歯を作ってもらいました!

この日に大騒ぎしていた歯の治療も大詰めを迎え、来週には仮歯を本当の歯に替えてもらえることになりました。
本当の歯といっても、もちろん作ったものなんですが、今週、その最終的な歯を「作って」もらいに行ってきました。
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(最近、雨や風の日が多いのですが、この日はお昼から気持ちの良い青空が見えました!嬉しい♪)



この日出かけたのは、歯医者さんでとった歯型が送られた歯科技工士さんのところ。
日本では、歯医者さんが技工士さんと話してくれて、実際に技工士さんの所に行く、なんていう話はあまり聞かないですよね。
こちらでも、奥歯の治療だったら歯医者さんがうまく手配してくれるそうですし、必ずしも全部の技工士さんが患者さんに会うわけではないようなんですが、私が行っている歯医者さんでは、前歯は大切なので、本人が技工士さんのところで入念に打ち合わせをして、作品(?)に満足した上で作るのだそうです。

といっても、私、歯のことなんて何も知らないから、意見なんてないんだけどなー(笑)と思いながら出かけました。

技工士さんの作業室には、「歯」を作る道具がたくさん!
歯医者さんに行く時は、自分にその道具が向けられるのがわかっていてコワイので、あんまり詳しく見られないんですが、今日は痛くないことがわかっているので、じーっと見入っちゃいました(笑)。
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最後に「写真撮ってブログに載せてもいいですか?」と聞いた時、技工士さんは「へっ?はあ、いいですよ」と、何のことを言っているのやらわかりまへん、という感じだったので、恐縮しやすい日本人の私としては、あんまりたくさん撮れなかったんですが・・・珍しい道具がたくさんあって、ほんとにおもしろかったです。

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あははー、歯型もこんなにたくさんありました。
一つ二つだとちょっとコワイけど、こんなにたくさんあると仕事っぽくておもしろい!

まず最初に歯医者さんがとってくれた私の歯型と、私の実際の歯をじーっくり見比べて細かい違いを見つけ、カリカリと歯型を削ったり少し足したりしてくれました。
歯医者さんでは、こういう作業も怖くて(=痛そうなので)見られないんですが、この日は目を皿のようにして見ちゃいました。
楽しそうな作業で、小さい頃、歯医者さんごっことかしたなーなんて急に思い出しました。
ただ、技工士さんがこちらを見る度に、にーっと笑って歯を見せるんですが、これがちょっと恥ずかしかったです(笑)。

途中、ここの噛み合わせの具合が悪くなっちゃうと困るんで、形をちょっとだけ変えてもいいですか?と聞かれたんですが、私としては「はあ、わかりました」としか言いようがなく・・・(笑)。
そして作業が終わった後、「ほら、これでどうですか?」と完成した歯型を手渡されましたが、私には違いがわかりませんでした!
というか、歯型を手で持ってみるっていうのが不思議な体験でした(笑)。

その後も、色を決めるのにライトをあててじーっくりサンプルと歯を見比べ、さらに窓のすぐ近くに移動して自然光で確認し、さらにさらに少し薄暗い部屋の隅に行ってまた見比べて、最終的に色が決まりました。
見比べている間にも、歯を濡らしてみてください、とか、今度はティッシュで水分をふきとってみて、とか、いろいろ言われて、色を決めるだけでも15分ぐらいかかったと思います。
日本で同じようなことをした時は、たぶん歯医者さんが蛍光灯の下で1分ぐらいで決めたような・・・(笑)。

技工士さんの作業はまだ終わりではなくて、さらに歯の表面のデコボコとか色の違いなんかをスケッチして(もちろん手で!)いました。
これを元に最終的にセラミックで歯を作るそうです。

そして最後になにやらレフ板を2つも出してきて、私の歯の撮影(笑)。
何枚か撮ったうちには、顔を写したものもあったんですが、メインは歯です。
私は彼の「作品」になるんですねー。
ちなみに歯の撮影には光がすごく重要だそうで、レフ板は必須だそうです!

「これ、ほんとに大変な作業ですねぇ」と言ったら、技工士さん、「僕の作業室に来てくれた人で、歯の料金が高いって言った人は今のところいませんねぇ」ですって。
そうでしょう、そうでしょう。細かい作業で大変ですもの。
結局、作業室にはたっぷり1時間半いました。
そしてそれからセラミックで歯を作るんですよ。

この技工士さん、なかなかの話好きで、細かい作業をしながらもいろいろお話をしてくれました。
おもしろかったのは、最近は歯の分野でも中国が進出しているという話。
中国では24時間体制で技工の仕事をしていて、しかも送料を入れてもあちらの方が安いので、新しい技術をどんどん取り入れて差をつけないと、仕事がどんどん中国に流れてしまうんだそうです。
他のものも同じなのかもしれませんが、中国まで送って作業をしても、まだイギリスより安いって、どういう仕組みなんでしょうね。
中国もスケールの大きなすごい国ですが、物価が高いイギリスもなんだかすごい国です。

もう一つおもしろかったのは、お部屋にあった時計。
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これ、息子さんが作ったんだそうです。かわいいでしょ!
真ん中は技工士さんのお顔。
お仕事が忙しかった時期だそうで、お父さんといえば「歯」だったんでしょうねぇ。
愛情こもってて、かわいい♪
そして、それを飾っているお父さんもかわいい♪

最初は技工士さんに会うなんて、と驚いていましたが、とてもおもしろい経験になりました。
この日は、痛いことはされないことがわかっていたので、リラックスできて嬉しかったし(笑)。

