スリランカでもポピュラーなアーユルヴェーダ
2009年 05月 18日
最近は日本でも良く聞きますよね。
なんといってもインドが有名ですが、スリランカでも深く根付いていました。
今回は、ツアーの途中で立ち寄ったスパイスガーデンの様子と、あちらで見聞きしたアーユルヴェーダのお話をしたいと思います。
スパイスガーデンに立ち寄るというのは観光の基本のようで、そこに行くと聞いた時に、実は最初は「おみやげにスパイスを買わせようとしてるのでは?」と眉をひそめていたんです。えへへ。
でも、もうすぐアーユルヴェーダのお医者さんになるという方に案内されて、気持ちよくお手入れされた緑の中に入って行ったら、グリーンのマイナスイオンに癒されたのか、一気にとても良い気分になりました。
なんだかここにいるだけで幸せ♪という感じ。我ながら単純です。
そしてこの「もうすぐお医者さん」、次から次へとびっくりする量の健康情報を教えてくれました。
例えば、ライムは体に良くて、糖尿病の薬にも使われている成分が含まれている、とか、バナナは朝とお昼に1本ずつ食べるのが体にとってベスト、とか、ココアを夜飲むとよく眠れる、とか・・・。
もう覚えきれない程の量。
ショウガは殺菌に効果があるとか体を温める、なんて日本でも言うので、なんとなく私達には馴染みのある考えですが、イギリス人にとっては相当新しい情報だったようで、「まあ!私、これまでの人生、損してたわ!明日から実行します」と叫ぶ人まで!
この反応、まるでお昼のみのもんたの番組を見ている奥様方、という感じでした(笑)。
メモの準備もしていなかったので、残念ながら情報はずいぶん忘れてしまったんですが、最後にスパイスや薬草のことやその使い方が少し書かれたものをいただけたので、ちょっと復習してみようと思っています。
お庭は本当に気持ちよく丁寧に手入れされていて、私達には珍しいお花、果物、スパイスを見ることができました。
なんとなくココナッツのように高い木のイメージですが、人間の膝ぐらいの高さにちょこんと生っていまました。
カカオの木も、思っていたよりずっと細い感じ。
これからチョコレートができるんですね。
スリランカの「みの」さん、いろいろ説明してくれながら時々小屋のような所に立ち寄るんですが、彼が「ではここで試飲していただきましょう」なんて言うと、弟子の方たちがタイミングよくスパイスティーやホットココア(バナナエッセンス入り)なんていうおいしい飲み物を差し出してくれるんです。
植物やスパイスは体に良い、という話を聞いたばかりだったし、試飲したものもおいしかったので、単純な私は「おぉ!これは是非買って帰らねば!」という気持ちになっちゃうんですねー(笑)。
押し付ける感じは全然なくて、本当に体にいいんですよーと言うだけなんですが、実はうまくセールストークに乗っているんでしょうねぇ。
最後に寄った小屋では、オイルやマッサージの説明があり、「実際に試してみましょう。ご希望の方は?」ということで、マッサージを勉強している学生さんたちが登場し、ツアーのほとんど全員が実際に簡単なマッサージを体験しました。
すごーく気持ちよかったんですが、とても柔らかいタッチ。
押すというより、香りの良いオイルを擦り込みながら撫でている感じでしょうか。
肩こりがひどくて、日本では整体やマッサージ、台湾式リフレクソロジーなどに通い詰めていたこともある私には、少し物足りない感じがしちゃいましたが、終わった後はやはり体も気持ちもすっきり。
チップ、はずんじゃいました(笑)。
ちなみに旅行前にお友達に、「スリランカ式のアーユルヴェーダのマッサージ、すごくよかったので機会があったら受けてみて!」と教えていただいていたので、ホテルで本格的なマッサージを受けてみたかったんですが、時間が合わなかったりいろいろで、結局経験できずじまいでした。
体験したツアーの人の話によると、やはり「撫でている感じ」だったそう。
今は香港に住んでいるイギリス人の彼女、「中国式のキツいマッサージに慣れちゃってるからちょっと物足りなかったわ。でも気持ちよかったー」と私と同じようなことを言っていました。
うーん、やっぱり受けてみたかったなぁ。
ミニマッサージ体験の後、スパイスガーデンでランチもとったのですが、ここで食べたカレーが旅行中で一番おいしかった!と、旅行の最後にみんなで盛り上がったほど、美味しいカレーでした。
なんというか、マイルドでさっぱりしているのにコクがあるんです。
以前スリランカにお住まいになっていて、この旅行記でもコメントをいただいているれいこさんのお話では、スリランカのカレーには鰹節のようなものをだしとして入れることもあるそうなので、今にして思えばだしが効いていたのかもしれません。
スリランカのカレーについてはこちらで別に書いているので、よかったらご覧ください。
そしてショッピングタイムでゲットしたものは、こちらです。
実はここを訪れた日、私の腕はすっかり日焼け状態でした。とほほ。
私の肌は強い日光にすごく弱いので、帽子、長袖、手袋で気をつけていたのですが、どうやら薄手の長袖から強い日射しが入りこんだようで、腕が真っ赤になっていたんです。
マッサージの時間に、スリランカの「みの」氏に質問してみたら、「これはちょっとひどいから、肌のほてりを鎮めるアロエヴェラより、サンダルウッドクリームがいいでしょう」とのこと。
その場でお弟子さんが笑っちゃう程たっぷり塗ってくれました。
サンダルウッドクリームはお顔用のクリームなんですが、ビタミンEがいっぱいで、肌荒れ全般にもいいそうです。
そしてサンダルウッドオイルと上の2種類を混ぜると、万能クリームができるそうなので、ついオイルも買ってしまいました。
あ、まだ万能クリームは作ってないんですけどね。
旅行の間、シャワーの後は必ずアロエヴェラ→サンダルウッドクリームの順でケアしていたら、真っ赤だった腕も着々と良くなりました。嬉しかった!
