同時に、これだけ独自の素晴らしい文化を持っているチベットが、中国色に染められようとしている事実に心が痛みます。記事の中にもある「セブンイヤーズインチベット」を観た時もダライ・ラマがチベットを捨てなきゃならないときに涙しましたが、今もその悔しさがずーっと続いているんですよね。
ゆるーい旅行記、読んでいただいて、ありがとうございます。
ご満足いただけましたか!嬉しい♪
中国との問題はねー、ほんとに心が痛みます。
でも電気を通したり、立派な道路を造ったりして、中国はチベットにかなり入り込んでいるし、経済的に中国なしでやっていけるのか、というと、とても難しいように思えます。
旅行したくらいで詳しいことはわかりませんが、悲しい思いがなくなるといいのにと祈るばかりです。