技工士さんのご苦労でできあがった「作品」を見るのが楽しみです。
早く来週が来ないかなー。うふふ。
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Commented by hammohammo at 2009-11-21 16:35
作品完成おめでとう!^^
恐縮しつつもここまで撮影するとはブロガーの鑑だね(笑)
歯医者さんの仕事道具と、金属ジュエリーの工具って似ているんだよー
ドリルとか、研磨機とか、、
ジュエリーでも型をとる製法もあるし、細かい手作業だし、何気に共通点が多いの。
一見全然違うもののようなのに面白いでしょ☆
私には歯という作品は作れませんが、、(笑)
Commented by Saori at 2009-11-23 22:44 x
歯型が並んでる写真がすごい、、、怖いようなおかしいような。
日本とは随分違う治療の進み具合に面白い経験をしたんだなーって読ませてもらったよ。
歯ってとても大切なものだから、本当はきっとこれくらい慎重にじっくりと治療を進めるべきなのかもしれないね。
お子さんが作ったという時計がとってもユーモラスで愛情を感じるなあ~って思ったよ^^
でもこれで長かった歯の悩みともおさらば、だね。良かったね!
Commented by パセリ at 2009-11-24 17:23 x
面白い経験されましたね。そして、ちゃんとした所へ行けば英国でもこんなに手のこんだ治療をしてくれるんですね。
英国人の歯を見たり、歯医者さんの噂を聞いたりして「この国の人は歯のケアにはあまり興味なし」と先入観を持ってしまっていました。
なにはともあれ、歯が完成して良かったですね!
Commented by macoan at 2009-11-24 18:58
6月のあの時から仮歯暮らしとは…すごい長旅でしたね〜(笑)
でも、これでさっぱりしますね。
それにしても歯形の山…
笑うセールスマンが沢山いるように見えてしまいます。
Commented by londonsmile at 2009-11-25 07:59
*hammoちゃん*
あはは、ブロガーの鑑と思ってくれたー?
かなり恐縮したんだけど、結局撮ったもんね(笑)。
hammoちゃんのコメントを読んで、日本の歯医者さんでのできごとを思い出したよ。
かなーり前におじさん(というかおじいさん?)先生に診てもらっていた時、私がしていたちょっとゴツい感じのシルバーの指輪を見て、先生が「これ、僕にも作れそうだなー、あっはっはー」って笑ったの!
それほど、歯を作る技術とジュエリーを作る技術は似ているのね♪
あ、その先生の場合は歯というか、詰め物だけど(笑)。
hammoちゃんにもきっと「歯」、作れるよ〜(あ、別に作りたくない・・・?笑)。
Commented by londonsmile at 2009-11-25 08:05
*Saoriちゃん*
歯型、おもしろいよね。
一つ二つだと怖いと思うけど、なんだかたくさんあっておかしかった!
こんな風に自分の歯を作ってくれた人が作業してくれるとこを見られてよかったよ。
自分の歯が大切ということプラス社会見学という意味でも!
歯の時計、おもしろいよね!かわいい♪
お子さんがずいぶん小さい時に作ったらしいんだけど、パパといえば歯、だったんだろうね(笑)。
それを飾っているお父さんも、いいお父さんなんだろうなーと思ったよ。
おかげさまで、長く続いた治療生活ももうすぐ終わります。
いろいろご心配いただいて、ありがとう!
Commented by londonsmile at 2009-11-25 08:08
*パセリさん*
確かにアメリカに比べると、イギリス人はあまり歯には関心がない方だと思いますが、関心のある人はすごーくあるみたいで(笑)、私の行っている歯医者さんでは、歯のお掃除の予約がなかなか取れないくらい混んでいるし、技工士さんのところでは、上下の歯をぜーんぶ差し歯にした人の写真も見せてもらいましたよ。
ちょっと極端ですよね(笑)。
おかげさまで、やっと治療が終わりそうでほっとしてます。
ご心配いただいて、ありがとうございます。
Commented by londonsmile at 2009-11-25 08:11
*macosanさん*
そうなんですよ、途中、歯医者さんのご家族が交通事故に遭って予約がずれたり、旅行のために少し予約を遅らせてもらったりしたので、余計に時間がかかっちゃいました。
でももうすぐ終わりで嬉しいです。
笑うセールスマンを想像するとは、さすがmacoanさん!
私、あれ、怖くて見られなかったんです(笑)。
どーん!とか、わはははは!とかいうシーン、ほんとに怖かった!
Commented by pear_shine_style at 2009-11-28 21:07
長くかかったけど結果的に満足できとるみたいで、良かったね^^
私は歯が弱い方だけん、イギリス生活で一番苦労するんが歯の問題。
実は先月も今月も歯医者のお世話になっとるんよね(>_<)
歯みがきせんでも虫歯にならん人が羨ましい!!

ロンスマちゃんはフランスパン(だったよね?)には要注意よ!!
Commented by londonsmile at 2009-11-28 23:28
*りえぴーちゃん*
どうもありがとう!なんとか終わってほっとしたよー。
りえぴーちゃんも歯で苦労しているんだね。
私ももともと歯が弱い方で、日本にいる時もほぼ常に歯医者さんに通っている感じだったので、お気持ち、よくわかるよー。
ほんと、歯は大切だよね。
お互い、歯磨きしっかりして大切にしましょう♪

あはは、そうそう私はフランスパンに注意だよね。
もう怖くて、がっつりかじれないなー(笑)。
Commented at 2014-09-17 05:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by londonsmile at 2014-09-18 01:56
*鍵コメ2014-09-17 05:22さん*
いただいたアドレスにメールしました。ご覧下さいね!
by londonsmile | 2009-11-20 20:24 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(12)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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