そしてこんなものも買っちゃいました。
これはライムを使った飲み物で、現代医学のお薬にも使われている成分(スミマセン、名前を忘れてしまい、調べてみたのですが特定できませんでした)がたっぷり含まれていて、お隣りの蜂蜜とお湯を混ぜて飲むと痩せるそう。
いえ、実際にはこんなアヤシい表現ではなくて、「みの」氏はちゃんと理論的にお話しされてたんですが。
単純な私もさすがに飲むだけで痩せようとは思わないのですが、試飲させてもらったら、これ、ゆず茶にそっくりでおいしんです。
金沢からわざわざ大きな瓶を持ち帰ったほどゆず茶好きなインディーにと思って買ったら、彼も別にしっかり買っていました(笑)。
今では毎朝飲んでますが、今のところ痩せた気配はありませんねぇ・・・。
旅行も終盤に近づいた頃、ホテルの近くを歩いていたら、別の小さなホテルでアーユルヴェーダの製品を売っているのを発見し、ちょっと見ていたら、おじさんが寄ってきて、いろいろ説明してくれました。
聞くとこの方、アーユルヴェータのお医者さんで、このホテルの中で相談を受けているそう。
スリランカには、手術をするような現代医学のお医者さんももちろんいて、アーユルヴェーダのお医者さんはまた別にきちんとしたお医者さんの資格なんだということもこのお医者さんに教わりました。
ちなみに私の腕の日焼けについて相談してみたら、彼の見解は「アロエヴェラの方がいいでしょう」とのこと。
この頃にはかなり状態も変わっていたので、意見が違ったということも考えられますが、アーユルヴェーダにもセカンドオピニオンがあるなんて、ちょっとおもしろいな、と思いました。
このお医者さんに勧められて買ったものは
これ、何?という感じですが、小さい方が万能のオイル。
最初に一升瓶みたいな大きなものを出されたので、あわてて小瓶に詰め替えてもらいました。
肌荒れや小さな傷を治すほか、美肌効果もあるそうです。
そんなの多いなーという気もしますが(笑)。
そして粉の方は、美顔パック!
カレー粉に見えますよね(笑)。
古い角質をとった上に保湿もするので、ものすごーく肌に良いそうです。
お願いしてから処方するというので、勝手に泥状のものを想像していたら、粉でした!
これにローズウォーターとアロエヴェラと蜂蜜を混ぜてパックするそう。
これもまだ試してないんですが、ちょっと勇気がいりそうなので、インディーさんが留守の時に一人でゆっくりやってみることにします。
ありがたいお坊さんのような絵が書いてあるこれ、ミントっぽい香りがするクリームで、頭痛や肩こりがする時に肌に塗るんだそうです。
日本でいうハッカ油とか、中国のタイガーバームみたいな感じなのかな。
後で、スーパーでも売っているのを見たので、スリランカでは人気商品のようです。
箱には、日本語でも「痛みや不快感を和らげる最善の方法」なんて書いてありました。
日本ではアーユルヴェーダという言葉、そこそこ知られているので、オーストラリアに住むスーが「初めて聞いた」と言った時にはかなり驚きました。
でも同時に、その土地や人の体に合った方法が広まっていくんだろうなとも思います。
というのも、スリランカにいた間にはアーユルヴェーダのクリームでいい感じに治っていた私の腕の日焼け、イギリスに帰ってきたら、空気が乾燥しているせいか、これだけではカサカサになり始めたんです。
サンダルウッドクリームの上にさらに保湿クリームを塗ればいいんですが。
アーユルヴェーダのクリームは高温多湿のスリランカで使うと最も効果的なのかもしれませんね。
でもおもしろそうなので、パック、試してみますけど!
スリランカの旅、次回のおみやげ&まとめ編でおしまいにしたいと思います。
いろんな話、読んでいて面白いなあって感心しちゃった。
本当みのさんのTV番組みたいだね(笑)
マッサージ、、、確かになでられるような感じ、だったよ。
日本式の揉みほぐすような力が入るマッサージになれてたから、最初はかなりくすぐったかった(笑)
でも慣れてくるとそれがものすごく気持ちよくて夢心地、、、ならぬ、本当に寝ちゃったんだけどねー
こっちでもアーユルヴェーダのマッサージ、受けられるみたいよ!またいつかチャレンジする機会があったら、ぜひ!
私も行ってみたいなあ・・・と思ってるんだけど^-^
きっと奥の深いものだとおもいますが良く分からずのままでした。
粉ですが、わたしも見たことあります。同じものではないかもしれませんが、友人が足がはれてしまった時に現地の人が泥のようなものを塗ってくれていたのを見たことが、あります。
生きていく上での知恵でしょうか?東洋医学や漢方のようですよね。
でも娘が3歳で高熱出したときに、現地のお医者さんに往診にきてもらった時、「おでこに香水付けるといい」と言われた時は「こりゃだめだ」、とあきれてしまいました。今思うと笑い話になりますが・・・・・・
いろいろ購入されてきて、成果が楽しみですね。なかなか勇気があると感心してしまいます。
今回ブログを読ませて頂いたところ、私の名前が登場してビックリでしたが、お役にたてたようで嬉しかったです。
スリランカの内戦が終わったようですね。まだまだ大変かと思いますが、
平和で穏やかな国になるよう願いたいものです。
本当に素敵な国なので。
アーユルヴェーダ、奥深そうだよね。
中国の漢方みたいな感じなんだと思うんだけど、現代医学のお医者さんとはまた別にちゃんと資格があるというのに驚きました。
Saoriちゃんの受けたマッサージも撫でる感じだった?
きっと優しいマッサージなんだよね。
そしてSaoriちゃんは夢の中へ・・・(笑)。
私はどうもぎゅーっと押すタイプに慣れているので、「もっと強くー!」と叫びそうになっちゃったんだけど(笑)。
ロンドンでも受けられるんだねー。興味津々、探してみようかな。教えてくれて、ありがとう♪
ミラノで日本食のシェフをしているスリランカの方っていうだけで、なんだかインターナショナルですごいのに、おじいさまが大学の創立者なの?
ということは、アーユルヴェーダの大学って、そんなには古くないんだね。大学という形式として、ということでしょうけれど。
ヨガもアーユルヴェーダの一部に含まれるみたいで、いろいろおもしろいよね。
万能オイル、試したら、使い心地をお知らせします(笑)。
お忙しいのにご訪問、ありがとうございます!
旅行記、見ていただいて嬉しいです。どんどん長くなっちゃいました。
万能オイル、やっぱり気になりますか?これは早速試して、感想をお知らせしなくてはね♪
旅行者はこういう所でちょっと気軽に体験できたりするけれど、お住まいになっていると、なかなかこういう機会がないのかもしれませんね。
パックというからにはクリーム状のものを想像していたのに、粉が出てきて目がテンになりました(笑)!
イギリスで使っても、もしかしたらベストの効果は出ないのかもしれませんが、せっかくなので試してみるつもりです。
今思うと、結構勇気ある行動かもしれませんね(笑)。
本文にお名前を拝借したこと、お知らせできず、申し訳ありませんでした。びっくりさせてしまって、ごめんなさい。
でもれいこさんにコメントいただいて、いろいろ教えていただいたことで、私もスリランカのことをいろいろ思い出したり考えたりすることができて、とても楽しかったです。本当にどうもありがとうございました。
いろいろ問題は残っているでしょうが、とりあえず内戦は終わったようですね。次回は少しそのことにも触れようと思っています。
私もスリランカの平和を心から願っています。
そうなの、アーユルヴェーダって単なる健康法じゃなくて、もっと奥深いみたい。
ヨガもその一部と聞いて、びっくりでした。いろいろ繋がっているんだねぇ。
日本にいる時は湿度が高いのがイヤだったけど、こっちに来ると、多少の湿度は必要だと思っちゃうよね?
昨年の梅雨時に日本で過ごした時、爪や肌がしっとり潤って嬉しかったもの。
例の件、とりあえずよかった!
またそちらにご連絡しますね。
ラックグローヴハーブガーデンに立ち寄りました
何ともいかがわしい商品?と思いきや試にコレステロール溶剤を主人に飲ませるのに買ってみました。説明通り2ケ月飲ませましたよ(^^)半信半疑で血液検査」受けてもらいました
DRが「おとうちゃん頑張ったな~」ってコレステロール正常値に下がって見事薬は卒業しました。
さて今度は私が試そうとEメールで注文・・・アドレスまちがってるのかな~?